2012年4月17日 子供が産まれるまで-3

意外と長いこのシリーズ。
このペースだと全100話くらいになりそうなので、数回分の予定を1回にまとめました。それでも長いな。

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■排卵日検査
1回の排卵で女性が妊娠する確率は20%~30%程度と言われていますが、
そもそも卵子と精子のタイミングが揃わなければ確率は0%です。
卵子の寿命は1日程度、精子の寿命は2~3日程度と短いので、
排卵が何日ごとに起きているかを把握し、排卵日を予想することで、やっと20%~30%という数字になるわけです。
そのため、排卵日検査は特に重要になります。

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■排卵日検査薬、妊娠検査薬
排卵や妊娠というのは女性が自分で直接的に分かるものではなく、
様々な現象などから間接的に認識します。
女性の排卵の周期は、基本的に体温で計ります。
排卵すると、その日を境に体温が0.3度くらい上がるんですね。
上がる量は人によって違うらしいですが。
妊娠は、生理が来なくなることで分かります。
あるいは「妊娠検査薬」というのがあります。
これを使えば、妊娠したかどうかがまあ分かります。
いずれの場合も、結局は病院に行くことでより詳しい結果を知ることができます。

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■産み分け
ちなみに、最近ではいわゆる「産み分け」によって子供の性別を選ぶこともある程度可能なのですが、
うちは特にこだわりは無いので今回は産み分けを行わないことにしました。
3人産んで3人同性とかならともかく、1人目はどちらでもいいかなという感じ。
むしろそれより、1人目ができるのに時間がかかりすぎると
2人目以降を産むという選択肢が消えてしまうことの方が問題でした。
一般的な成功率は前述の通り平均20%~30%ですが、これを下げないことを重視しました。

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■4回連続失敗
それでも最初のうちは空振りが続き、やはり予想通りどんよりする嫁。
確率を数学的にを理解している僕は、成功率30%の事象を2回連続で外す可能性は(1-0.3)^2=49%なわけで、「運が悪いねえ」くらいのものです。
ただ、それでも3回、4回と連続で失敗すると、確率論の問題があるとはいえ
やはり何が悪いのだろうと反省会になってしまいます。
こういう時、自分たちには問題が無いと分かっていれば余計な心配をしないで済むので、
やっぱりブライダルチェックの検査は受けておいて良かったです。

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■5回目で初当選も、化学流産
そうこうしているうちに、5回目の排卵の時に妊娠検査薬が反応しました。
とは言えこれはまだ受精しただけで、妊娠は成立していません。
数日後、次の着床の過程で失敗となってしまいました。
これはいわゆる「流産」とは違って「化学流産」と呼ばれる、よくある現象。
母体にも物理的な負担はほとんどありません。あとは精神的な負担を回避することです。
特に女性にとっては自分の体内で起きている出来事なので、
うちの嫁に限らず男性とは感じ方がだいぶ異なるだろうと思います。
上記の確率論についてもおそらく同様のことが言えるでしょう。
精神的な負担が積もると心身に悪影響を及ぼす可能性があるため、
絶対に避けなければいけません。

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■2連続当選で初妊娠
結局、次の6回目でまた当たりを引いて、今回はその後も順調に進んで無事に妊娠という運びになりました。
4連続で外れた後で2連続で当たり。そんなものです。
(20%~30%という数字は、受精までではなく着床まで成功する割合です)

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