2012年7月12日 最初に思っていることと最後に言うこと

フランスでは1億円以上稼いでる人の所得税が75%になるらしい。
日本でも密かに今年から年収2000万以上の会社員が増税になりました。
税率をどんどん上げるのはどうなんだろうねえ。
文化、文明とか科学みたいな抽象的な大枠で考えたら、
一握りの優秀な人のおかげで我々大多数の一般人が快適に暮らせているのにね。
感謝どころか嫉妬だもんね。

税をどこからどれだけ取るかというのは難しい問題です。
所得税だろうと消費税だろうと法人税だろうと、結局誰かが払うわけです。当たり前だけど。

日本ではこれまで多分、低所得者以外の広い層から少しずつ集めてきたと思います。
でも最近は最大派閥である「中流階級」の生活水準が下がってきていて、取りやすい層があんまりない。
だからまあ金持ちいじめが始まったんですよね。

中流階級の年収が下がってきている理由の1つが、中国や途上国との価格競争。
日本人だけ給料が高いのでは、でき上がる製品も高くなる。それでは製品が売れない。
だから給料は下げる。給料が下げられない場合は同じ給料で長く働いてもらうとか、休みを減らしてもらうとか。
そういうことをする会社は「ブラック企業」って呼ばれるけど、彼らの多くもやりたくてやってるわけではないんでしょう。
まあそれはともかく、ここ十数年は日本人だけ給料が高いのが「是正」されている段階だと思います。

途上国との競争になる理由は、その仕事が彼らにもできるからです。
彼らと価格競争したくなければ、彼らにできない高度なことをする必要があります。
だから高校に、大学に、行くんですよ。入っただけじゃダメなのも分かるよね。
初任給20万円とか世界から見たら神クラスの高収入なんだから、それに見合った高度な仕事をできるよう、頑張ってください。
ちなみにアジアの多くの国では平均月収が1万~5万円程度のようです。

さてこのように、最近どうも僕は最初に思っていることと最後に言うことが違うことが多い気がしています。
考えたいことが多すぎて、例えば今日の話だと最初の「高所得者の増税」のような、小さい枠内のことしか考えられないという状況が窮屈に感じる、
すなわちわがままになっているのかなと思います。
あれ、それは昔からそうかも。

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コメント

  1. おてう より:

    >ふらりさん
    こんにちは。給料に文句を言っているわけではないですよ。
    くれるならもらっておけばいいと思います。笑

  2. おてう より:

    >ふらりさん
    こんにちは。給料に文句を言っているわけではないですよ。
    くれるならもらっておけばいいと思います。笑

  3. ふらり より:

    学歴鼻にかけて努力しない、使えない新入社員にイラつかされてるんですか?w

    まぁ、それはそれとして、新興国と価格競争するのは会社で、その方針を決めたのは幹部なんだから、それで負けたからって、ペーペーの給料に文句を言うのは筋違いだとを思います
    初任給20万で神なら、年収4億(ストリンガー)は全知全能であるべきでしょうw

  4. ふらり より:

    学歴鼻にかけて努力しない、使えない新入社員にイラつかされてるんですか?w

    まぁ、それはそれとして、新興国と価格競争するのは会社で、その方針を決めたのは幹部なんだから、それで負けたからって、ペーペーの給料に文句を言うのは筋違いだとを思います
    初任給20万で神なら、年収4億(ストリンガー)は全知全能であるべきでしょうw