早期教育を始める前に、教育方針をしっかり考えることが重要です。 なぜ、何のために早期教育するのか?どのように早期教育するのか?目標は?
ここでは、我が家がどのような方針で教育を進めて行ったかを紹介します。
そもそも早期教育は"必要"なのでしょうか?答えはNOです。当たり前ですね。世の中には様々な育て方・育ち方があり、それが世界の多様性を担保しています。
では早期教育をする人は、なぜ早期教育をしたいのでしょうか?
うちの場合、教育の目的は「子供が将来何かをやりたいと思った時に、それができるようにしておくこと」でした。
子供が将来、こんなことをやりたいとか、こんな職業に就きたいと思った時に、 「でも成績が足りないから…」「英語ができないから…」といった理由でその道が閉ざされることがないようにしてあげたい、と考えました。
その中で筆者は後述の通り、子供が興味を持ったものは年齢を気にせずどんどん与えるという方法を採りました。 そのため、世間と比べると結果的に"早期"教育になっていた、という感じです。別に他の子と比較してリードしたいと思ったわけではありませんでした。
うちの場合、色々なものを子供に見せて興味を持ってもらい、 興味を持ったものを中心に教育していきました。
その内容や考え方について詳しくは本サイト内で順次書いていきたいと思いますが、たとえば英語教材だったら映像、おもちゃ、ドリル、実際に外国の人と話す、など色々試してみて、 その中で子供が興味を持った方法を中心にやっていく、という感じです。
子供は興味のあるものにはものすごい勢いで取り組み、習得も早いです。しかし、嫌いなものはいくら与えても進みません。
いくら大人が「でもこれをやれば将来役立つから」と思っても、子供にとって興味のないものを頑張るというのは非常に難しいです。
そういう時は、その教材や教育法をスパッと諦め、他の子供が楽しく学べる方法を考えます。使わなかった教材はメルカリにでも出しましょう。
筆者は教育を始める前に、中長期の子供の学習ステージについて、ざっくり以下のように時期を分けて考えました。
中学受験をする場合、小4から塾が忙しくなります。 つまり親が積極的に早期教育に関われるのは、基本的に小3まで、ということになります。
また、中学受験では小6で詰め込む量が非常に多く偏っています。 逆に小3までの間、特に就学前は、やることが少なすぎます。 そこで、小4以降でやる内容をできるだけ小3以前に持って来ることで小6の負担を均したい、という考えを持っていました。
本来高学年でやるものを低学年でやろうとすると、効率が落ちます。 体力、集中力、人生経験、精神年齢など色々足りないので、それは自然とそうなると思います。
そこで、具体的にいつ何をやるかは、子供が何に興味を持つかによって変えようと思っていました。
中学受験と大学受験の学習範囲は常に意識しながら、楽しみながら取り組めるコンテンツを子供に紹介して、 興味を持ったものをやる、という感じです。 先ほど英語の例を挙げましたが、理科・社会なら博物館、科学館、植物園などもありますね。初めて学ぶ単元でも、あらかじめ興味を持っていると、学習する際の興味の度合いが変わり、学びの習得効率が格段にアップします。
子供というのは、好きなものはどんどん身に着けていきます。 なかなか定着しないのは、やりたくないものをやらされているからです。 勉強を好きになり、やりたいと思える環境を作ることが最も重要です。 勉強の全てを好きになる必要はありません。一部でも好きになれば十分です。
早期教育では、あまり期限を区切って目標を立てないほうが良いように思います。 子供がこちらの思うとおりに勉強するなどということはまずありませんから、 「何年生までに何を修得しよう」という形で目標を立てても、 目標に追われるあまり子供に無理な勉強をさせてしまったり、 計画通りいかず親の方がイライラしてしまう可能性があると思います。
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