日本未来の党が脱原発脱原発ってうるさいのですが、
国民の関心的には確か原発は3位だったと思います。上位は経済対策と少子高齢化対策だっけ。
つか火力発電中心になることで電気のコストが上がりすぎて、
そろそろ次々と国内から工場が海外に移転しそうですが、どうするつもりなんでしょうか。
原発をなくしていく事の検討は重要なんだけど、
そのことを海外に聞こえるくらい大声で言ってしまうのが問題なのです。
外人は既に日本人がLNGを買わざるを得ないと分かっているから(代替手段がない)
高値で吹っかけるのが基本となっているそうです。で、電気代アップ。
じゃあ火力発電は石油・石炭を使えばいいじゃんと思っても、
発電所ってのは別に石油・石炭とLNGの中から毎日好きな燃料を選んで動かせるって仕組みではないわけで。
今年電力が足りたから原発は不要という意見も見かけますが、
電気代が上がると辛いのは個人ではなく企業なんですよね。
個人としての有権者各位が「不要だ!」と言っていても、国全体として不要という結論は得られないでしょう。
で、まあこのままだと最初に書いた通り、日本では電気を使った製造業を行うことが難しくなってくると。
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個人的に注目しているのは、本当は原発は継続して欲しいけどそうとは言えないので黙っている人の数。
ぶっちゃけ過半数が実はそっちなんじゃないのかと思う時さえありますが、
個人的にはどっちも問題だと思うものの、共通しているのは
「電気代が上がると何がどれくらい大変なことになるか」「今後原発が事故る確率はどれくらいなのか」が見えないことですよね。
前に似たような話を書いた気がしますが、
「A発電は10%の確率で事故ります、日本は90%の確率で大成功をおさめます」
「B発電は1%の確率で事故ります、日本は90%の確率で沈没します」
みたいな、その数字の部分でみんな好き勝手な「ぼくのかんがえた数字」を当てはめてる状態。
ついでに今は不況と円高が重なって火力発電の燃料がかなり安いのも、
日本人が脱原発を選びやすい要因になっていると思います。
原発を動かし続けろよと言ってるわけじゃなくて、原発を止めてもそれはそれで厳しい未来が待ってるよね、だから止めた場合と動かし続けた場合で具体的にどうなるのか知りたいよね、という話です。
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もし原発が爆発する可能性というものを正確に計ることができたとしたら、何%からがアウトなんだろうね。
0.001%くらい?
0.00000000000000000001%でもだめとなると、
その人は家から出ると車にはねられるかもしれないから、原発反対デモにも参加できないわけですけども。