2013年6月13日 30%減った

ちょっと意味が分かりませんし、信じてもらいたいという気すら起きませんが、利益が吹っ飛びました。
1日でそんなに減るかって話ですが、
もっとも「最大で30%」あったのがいったんほぼなくなったという話です。

おー怖い。
通常運転に戻します。

——

さて僕が前に豪ドルの時に使って、今も日経平均やろうとしている投資方法を
ここで簡単に紹介しておこうと思います。

簡単に言うと、「安い時にたくさん持ち、高い時に持つ量を少なくする」という方法です。
例えばですが、豪ドルの為替レートに応じて以下のように持つ数を変えます。
・1豪ドルが70円の時は4万豪ドル
・1豪ドルが80円の時は3万豪ドル
・1豪ドルが90円の時は2万豪ドル
・1豪ドルが100円の時は1万豪ドル

そうすると何が起きるかというと、
まず1豪ドルが70円の時に4万豪ドル、つまり280万円分を買います。
そして1豪ドルが80円になったら、1万豪ドルを売って日本円に変えます。
この時点で、売った1万豪ドルに関しては70円で買って80円で売りましたから、差額の10円×1万=10万円の利益になります。
さらに1豪ドルが90円になったら、もう1万豪ドル売ります。この時点での1万豪ドルは70円で買って90円で売ったので、20万円の利益。
で、例えばその後1豪ドルが80円に戻ったら、持ち数を3万豪ドルにするために、また1万豪ドル買うのです。

そんなことしないでも1豪ドルが100円になるまで待ってから4万豪ドル全部売ったら、
70円から100円で30円×4万=120万の儲けじゃないかという話もあるのですが、
実際は70円から100円まで一本調子で上がることは少なく、上がったり下がったりを繰り返すことが多いので、
その上げ下げのたびに売ったり買ったりして儲かるというわけです。

但しもちろんこの方法には穴があります。多くの投資法と共通している穴なのですが、
じゃあ1豪ドルが60円・50円になったらどうすんのという点です。
ルールに従えばまた1万豪ドル買うことになりますが、
それを繰り返していけば、当然「含み損」が膨らんでいきます。
そしてレバレッジを掛けている世界では、含み損が「証拠金」(証券会社に預けている人質的なお金)を上回れば、その瞬間にアウトと判定され、その時点で全ての豪ドルが強制的に円に変えられます(強制ロスカットと呼ばれます)。豪ドルが下がっている状態で円になるわけですから、大損、具体的にはほぼゼロか借金を背負う状態(正確には借金というより追加証拠金を入れるという形ですが)になります。

そこで、それを何としても回避するために「絶対にここまで下がらない」という理論下限値を設定する必要があります。
その理論下限値の状態でも含み損が証拠金を超えないように、買う値段や持つ個数を調整するのです。
理論下限値に近い状態の時に取引を開始した方が、利益は出やすくなりますが、
甘い理論下限値を設定すれば当然、現実がそれを下回ってしまい強制ロスカットが発動する可能性は高くなります。
僕が豪ドルでやってた時は、75円~80円くらいで買って、85円~90円くらいで売るのの繰り返しでしたが、
一応どんな時でも史上最安値の1豪ドル60円を切らなければ強制ロスカットにならないように調整をし続けていました。
その意味では、「理論下限値を設定しやすい(予想しやすい)」とか「その理論下限値に現在比較的近い状態である」という条件を満たしている場合にしか使えない投資方法であり、
「その理論下限値に現在比較的近い状態である」と分かってるならそんなもの全人類が買うに決まってますから、
元々ある程度ナンセンスな投資理論ではあります。
どっちかというと理論より「理論下限値に現在比較的近い状態である」と見ぬく能力の方が重要のような気もします。

さてともかく、これを今度は日経平均先物でやろうかと思っているわけです。
理論下限値は7500円とかにしておけば十分でしょうが、それではちょっと現在の13000円近辺からは遠すぎるので、
そこまで下がって大丈夫なくらいしか買わないとなると、利益がほとんど出ません。
そこでもう少し上に設定しないといけないのですが、12000円とかでは危ないように思っています。
いくらにするのか、そして何円刻みで売買するのか、これから模索していこうと思っています。

なんだ手間かからなそうだからって株やめてこれにしたのに、結局手間かかってるじゃん。。。

後から思い付いた補足。
もし1豪ドルが150円とかになったら、もしそれまで全く売らずに残しておいたら莫大な利益になりますが、
上記の方法では途中で全て売ってしまうので、想定外の莫大な利益は絶対に出ません。
そういうのを目指している人には関係のない手法だと思います。
また、当時1豪ドル110円くらいが上限だろうと思っていたからこそ、そこでポジションを0にするような設計にしていました。
一応リスクにだけ目を向けて下限の話を書きましたが、上限の設定も重要です。

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