2012年12月17日 総選挙

選挙の結果は自民の圧勝でしたね。
小選挙区制ってのは大差をつけるためのものなので、その期待通り。
これで、決められることはどんどん決めて行けるといいですね。
あとはまた謎の天下り団体が大量に出来て無駄使いを始めないといいのですが。
始めるんだろうな。
そういうのがいるから仕分けで山中教授やスパコン京が疑われる…。

次の参議院選挙は2013年7月に半数(121議席)が改選ですが、
2007年が自民33、民主62、公明10で、2010年が自民51、民主44、公明9のようなので、
それで2010年の人たちは2016年まで残るわけだから
2013年の改選で2/3にあたる162議席を取るのはかなり難しそう。
憲法改正はどうなるでしょうね。

大阪で維新の会が小選挙区で全勝してたのは凄い。
大阪とそれ以外での温度差も凄い。沖縄での社民党や北海道での新党大地をもっと大きくした感じか。
両方住んで感じた範囲のイメージとして、東京の人って大阪が嫌いな人が結構いるから、
「大阪発の政党が第1党になる」というのを毛嫌いしてる人もそれなりにいそう。
安倍さんが山口で石破さんが鳥取、あと麻生さんは福岡。あの辺は強いんですけどね。

あと脱原発関連の選挙結果は興味深いですよね。
未来の党が大敗したのもそうですが、都知事選でも
>宇都宮氏は「脱原発」を掲げる市民団体から支援を受けて立候補したが、大きな争点にならなかった。
だそうで、脱原発は選挙の主要な争点ではないというNHKの世論調査は合ってたんでしょう。

そういえば安倍政権って、景気の回復は目指してるけど、賃金の回復は目指してないですよね、多分。
景気が上がれば給料が上がると思っている人は多いと思いますが、
中国や東南アジアの人たちが日本人の1/10のコストで働いてくれるんですから、
単年度であるいは個々の企業・業種で見れば上がることもあるでしょうが
(特に団塊の退職で高給取りが大量に消える分の賃金は若者が享受したい)、
長期間でマクロで見ればこれ以上日本人全体の給料が上がるとかいうことはまず無理です。
一般的に国民が「景気が良い」と思うのは給料が上がるときだと思うのですが、
安倍政権になって(民主党の時もそうだけど)給料が上がらなくても
政治のせいではないという認識を、今のうちに広めておいた方が良いような気がします。
じゃないと消費税上げる時に苦労しそう。

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