2013年10月5日 やりこみのセルアウト

ヒップホップ音楽業界の専門用語だと思うのですが、
「本来のあるべきヒップホップ」を外れて大衆受けする路線に走ることを「セルアウト」と呼ぶそうです。

昔はともかく最近は、セルアウトしないと音楽CDも名前も売れないようで、
多分皆さんが(僕も)知っているヒップホッパーの多くがセルアウトした人なのではないかと思います。
セルアウトは1つには自分の活動を商売として成り立たせる手段として歌手に選択されるのでしょうが、
もう1つには、大多数であるヒップホップを知らない一般人に
ヒップホップというものを紹介する入口のような役割も果たすように思います。
ただ、正しい(?)ヒップホップをやってる人やそのファンからは、
セルアウトしたヒップホッパーは大変に疎まれるようです。
以上、僕は別にヒップホップに詳しくないので違ってたらごめんなさい。笑

というようなことを知って、ああやり込みも同じだよなあと思いました。
セルというのを「見てもらう」「話題になる」「凄いと言われる」「有名になる」等に置き換えるだけです。
僕なんかはかなり早い段階でセルアウトしてたことになるわけですけども。

個人的に思う「セルアウトしていないやり込み」というのは、難度を追求したり、その人が本当にやりたいことをやっているもの、
「セルアウトしたやり込み」というのは、本当に凄いのではなく「凄いように見せかけ」たり、タイトルの派手さや動画のインパクトでファンを引き付けるようなもの、という感じでしょうか。
そもそもやり込みにセルアウトという単語を持ってくること自体が正しいかどうかよくわからないですが。

僕が過去に達成したものの中から分類すると、こんな感じでしょうか。

セルアウトした例
・「PS2版DQ5 1人1殺初期レベルボス撃破」(そんなタイトルだっけ/2004年)
ファミ通やり込み大賞受賞作品。仲間にしたモンスターをレベル上げせず使い、一度ボスを倒したら以後その種族は使用禁止。キャラに限らずスラリンとアキーラはどちらもスライムなので1回のみ使用。戦闘の難易度自体はほどほどという感じだが、過去に例のない制限だったので「ここでこのモンスターを使うと後のボスで詰む」みたいなパズル要素が斬新だった。

・「PS版DQ4 一章をLv1で30分以内にクリア」(2001年)
ファミ通やり込み大賞受賞作品。発売1週間とかだったこともありインパクトが大きかったやり込み。2か月後にはその完成版である「一章極限条件クリア/極限低レベル、種・木の実使用禁止、お金使用禁止、装備禁止で15分以内にクリア」を達成したが、1章が短いこともあり実はそこまで難しくはない。達成スピードと設定した条件が評価された例。

セルアウトしてない例
・「PS版DQ4ノーセーブノーミス極限低レベルクリア」(2007年)
失敗に終わったやり込み。極限低レベルクリアをノーセーブ、途中全滅無しで行うというもの。極限低レベルクリアのさらに極限を目指したやり込み。全9日の日程中8日目に間違えてザコ敵を1匹倒してしまい、極限低レベルが成立しなくなりリタイア。

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