2013年10月23日 ゲームレビュー

「ゲームのレビュー」というのがゲーム好きの方のブログでは定番のネタのようでして、
まあ形は色々あるとは思いますが、中には点数をつけているものもあったりします。
でね、例えばこんな感じの(架空ですよ)ことが書いてあったりして、おかしいなと思ったのです。

ストーリー:100点 戦闘:70点 音楽:50点 やり込み:80点
総合:75点

何がおかしいのでしょうか。

総合が75点と書いてあるのは4つの項目の平均点なのですが、今回思ったのはそこです。
ストーリーが100点だったらそのゲームの評価は100点でいいと思うんですよ。
1つのゲームにストーリーと戦闘と音楽とやり込み要素を全部求める必要ないでしょ。
何か1要素が面白かったらそれで十分、ゲームとして存在価値があるし、これ以上ないことだと思うのです。

数的評価には加点法や減点法と呼ばれる方法があります。
僕が述べたのはおそらく加点法に近くて、「このゲームはストーリーが楽しい!すごい!」という評価。
減点法は「このゲームは戦闘がダメ!音楽がダメ!」という評価。
どちらかがどのような場面でも勝っていることは無く、場合によって使い分けるべきものですが、
減点法は本来、これだけは譲れないという箇所にのみ使うべきものです。
ゲームなんて娯楽ですし、望めば適宜自ら容易に離れられるのですから、加点法でいいだろうと思うのです。

どうも昨今は、いや昔からかも知れませんが、
何でもかんでも減点法にするクセが付いている人が多いように思うもので。
それは実は自分も損だし、作り手にも過剰な期待を背負わせることになります。
作り手は「近年はお客様の見る目が厳しくなっている」なんて揶揄しますけどね。

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