昔からよく見かけていた「早期償還条項付ノックイン型投資信託」、
調べてようやく中身が分かりました。いや、分かってないですけど何となくだけ。
まず最初にこの投信の概要を説明すると、何かに対して投資をするんですね。
何かというのは、「日経平均」であることが多いみたいです。つまり日経平均の先物。
で、期間が3年とか決まっていて、その期間中に初期値の70%を割らなければ年利3%くらいと満額の元本が返ってきます。
この「初期値の70%」というのが早期償還条項というやつでして、
日経平均が一度でも70%以下になった場合(これを「ノックインした」という)は、以後どれだけ上昇しても満額が保証されなくなります。
また逆に、「早期償還条項」というのも付いていて、期間中に一度でも初期値の105%を超えればそこで終了になります。
105%とか何かあったら一瞬で超える数字だと思うんで、
ノックイン型投信は期日最後まで続くことはあんまりないんじゃないかと思うんですけども、そこは良く分かりません。
まあともかくそういうことで、日経平均が初期値の70%を切らないと思ったら年に3%も増えるんだからお得、と見せかけて
実は初期値の105%を超えたらそこで終了になるので全然得にならない、
のではないかと思って買うのをやめましたという話でした。
正確には105%になった日までの間の利息はもらえるのですが、そのリターン期待値の少なさと、
極低確率で発生する70%を切った場合のリスクの大きさとの比較で買うのをやめたという話ですが。
お金に限らず一般的に、リスク評価において
高確率低影響の得と低確率高影響の損を天秤にかける機会は非常に多いと思いますが、
僕はかなり後者を大きめに(つまりそのリスクが重い物であると)評価する傾向があると思います。
まあ人それぞれということですよね。