キッズBEEトライアルが通過しやすくなったという誤解

キッズBEEのファイナル進出者数

2019年のキッズBEEは、まず6月16日に「トライアル」(予選)が開催され、その1か月後に「ファイナル」(決勝)が開催されます。

過去10回のキッズBEEを見ると、2016年(第8回)から急にファイナル進出人数が1.5倍に増えているというのは前の記事に書いた通りです。

年度別キッズBEEファイナリスト一覧
歴代キッズBEEファイナリスト 小学校1年~3年生が対象となっている算数オリンピックの「キッズBEE」。 そういえばキッズBEEってファイナリストは何人いるのでしょうか。調べてみました。 2009年 189人2010年 122人 ...

へえ、2016年からファイナルに行ける人数1.5倍に増やしたのかー、行きやすくなったんだなー

程度に思っていたのですが・・・なんかおかしくない!?

キッズBEE歴代平均点と決勝ボーダー

これまでもトライアル通過点は調べてましたが、先日初めて、トライアルの平均点も調べてみたのです。

トライアル通過点とは、トライアルを通過してファイナルに進むための最低点数(ボーダーライン)です

そしたら意外な結果が!

年度 トライアル通過点 平均点
第1回(2009年) 82点 59点
第2回(2010年) 48点 25点
第3回(2011年) 50点 37点
第4回(2012年) 62点 44点
第5回(2013年) 68点 47点
第6回(2014年) 64点 46点
第7回(2015年) 53点 37点
第8回(2016年) 80点 60点
第9回(2017年) 70点 52点
第10回(2018年) 52点 38点

2016年以降、ファイナル進出人数が増えたにもかかわらず、平均点とトライアル通過点の差がそれまでとあまり変わっていないのです!

分かりやすくするために、縦軸に平均点、横軸にトライアル通過点の点を取って見てみましょう。(青丸が2015年以前、赤丸が2016年以降)

2018までのトライアル通過点一覧表

青と赤にあんまり差がない!

さらに分かりやすく例を挙げると・・・

  • 第3回は平均点37点、トライアル通過点50点。
  • 第7回は平均点37点、トライアル通過点53点。
  • 第10回は平均点38点、トライアル通過点52点

おかしくないですか!?平均点が同じくらいで、トライアルを通過しやすくなっているなら、トライアル通過点は52点よりもっと下がってるはずですよね。

調べた結果・・・

というわけで、過去のキッズBEEの参加人数を頑張って調べました。全部は調べられなかったので一部だけですが。(知ってる人いたら教えてください…)

第7回までのファイナル進出率(予選突破率)

分母を受験者数、分子をファイナル進出者数でパーセンテージを出します。

  • 第5回:244/1020 24%
  • 第6回:248/1193 21%

第8回以降のファイナル進出率(予選突破率)

  • 第9回:379/1479 26%
  • 第10回:385/1752 22%

決勝進出率、あんまり変わってないね!?

結論

ということで、結論はこうなります。

キッズBEE受験者自体が大幅に増えたので、トライアル突破人数は増えてるけど突破できる確率はあんまり変わってない

というわけで、別にそんなにファイナルに進出しやすくはなってませんでした!!

一応わずかに上がってはいますけど、少なくともファイナル進出人数が1.5倍になったからと言って、トライアル突破が1.5倍簡単になったということはありませんでした。

キッズBEE受験者が増えた理由ですが、もしかしたら決勝大会が東京・大阪・福岡で開催されるなど地域を広げたため、あるいは会場のキャパが増えたためかもしれません(第何回からどうだったか知りませんが)。

何にしても新たな発見でした。ファイナルは今も昔も狭き門!

おまけ:1年生の決勝進出者数

なお1年生の決勝進出者は、分かった範囲で以下の通りでした。

第6回(2014年) 1人
第7回(2015年) 3人
第9回(2017年) 2人
第10回(2018年) 0人

狭き門すぎるな…?

去年に至っては門が開いてないな…?

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