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早期教育は教育方針を考えよう

ここでは早期教育における教育方針の考え方について紹介します。

目次

教育方針をしっかり考えよう

早期教育を始める前に、教育方針をしっかり考えることが重要です。 なぜ、何のために早期教育するのか?どのように早期教育するのか?目標は?

ここでは、我が家がどのような方針で教育を進めて行ったかを紹介します。

ポイント 最近は教育に関するネット等での情報が多すぎるため、 なんとなく漠然と「賢い子に育てたい」などと考えていると、何をどこまでやればいいか判断がつかなくなってしまいます。 なぜやるのか、という具体的な理由を先に決めておくと、取捨選択が楽になり、本当に必要な教育だけを選別することができます。

なぜ、何のために早期教育するのか

そもそも早期教育は"必要"なのでしょうか?答えはNOです。当たり前ですね。世の中には様々な育て方・育ち方があり、それが世界の多様性を担保しています。

では早期教育をする人は、なぜ早期教育をしたいのでしょうか?

うちの場合、教育の目的は「子供が将来何かをやりたいと思った時に、それができるようにしておくこと」でした。

子供が将来、こんなことをやりたいとか、こんな職業に就きたいと思った時に、 「でも成績が足りないから…」「英語ができないから…」といった理由でその道が閉ざされることがないようにしてあげたい、と考えました。

その中で筆者は後述の通り、子供が興味を持ったものは年齢を気にせずどんどん与えるという方法を採りました。 そのため、世間と比べると結果的に"早期"教育になっていた、という感じです。別に他の子と比較してリードしたいと思ったわけではありませんでした。

どのように早期教育するのか

うちの場合、色々なものを子供に見せて興味を持ってもらい、 興味を持ったものを中心に教育していきました。

その内容や考え方について詳しくは本サイト内で順次書いていきたいと思いますが、たとえば英語教材だったら映像、おもちゃ、ドリル、実際に外国の人と話す、など色々試してみて、 その中で子供が興味を持った方法を中心にやっていく、という感じです。

子供は興味のあるものにはものすごい勢いで取り組み、習得も早いです。しかし、嫌いなものはいくら与えても進みません。

いくら大人が「でもこれをやれば将来役立つから」と思っても、子供にとって興味のないものを頑張るというのは非常に難しいです。

そういう時は、その教材や教育法をスパッと諦め、他の子供が楽しく学べる方法を考えます。使わなかった教材はメルカリにでも出しましょう。

中長期的な目標の策定

筆者は教育を始める前に、中長期の子供の学習ステージについて、ざっくり以下のように時期を分けて考えました。

  1. 幼稚園まで…親と一緒に楽しく
  2. 小3まで…範囲を気にせず好きなものを好きなだけ
  3. 小4~小6…中学受験勉強と先取り
  4. 中1~高1くらい…ご自由に
  5. 高2くらい~高3まで…大学受験中心
  6. 大学以降…ご自由に

中学受験をする場合、小4から塾が忙しくなります。 つまり親が積極的に早期教育に関われるのは、基本的に小3まで、ということになります。

また、中学受験では小6で詰め込む量が非常に多く偏っています。 逆に小3までの間、特に就学前は、やることが少なすぎます。 そこで、小4以降でやる内容をできるだけ小3以前に持って来ることで小6の負担を均したい、という考えを持っていました。

ポイント 実際は中学受験勉強を1学年飛び級で小3から始め、小3~小6で余裕があったので中高範囲の先取りを行ったり、短期海外研修に行くなど、当初の計画は変わっていきました。

先取りの難しさ

本来高学年でやるものを低学年でやろうとすると、効率が落ちます。 体力、集中力、人生経験、精神年齢など色々足りないので、それは自然とそうなると思います。

ポイント 例えば低年齢児が積分や漸化式など計算量の多い問題をやると、すぐに鉛筆を持つ手が疲れてしまいます。それで字が汚くなって、0と6を見間違えて計算ミスをして、それでイライラしてしまい…など様々な困難が考えられます。

そこで、具体的にいつ何をやるかは、子供が何に興味を持つかによって変えようと思っていました。

中学受験と大学受験の学習範囲は常に意識しながら、楽しみながら取り組めるコンテンツを子供に紹介して、 興味を持ったものをやる、という感じです。 先ほど英語の例を挙げましたが、理科・社会なら博物館、科学館、植物園などもありますね。初めて学ぶ単元でも、あらかじめ興味を持っていると、学習する際の興味の度合いが変わり、学びの習得効率が格段にアップします。

子供というのは、好きなものはどんどん身に着けていきます。 なかなか定着しないのは、やりたくないものをやらされているからです。 勉強を好きになり、やりたいと思える環境を作ることが最も重要です。 勉強の全てを好きになる必要はありません。一部でも好きになれば十分です。

早期教育では、あまり期限を区切って目標を立てないほうが良いように思います。 子供がこちらの思うとおりに勉強するなどということはまずありませんから、 「何年生までに何を修得しよう」という形で目標を立てても、 目標に追われるあまり子供に無理な勉強をさせてしまったり、 計画通りいかず親の方がイライラしてしまう可能性があると思います。

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