素数を暗記することに意味はある?

1と自分以外で割れない数が素数です。

2、3、5、7、11、13…

その素数を暗記する人がいると聞いて驚きました。

 

素数を小さい方から順番に言っていくのが楽しくて、毎日のように暗唱して遊んでいたら、結果的に素数を覚えてしまった、というのなら分かります。日常的に素数を使う機会が多いので覚えてしまった、というのもまあ分かります。

しかし目的もなく暗記するぞと思って素数を暗記することには、あまり意味がないと思います。

素数を順番に言っていくのが楽しいかどうかは、もうひとえに個性の問題ですし、それが楽しいかどうかは算数が得意かどうかと関係ありません。

子供が算数嫌いになるきっかけというのは、いたるところに潜んでいます。最近何でもかんでも暗記させようとする人がいるようですが、子供1人1人に合った教育法をよく吟味したいものです。

コメント

  1. 私も素数の暗記という情報に触れて不思議なことするなあと思ったことがあります。

    大概の算数の問題は2、3、5、7、11、13、17、19くらいまで(13くらいまででもいいかも?)知っていれば事足りるので、適当にやっていても頭に入るんじゃないかなあと思います。79までの素数は九九の答え以外の数と知っておく程度でいいと思います。

    個人的には覚えているかどうかよりも、問題文や計算過程の中で素数が潜んでいることを疑えるかどうか、そして潜んでいることが見えるかどうかの方が大事だと思います。

    • >博士さん
      僕もそう思います!
      数を色々いじっているうちに様々な数の性質に気づくわけで、その機会を失っている気もします。