2014年4月30日 投資とは

投資とは、資本を投入することを指します。
お金を増やす行為全般に使われていて、世間では理論に基づいた秩序立った運用を「投資」、運任せの運用を「投機」と呼び分けているようなのですが、
僕の中では投資は以下の2種類に分かれています。

1.投入したお金が具体的な生産性を持った経済活動に使われ、その結果としてお金が増える
2.お金をそこに預けると、理屈はさておき何か増える。たまに減る。

1については、例えば
「現在A社はせんべいを作るベルトコンベアーを1台持っているが、売れ行きが好調なのであと10台追加したい。
ベルトコンベアーは1台100万円かかるが、毎年50万円の利益を生み出すはず」という案件に対して、
「よろしい、100万円お貸ししましょう。但し利益の20%をもらいます」という条件でお金を貸す、という感じです。

自分のお金が直接的にベルトコンベアーに使われますから、そこから利益が出るのも当然です。
但し実際にお金を投入する前に、「今1台なのに10台も追加して、本当にそんな売れるんですか。せんべいとか斜陽産業じゃないんですか」
「ベルトコンベアーを置く土地は十分ありますか」「夏場に電気の制限があって10台も稼働できないんじゃないですか」
といった意見を出すことも当然できます。というか、投資内容が具体的なので、当然その投資行為にリターンの見込みがあるかの検討も行えます。

僕が健全だと思う投資行為です。

ところが現実は、世間で行われる投資活動の99%くらいはこっちですが、
何となく投資して何となく増えたり減ったりするというものがほとんど。
上場株式なんかは案件に対してではなく会社に対して投資するので、当然そうなります。
稀に事業拡大のため新規に株を発行することがありますが、そういうのは大抵銀行が引き受けるため、
一般人投資家が参加することはほとんどありません。

僕はなるべく1に近い投資を心がけていますが、少ないですよね。ちなみにせんべいに投資した経験はありません。

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