将来の評価はどうしても異なる
子供は10年後・20年後の幸福より、今の楽しみを優先します。その理由は、子供が遠い将来を想像しにくいためだったり、子供と大人で時間の流れの感じ方が違うためだったりと、様々な方法で説明できると思います。
子供は大人と比べて将来の幸福・不幸を低く評価し、今のできごとを高く評価します。
子供視点による倍率補正
例えば今から遊びたいという幸福度+1のできごとと、明るい将来という幸福度+50のできごとがあるとすると、大人は後者を選べますが、子供は前者を選んでしまいがちです。
このことを数学的に表現してみますと、幸福度+1の遊びを今すぐやることに対しては、子供の心の中で×10倍くらいのボーナスが掛けられて幸福度+10に見えてしまいます。いっぽうで遠い未来の幸せが幸福度+50だとしても、子供にとっては遠い話なので×0.1倍くらいに減らされて幸福度+5に見えてしまいます。
そのため本来は幸福度+1と幸福度+50で後者が圧倒的に良いはずのものが、子供には幸福度+10と幸福度+5に見えてしまい、前者が良く見えてしまうわけです。
このように、子供と大人では埋められない価値観の差というものは必ずあります。子供には、そのことを理解してもらう必要があるように思います。
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