ドラゴンクエスト4「今度こそ極限低レベル・ボス撃破」
〜その7:デスピサロ戦・実戦〜



もくじ / 基礎知識編 // 各ボス攻略: 4章まで / 5章前半 / 5章後半 / デスピサロ戦術 / デスピサロ実戦 / あとがき


デスピサロ・実戦

さて前章ではアホみたいに長いこと色々なことを考えてきまして、ようやく戦略・戦術が確立しました。
ココから先は、実際の攻略法を示していきます。
ちなみに、「馬車殴り+メガザルの腕輪」の完全系が見られるのは第2形態、第6形態、最終形態のみです。


<デスピサロ・各形態のステータス>
なまえHPMP攻撃力守備力
第1形態
20000250250
行動パターン:1ターンに2回行動。「打撃→打撃→痛恨打撃→打撃→打撃→打撃」のローテーション。
第2形態
16000340220
行動パターン:1ターンに1回行動。「打撃→打撃→痛恨打撃」のローテーション。
第3形態
16000230200
行動パターン:1ターンに2回行動。打撃、ヒャダルコ、ベギラマ、ザキ、甘い息、スクルト
第4形態
18000210200
行動パターン:1ターンに最大2回行動。
「瞑想→激しい炎→いてつく波動→打撃→激しい炎→高熱のガス」のローテーション。
第5形態
16000260220
行動パターン:1ターンに2回行動。打撃、激しい炎、高熱のガス
第6形態
17000290230
行動パターン:1ターンに2回行動。打撃、激しい炎
第7形態
21000320230
行動パターン:1ターンに2回行動。打撃、冷たく輝く息、激しい炎、凍てつく波動

<味方ステータス>(再掲)
なまえLvHP攻撃力守備力素早さ装備木の実
アリーナ4762509445グリンガムのムチ、天使のレオタード、金の髪飾り、豪傑の腕輪力×24、命×8、素早さ×16
アイテム:光のドレス、守りのルビー、メガザルの腕輪×6
クリフト11812925奇跡の剣、豪傑の腕輪なし
アイテム:メガザルの腕輪×10
ブライ13431055水の羽衣、はぐれメタルの盾命の木の実×3
アイテム:氷の刃、皆殺しの剣、メガザルの腕輪×8
トルネコ12014425破壊の鉄球、豪傑の腕輪なし
アイテム:メガザルの腕輪×10
ミネア1781591474はぐれメタルの剣、はぐれメタル鎧、はぐれメタルヘルム、豪傑の腕輪命の木の実×10
アイテム:天空の盾、賢者の石、天使のレオタード、メガザルの腕輪×4
ドラン?25819516035なしなし
アイテム:なし


第1形態
第1形態は1ターンに2回行動ですが、盾役は防御することで2発まで耐えられます。
2発まで打撃を耐えられるキャラは、アリーナとミネアしかいません。
しかしこの2人を盾にしたのでは、この2人の腕輪を使うことができません。
そこでどうするか。以下のような感じになります。


<第1形態・馬車殴りのローテーション>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第8n+1ターン攻撃攻撃死亡攻撃(馬車の中)
第8n+2ターンメガザル(馬車の中)復活(馬車の中)復活攻撃(回復)
第8n+3ターン死亡攻撃攻撃攻撃(馬車の中)
第8n+4ターン復活メガザル復活攻撃(回復)
第8n+5ターン攻撃死亡攻撃攻撃(馬車の中)
第8n+6ターン復活(馬車の中)復活(馬車の中)メガザル攻撃(回復)
第8n+7ターン攻撃攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第8n+8ターン復活メガザル復活復活攻撃(回復)
第8n+1ターン攻撃攻撃死亡攻撃(馬車の中)
第8n+2ターンメガザル(馬車の中)復活(馬車の中)復活攻撃(回復)
第8n+3ターン死亡攻撃攻撃攻撃(馬車の中)
第8n+4ターン復活メガザル復活攻撃(回復)
第8n+5ターン攻撃死亡攻撃攻撃(馬車の中)
第8n+6ターン復活(馬車の中)復活(馬車の中)メガザル攻撃(回復)
第8n+7ターン攻撃攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第8n+8ターン復活メガザル復活復活攻撃(回復)

実際は崩れることもありますが、基本的には上記の8ターンが1つのローテーション状になります。
最初の形態ですし、馬車殴りの感覚に慣れていただくのも兼ねて、 順に見て行きましょう。とりあえずブライが死んでいたとして、そこから初めてみます。

1ターン目…ミネアが盾となり、残りのキャラが馬車殴りします。
本来は馬車殴りでドランに攻撃をさせることは出来ませんが、初めから馬車の外にミネアとドランを出しておくことで、
ミネアだけが死んだ場合に馬車殴りを成立させつつドランが行動可能になります(以下「ドラン殴り」と呼びます)。
但し、ドランに攻撃が当たってしまうとミネアが死なず、馬車の中の人が出て来れません。こうなると馬車殴りは失敗となり、
しかもミネアのHPが減ってしまうため次に2回分の攻撃に耐えることが出来なくなります。
その場合は急遽作戦を変更。もしそれがメガザルの腕輪の次のターンなら、 「アリーナ」か「クリフト+ブライ」を盾役にして次のターンをしのぎ、 メガザルの腕輪の時にドランを出さずミネアを回復させます。
この方法はリスキーですので、最初に数回使う程度です。失敗したらもちろんやり直し。

なお余談ですが、馬車殴りが4人になる場合は、以下の手順で入力すると成功します。
(普通だったら4人目のコマンドを入力した時点で戦闘開始になってしまう)
(1)「アリーナ、クリフト、ブライ、ミネア」を外に出し、アリーナ、クリフト、ブライのコマンドを入れて×ボタン
(2)「トルネコ、ミネア」を外に出し、トルネコのコマンドを入れて×ボタン
(3) ミネアのみを外に出し、防御

2ターン目…1ターン目でミネアが盾になったので、これで死者はブライ、ミネアの2人になりました。 本来は死者が3人の時に使うのが一番いいに決まっていますが、この形態ではもう次に盾になれる人がいないので(というか、アリーナの腕輪を使いたいのでアリーナを盾にできない)、ここでアリーナが腕輪を使います。
このターンでもドランを出しておき(アリーナ、ミネア、ブライ、ドランが外に出ている)、ドランに自由行動させます。

3ターン目以降…1ターン目と同じです。以後、奇数ターンが馬車殴りターン、偶数ターンがメガザルの腕輪ターンになります。
但しメガザルの腕輪の使用者がミネア→ブライ→アリーナ→ブライ→ミネア…のローテーションになるようにします。
ブライの腕輪を最大限利用しようとすると、このローテーションになります。

そういえば攻撃の内容を書き忘れていました。ひたすら「皆殺しの剣+打撃」です。 これは全形態において同じです。


■腕輪節約作戦1■
さて、この形態で、早くもトルネコが奇跡を見せてくれます。
彼はたまにこちらの命令を無視して勝手な行動を取りますが、その中に 「指をぐるぐる回す」というのがありますね?これが成功すればメダパニの効果!そして、デスピサロは第1形態のみメダパニが有効なのです!!

トルネコが指を回す可能性はかなり低いはずですが、僕は何故か既に3回体験しています。 デスピサロは混乱状態から回復するまではこちらに攻撃をしなくなり、それどころか稀に自分に攻撃します。 この混乱状態が2ターン続けば、その間にメガザルの腕輪約2個分に相当するダメージを蓄積させることが出来ます。 さらにトルネコはこれ以後の形態も含めて「石につまづいて会心の一撃」「商人軍団を呼び寄せ3回攻撃」などというスペシャル必殺技をランダムで出してきます。
これらが運良くたくさん繰り出されれば、メガザルの腕輪の消費が抑えられます。
というか、抑えられなかったらやり直します。

今回はトルネコが3ターン連続で「つまづき会心」→「指をくるくる」→「商人軍団」という超絶必殺技を繰り出したのでOKとしました。
もっとも商人軍団が来た時にルカナンが切れており、ダメージは7+9+10でしたが…。


■腕輪節約作戦2■
実は最初は、第1形態戦のみは「皆殺し+打撃」ではなく炎のツメで攻撃していました。 これは、第1形態は皆殺しの剣(ルカナン)の有効確率が低いための代案なのですが、 炎のツメを持たせることによって結局メガザルの腕輪を持てる個数が2個減ってしまいました(アリーナ、クリフト)。 皆殺しの剣さえ効けば、ダメージの蓄積量でも打撃が明らかに有利です。 そこで、第1形態でも「皆殺し+打撃」の方法を採用しました。あまり効かなかったら最初からやり直しです。 唯一効きにくいのが最初の形態で助かりました。
(第1形態では戦闘の序盤であることを良いことに、「これがうまくいかなかったらやり直し」という卑怯な行動を何度も使い、 腕輪の消費を1個でも少なくするよう努めています。最終的にはこの第1形態での努力こそが、 最終形態まで腕輪を持たせるための最後の手段となりました。)


なお、第1形態はたまに痛恨の一撃がありますが、もしもこれが2回攻撃の1回目に来ると、盾が即死します。 そしてその後馬車から出てきたうちの1人が、2回攻撃の2回目を食らい死ぬことになります。 これがメガザルの腕輪0.5個分の損害になりますので、よほどのことがなければやり直しの対象になります。


■腕輪節約作戦3■
第1形態戦では前述の通り、ブライの腕輪を優先的に使用します。
他にアリーナとミネアのものも使います。
とにかくクリフトとトルネコの腕輪は使ってはいけません。
何せアイテム欄の数はは限られていますので、「全員の腕輪が使えるよう計画する」ことが腕輪節約のカギになります。



第2形態

敵の攻撃は毎ターン1回行動で打撃のみですので、ここでは誰でも盾になれます。
そこでこの形態では、活用しにくいアリーナとミネアの腕輪を使っていきます。
腕輪を使うためには、そのキャラは盾役になってはいけません。具体的には以下のようなローテーション攻撃になります。

<パターン1…第2形態戦の最初>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第1ターン攻撃ルカナン攻撃死亡(馬車の中)
第2ターン攻撃死亡ルカナン死亡(馬車の中)
第3ターン(馬車の中)復活メガザル復活復活(馬車の中)

最初はブライが皆殺しの剣を2回使います。これによりデスピサロの守備力が0になります。
次からは、アリーナかミネアのどちらか生きている方が交互にメガザルの腕輪を使っていきます。
これが馬車殴りの典型的勝ちパターンです。 当初はこの技だけで第1〜最終形態まで全部ハメ殺せると思っていたのですが…。

<パターン2…第2形態戦・それ以降のローテーション>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第6n+1ターン死亡攻撃攻撃攻撃(馬車の中)
第6n+2ターン死亡死亡攻撃攻撃(馬車の中)
第6n+3ターン復活復活復活(馬車の中)メガザル(馬車の中)
第6n+4ターン攻撃攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第6n+5ターン攻撃死亡攻撃死亡(馬車の中)
第6n+6ターンメガザル復活復活(馬車の中)復活(馬車の中)
第6n+1ターン死亡攻撃攻撃攻撃(馬車の中)
第6n+2ターン死亡死亡攻撃攻撃(馬車の中)
第6n+3ターン復活復活復活(馬車の中)メガザル(馬車の中)
第6n+4ターン攻撃攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第6n+5ターン攻撃死亡攻撃死亡(馬車の中)
第6n+6ターンメガザル復活復活(馬車の中)復活(馬車の中)

アリーナとミネアが交互にメガザルの腕輪を使い、残った3人が順に盾役となります。 クリフト、ブライ、トルネコのうち誰が盾になるのかは場合によって変わってきますが、 盾となる優先順位は敵に与えるダメージの小さい順になり、ブライ>クリフト>トルネコです。 但しブライは皆殺しの剣を持っていますので、ルカナンの効果が切れそうになっている場合は、ブライより先にクリフトを盾にし、 ブライには皆殺しの剣を使わせます。

HPは1600と低いので、すぐに倒せます。何より「馬車殴り+メガザルの腕輪」でハメ殺せますので、結果論としては今回のプレイで一番弱い形態のうちの1つだと言うことが出来ます。


■腕輪節約作戦4■
第2形態戦で重要な事実は、唯一の「確実1回行動」であるという点です。 ここではクリフト、トルネコ、ブライも盾になることができます。 従ってアリーナとミネアの腕輪を使うチャンスになります。 こんなところでトルネコやクリフトの腕輪を使っていては最後まで持ちません。



第3形態

ここは馬車殴りに頼らない倒し方があるので、腕輪を浪費しないようにします。

<第3形態戦・各キャラの行動>
ターン数ドランアリーナミネアブライ
全ターン(攻撃)防御賢者の石/天空の盾はぐメタ盾/氷の刃

ドラン、アリーナ、ミネア、ブライという順に並べます。
ミネアは天空の盾を使い、アリーナはずっと防御。これで打撃による即死と呪文による即死を減らします。 ドランはHPが多く、アリーナは防御しているので、どちらも打撃による即死はありません。 但し呪文耐性の全くないドランは呪文のダメージがどんどん蓄積してしまいますので、回復が必要です。 ミネアはドランのHPが全快に近い時を狙って天空の盾を使いますが、 普段は賢者の石を使い続けます。 天空の盾を使ったターンと次のターンの2ターンで攻撃が集中するとアリーナは死ぬ可能性がありますが、 アリーナは光のドレスを装備しているので、たまに呪文をはね返します。 また、最悪でもドランとミネアさえいればかなり長い間粘ることが出来ます。 ブライについてですが、マホステさえかかれば、打撃以外で死ぬことはありません。 しかし、マホステがかかる前は呪文を1回でも食らえば即死の恐れがあります。 そこで、第2形態の撃破直前にはぐれメタルの盾を使っておくことが望ましいです。

さて、以上でほぼ対策は整ったように見えます。
一番怖い問題を除いて。

そう、この形態で一番怖いのはザキと甘い息です。 ミネアははぐれメタルヘルムを装備しているので甘い息を軽減しているはずですが、 アリーナとドランは良く寝ます。そこで、眠った場合の対応も考えておきます。
アリーナが寝たら馬車の中にしまい、起きるまでそのままにします。 ドランは寝ててもおきてても結局こちらがコマンド入力できない点では同じですので、そのままです。 ブライが寝た場合は、 眠っている間にマホステの効果が切れてしまうのが最も危険なのですが、馬車の中にしまっておくことで対応できます。 馬車の中でも一定ターン経てばブライは目覚めますが、マホステの効果は消えないのです。

次に、ザキに関してです。 ミネアとブライは常にマホカンタ/マホステがかかっているため怖くありません。
しかしドランやアリーナに行くと、5割程度の確率で死んでしまう恐れがあります。 但し、アリーナはたまに光のドレスではね返します。
アリーナが死ぬこと自体はたいした問題ではないのですが、
ザキでドランが死んでしまった場合は残念ながらメガザルの腕輪を1個使用するハメになります。
とは言え、もう少しだけ粘っておきます。ドランがいなくても、少しの間は戦えます。

メガザルの腕輪を使う時は、「メガザルの腕輪使用者・メガザル要員の死者・今死んだ人・残り」の順に並べます。
ここでもしHPが減り気味の人がいれば、4番目に並べてついでに回復させることができます。

最後になってしまいましたが、攻撃手段は?
ドラン?いえいえ。主な手段はミネアによる呪文はね返しダメージです。
あとドランとブライが少々。


■腕輪節約作戦5■
第3形態戦では、腕輪の使用はゼロに抑えます(正確には最初に1個使いますが)。
ここではミネアさえ死ななければ戦闘は続行可能です。ミネアが死なないよう回復と天空の盾優先を優先していきます。



第4形態

この形態は、今回最も苦労しました。理由は全形態中で唯一の回復を持っているためです。 ローテーションの中での回復なので、一定以上のペースで攻撃を叩き込まないと絶対に倒すことが出来ません。
そこで、次のような作戦を順に思いつきました。ボツ段階のものから順に挙げておきます。

案1:クリフトに頼ってみる
クリフトに力の種と命の木の実を出来る限り全て投与しスーパーキャラ化しました。 しかしクリフト1人の攻撃では敵の自然回復に全く太刀打ちできません。 攻撃力4+はぐれメタルの剣130+豪傑の腕輪25+力の種72=231という強力な攻撃力を持ちながら、 1人では回復や皆殺しの剣を使う機会が皆無です。ドランとクリフトだけではどうにもなりませんでした。 そこで、戦闘に参加するキャラをもう1人追加します。

案2:ミネアとアリーナを投入
次に考えられたのが、ドラン・ミネア・アリーナの3人で立ち向かう方法です。 アリーナが全てのターンで打撃、ミネアは全てのターンで賢者の石を使います。 これで実は1回倒したのですが、その後3連敗しました。 おかしいなと思って1回勝った時の記録をよくよく見てみると、ドランが会心を2回出していたり、 デスピサロが6ターン連続で1回攻撃だったりと、とにかく有り得ない強運の連続による勝利だったのでした。 どうする?挫折しかけた時に、とんでもない発想を閃きました。もう1人増やしちゃえ…!!

案3:ブライまで投入
ミネアとアリーナを強化すると、もう命の木の実はほとんど残っていません。 しかし、命の木の実たった2個でも生き残れるキャラがいることに気づいたのです。 それはブライ。今回の攻略でまだ1回も活躍してないじいさんが、打開策として急浮上しました。 既に前に述べてありますが、ブライに水の羽衣+はぐれメタルの盾を装備させることで、炎に耐えられるようになります。 最後尾に配置すれば、打撃は多分来ません(いい加減な戦法)!! メンバーはドラン、ミネア(回復)、アリーナ(攻撃)、ブライ(皆殺しの剣)とし、カッコ内のように役割分担をします。 役割分担の利点は、「このターンは賢者の石を使わなくちゃいけないので皆殺しの剣がつかえない!」 などという状況を防ぐことにあります。賢者の石が欠かせないのはもちろんですが、 皆殺しの剣の効果が一度でも切れれば、今まで少しずつ蓄積させてきたダメージはあっという間に回復されてしまうことになります。

さてこの4人がかり戦法ですが…ダメです。これでも自然回復には届きません。 1回のローテーションは6行動ありますので、平均4ターンで1周する計算ですが、 1ローテーションが4ターンで回った時でもダメージが100も蓄積できないようではとても持ちません。 「打撃+激しい炎」や「激しい炎+高熱のガス」の時に死者がどんどん出てしまいます。

ここで自分の発想を完全に変えました。
全ての装備や道具、そして木の実の使用方法を、全て第4形態に向けたものに変更したのです。

案4:第4形態を意識した戦略へ
まず力の種をアリーナに全て使います。アリーナは他の形態で盾役となるのでとても無駄なような気がするのですが、 第4形態を倒すにはこれしかありません。さらにアリーナには本攻略中最強の武器であるグリンガムのムチを持たせます。 また、ミネアにははぐれメタルの剣を持たせます。 2番目に強いこの剣を、第4形態戦以外では打撃をほとんど行わないミネアに持たせるのももったいない気がしますが、 これもやはり仕方のないことです。 ミネアにとってはぐれメタルの剣(+130)の次に強い攻撃武器は、意外にもマグマの杖(+63)になってしまうのです。 ブライは非力なので、攻撃方法は氷の刃にします。本当は賢者の石もブライに持たせられたら良いのですが、 賢者の石は第3形態戦で使うので、第3形態の打撃1発に耐えうるミネアに持たせてあります。 そこでブライは皆殺しの剣を持ち、定期的にルカナンをかけていきます。
この方法はもう最終戦術です。これでダメなら、クリフトかミネアをLv4にするしかないでしょう。

敵の回復ペースに追い付くために、大胆に攻めて行くのがここでの戦略です。 極端な話、「打撃+炎」の攻撃は「来ないといいな」くらいの勢いで突っ込みます。 もちろん少しのリスクと引き換えに多くの攻撃機会を得られる場合のみですが、積極的に行きます。 また、炎の耐性のないドランはダメージが少しずつ蓄積してきます。 その場合は、「打撃+炎」の周辺のターンでメガザルの腕輪を使用して立て直します。

<第4形態戦・各キャラの行動>
デスピサロの行動ドランミネアアリーナブライ
瞑想(+激炎)自由行動命大事に攻撃氷の刃or皆殺しの剣
激炎(+波動)自由行動賢者の石攻撃氷の刃or皆殺しの剣
波動(+打撃)自由行動命大事に攻撃氷の刃or皆殺しの剣
打撃(+激炎)自由行動命大事に攻撃氷の刃or皆殺しの剣
激炎(+ガス)自由行動命大事に攻撃氷の刃or皆殺しの剣
ガス(+瞑想)自由行動賢者の石攻撃氷の刃or皆殺しの剣

もしも死者が一人でも出ればすぐに自然回復を上回れなくなります。
その場合はメガザルの腕輪ですぐに立て直します。
「高確率で死者が出る場合」には、先に見限ってメガザルの腕輪を使います。
以下には各キャラの基本的な行動を書いておきます。

ブライ:
最後に使ってから敵が2回行動していたら皆殺しの剣。それ以外は氷の刃。
万が一効かなかった時のことを考え、1ターン余裕を持って使用しています。
とにかくこのルカナンが一度でも切れてしまうと、途方もない損害になりかねません。

アリーナ:
攻撃あるのみ。但し次のターンに必ず炎が来てそれを食らうと死亡すると確定している時、防御で耐えられるのなら防御します。

ミネア:
次のターンに必ず回復の必要がある場合は賢者の石を使い、敵の2回行動なら回復が必要となる場合は作戦「命大事に」にします。 まあ結局ほぼ100%の確率で賢者の石を使い続けるはめになります。
ミネアが攻撃できる条件は、いてつく波動1回行動のターンか、高熱のガス1回行動の次のターンが瞑想1回行動の時くらいです。


■腕輪節約作戦6■
第4形態戦での死因は「打撃+激しい炎」に限られます。 この組み合わせが来ないことを祈る、もしたくさん来たら諦めて最初からやり直すという形になります。 但し、既に敵の蓄積ダメージが大きい場合は別で、安全策をとります。 つまり前の敵の行動がいてつく波動で終わった場合は次に「打撃+激しい炎」が来る可能性がありますので、 ここでアリーナに防御をさせるという手です。死にそうならドランを馬車の中に引っ込めます。



第5形態

さあ、第5〜第7形態はパターンにハメて倒すことが出来ます。 ここからは馬車殴りの威力の見せ所です。
具体的には以下のように、クリフト、トルネコ、ブライが腕輪交互にを使うパターンでハメます。 但しブライが腕輪を使うとその後に死んでいる間に皆殺しの剣の効果が切れてしまいます。そこで、ブライの腕輪は各形態の最後の方で使います。


<第5〜第7形態での馬車殴りの一例>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第6n+1ターン攻撃死亡皆殺しの剣攻撃(馬車の中)
第6n+2ターン死亡攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第6n+3ターン復活復活(馬車の中)メガザル復活(馬車の中)
第6n+4ターン攻撃攻撃皆殺しの剣死亡(馬車の中)
第6n+5ターン攻撃攻撃死亡死亡(馬車の中)
第6n+6ターン復活メガザル(馬車の中)復活復活(馬車の中)
第6n+1ターン攻撃死亡皆殺しの剣攻撃(馬車の中)
第6n+2ターン死亡攻撃攻撃死亡(馬車の中)
第6n+3ターン復活復活(馬車の中)メガザル復活(馬車の中)
第6n+4ターン攻撃攻撃皆殺しの剣死亡(馬車の中)
第6n+5ターン攻撃攻撃死亡死亡(馬車の中)
第6n+6ターン復活メガザル(馬車の中)復活復活(馬車の中)


第5形態が第6形態と違うのは、攻撃力が多少低いことと、高熱のガスがあることです。
高熱のガスはダメージが30〜40ですので、高熱のガスが来てしまうと攻撃2回で死ぬことが出来ません。
但し、そのターン内の敵の攻撃がガス+打撃ならば死ぬことができることがあります。
何にしても、とにかくガスが来ないことを祈るのみ。ある意味今回のプレイで最強の形態です。

もしも死なずに生き残ってしまった場合は、そのキャラは次にメガザルの腕輪で回復するまで盾としては使えません。 もし盾がもう1人いるなら、以下のようになります。(上の成功例と見比べて下さい)

<第5形態・死ねなかった場合1>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第6n+1ターン(馬車の中)(馬車の中)皆殺しの剣(馬車の中)盾失敗(馬車の中)
第6n+2ターン死亡攻撃攻撃攻撃(馬車の中)
第6n+3ターン復活復活(馬車の中)メガザル全快(馬車の中)


また、盾役が他に生き残っていない状態で盾が死に損ねた場合は、以下のようになります。

<第5形態・死ねなかった場合2>
ターン数アリーナクリフトブライトルネコミネアドラン
第6n+2ターン盾失敗死亡(馬車の中)(馬車の中)死亡(馬車の中)
第6n+3ターン全快復活(馬車の中)メガザル復活(馬車の中)





第6形態

第6形態は行動が激しい炎と打撃しかありません。 したがって、盾が安定して必ず死ぬことが出来ます。
その分だけ第5形態より楽に倒せます。倒し方は第5形態とまったく同じ。

ここから先は腕輪の残り個数との勝負です。 常に残りの腕輪の個数を気にながら、もしもクリフト・トルネコ以外が腕輪を残している場合、 それらは計画的に消費して行く必要があります。かなり使いにくいので、タイミングが重要です。 もちろん、出来るだけ前の形態で使った方が良いわけですが…


また、ここではドランの援護(ドラン殴り)に期待します。
既に第1形態のところで説明したとおり、馬車殴りでドランを行動させる唯一の方法は、
最初から馬車の外に出しておくことです(それは馬車殴りではないが)。
例えばアリーナが盾になる時、以下のようにしてドランをこっそり動かします。

(1)生存しているキャラでアリーナ・ドラン以外全員外に出し、最後尾をアリーナに
(2)アリーナ以外の全キャラのコマンドを入力し、×ボタン(ここまでは今までどおりの馬車殴り)
(3)アリーナとドランをこの順に並べて出し、アリーナは防御

この後どうなるかと言うと?

(4)敵の攻撃でアリーナが死ぬ。ドランは生き残る
(5)ドランだけが生き残っている状態でも馬車の中からキャラが出て来て馬車殴りを開始。
  もちろんドランも攻撃できる。


以上のようにしてドランも攻撃できるのですが、この方法には2つの問題があります。
1つ目は、アリーナが死んでくれない可能性。これが起きると馬車殴りは根底から覆ってしまいます。 アリーナは2回の攻撃を受ければ死にますので、死亡できる確率は以下の表より49/81=61%です。
(表は横がターン内1回目の行動、縦が2回目の行動を示します。)

<第6形態:ドラン使用時のアリーナ死亡確率>
 
打→ア
打→ド
(おおよその確率は、打撃→アリーナ:50% 打撃→ドラン:20% 激しい炎:30%)


ちなみに最終形態では下記の通りで、約66%程度になります。

<第7形態:ドラン使用時のアリーナ死亡確率>
  
打撃→ア
打撃→ド
×
冷息×
(おおよその確率は、打撃→アリーナ:35% 打撃→ドラン:15% 激しい炎:25% 冷たく輝く息:25%)


2つ目の問題は、回数制限です。
というのも、このターンはドランを普通に外に出しているので、ドランはダメージを受けてしまいます。 このダメージを回復することはもうありませんので、もちろん運に左右されますがこの「ドラン殴り」は2回程度が限界です。

もっとも運がよければ、ドランが出ている時は全ての行動が打撃で、しかもすべてドランに当たらなければ 何度でもドランによる攻撃が行えることになります。



最終形態
第6形態と同じです。攻撃が多少強くなっていますが、 どっちにしろ盾が2発目で確殺されてくれれば何も怖くありません。 違いはHPが高いことだけ。

防御してもギリギリで最大76ダメージを受けてしまいますが、その確率は3%程度のはず(ダメージ数値が118〜152の中からランダムで選ばれると仮定)。
敵の1回目の行動が打撃である確率は5割程度なので、アリーナ即死確率は1.5%程度。
最終形態でアリーナが盾となる回数は8回と仮定すると、アリーナが1回目の打撃で即死する確率は10%。
…のはずだが、細かいことは気にせず実験してみたら50回やって1回も出ませんでした。
計算式中の小数点以下の端数処理の関係か、それとも単に運良く出なかったのか?
ともかくアリーナの守備力問題はコレで解決としましょう。


最終形態では物凄いドラマが待っていました。
最後も最後、1876ダメージを蓄積して、メガザルの腕輪は残り1個。
敵の残りHPが224なので、もうあと2ターンで倒せるかという所で。

トルネコは突然大声を上げた!


それでラスボス倒せりゃ苦労しねえんだよ


おかげで最後はメガザルの腕輪が1個も残っていない状態での撃破でした。危なかった………。
いや、効いたらそれはそれでスーパープレイだったわけですけども…別に今やらなくても……。
っていうかよく考えたらお前、4ターン前にダジャレとか言ってなかったか…?



以上でついに撃破………!!


攻略を終えてからあらためて振り返って見ますと、
この攻略のポイントは、簡単にまとめると以下のようになります。

(1.事前準備)
馬車殴りを成立させるために、「盾」「第4形態係」「殴り役」の役割分担を決定し、用途に応じたドーピングを行う。

(2.腕輪節約術)
最終形態撃破までを限られた個数の腕輪でやりくりしなければならない
(2-1)第1形態では運良く腕輪の使用が9個以下で倒せるまで頑張る。
(2-2)第2、第3形態はほぼ安定するので(と言えるほどではないけど)、第4形態で最後の"リスキー戦術"を採用し、撃破時に腕輪が20個以上残るようにする。
(2-3)アリーナやブライなどの持つ腕輪は使いにくいため、第1〜最終形態までの全体を通して計画的な腕輪の消費を行なう。
(2-4)馬車殴り中に何の役にも立たないドランを、何とか1回でも多く行動させる

(3.第4形態の壁)
第4形態の瞑想による周期的回復に打ち勝ち、なおかつ腕輪の消費が少ない戦術を確立する。


…っていうか、第2、第6、第7形態が必勝なのは分かっていただけました? 今まで歴代の攻略で最強だったはずの第6・第7形態も、今回はクリフトとトルネコ以外の腕輪をいかに有効に使うかという一点のみが問題になります。
逆にデスピサロ全形態の中でも最弱の攻撃であるはずの「高熱のガス」(第5形態)が、こちらの計画を狂わす主要員の1つになっていたり、 腕輪が一番たくさん必要なのが最初の第1形態だったり、とにかく今までの攻略と全く違う様相になり、とても面白かったです。
普通に戦う際の「各形態ごとの強い順」を付けるなら、おそらく

7(吹雪・波動)>6(炎・打撃)>3(ザキ・甘い息)>5(炎・打撃)>4(瞑想)>1>2

といった所でしょうが、馬車殴りに頼った本攻略における難易度は

4(瞑想)>1(ルカニが効き難い)>5(高熱のガスが弱い)>3(甘い息)>7>6>2

という感じになります。



最後に、実際に倒した時の腕輪の利用状況をまとめておきます。

<デスピサロ撃破時の、各形態ごと腕輪使用状況>緑:計画より良好 紫:計画より悪 白:ほぼ計画通り
形態アリーナクリフトブライトルネコミネア分析
第120402痛恨被害無。トルネコのメダパニが効き、さらにトルネコ・クリフトの会心も!皆殺しの有効率は6割程度。
第230002予定通り。ミネアの会心アリ
第300010ザキや打撃による即死は無し!どちらも各1割も来ませんでした。ドランの会心も!
第402020「打撃+炎」のターンに見兼ねて腕輪投入。敵の攻撃が打撃で一旦切れてくれないと辛い。会心は1回
第502130「高熱のガスで死ねない」という状況が1回しかなかった。ラッキー。
第612120予定通り。「アリーナ+ドラン」の盾も1回使い大成功。
第704220トルネコの「だじゃれ」「大声」のせいでペースが落ち腕輪不足の危機に陥るもなんとか撃破。
残り00000腕輪余剰無し。最後はほんとにギリギリでした。


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