折り紙で「比」の考えを教える

折り紙の箱の大きさ

上の子が折り紙で「箱」を折っていました。

なんですが、出来上がった箱が小さすぎて、入れたかったものが入れられなかった模様。

ぼく
ぼく

紙は最初何センチだったの?

上の子
上の子

(定規ではかって)10.5センチだね

ぼく
ぼく

出来上がった箱は?

上の子
上の子

3.8センチになっちゃった

ぼく
ぼく

そっかあ。じゃあ折り紙と箱の比は10.5:3.8だね

上の子
上の子

約分できないね…

ぼく
ぼく

必要の箱の大きさは何センチ?

上の子
上の子

5センチほしい

ぼく
ぼく

10.5:3.8=□:5
□に入る数字を計算すればいいわけだね。やり方覚えてる?

上の子
上の子

こことここ掛け算すると同じなんだよね!
10.5×5÷3.8=13.8・・・?

ぼく
ぼく

じゃあ大きいほうの折り紙だと足りる?

上の子
上の子

(定規ではかって)15センチだった!足りるね!

娘が大きな折り紙で箱を折ってる間に10.5:3.8=15:□を計算。

ぼく
ぼく

出来上がりは5.4センチくらいかな?

上の子
上の子

ぴったり5.4になった!!!

勉強する意味

子供が比に興味を持ってくれてよかった。使い道があれば、子供も勉強する気が起きますよね。

個人的に比が一番活躍すると思うのは、今回のような「類推」です。

10.5cmの紙が3.8cmの箱になった。じゃあ15cmの紙から何センチの箱が作れるか?

 

これからもどんどん、比って便利だなと思ってもらえるよう、ステマしていきたいと思います。

なぜこの比だったのか

ちなみになぜ今回この10.5:3.8(約2.8:1)という比になったかというと・・・

先ほどの赤い折り紙を開いてみます。

▲折り紙は開くだけで展開図になるのが便利

箱の底辺が折り紙の対角線の4分の1の大きさになってたんですね。

折り紙の一片×√2÷4=箱の底辺ですから、一片:底辺=4:√2(約2.8:1)、というわけです。

※簡単のため√2=1.4で計算しています

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