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2012年4月29日 15日目まで

史上最年少ゲームプレイヤー誕生(0歳0か月)

Wiiは子供から大人まで楽しめます

ミルクを飲む量が日に日に増えてきました。
初日はどうにか5ml飲んだくらいだったのにね。
とりあえず最初は、生後15日時点で「80ml×1日7回」くらいが目標になっています。
但し飲みたそうなのをわざわざ抑える必要はないらしい。
どうも太ってきたんじゃないかと心配してネットで色々検索してみたら、
世間の心配事は「ミルクを飲んでくれない、体重が増えない」と下方向のものがほとんどでした。
確かに、よく飲んでくれてる方がありがたい。
ちなみに今多少太っても、運動量が増えてくれば自然と痩せることが多いので、問題ないという意見が多いようです。
それでも1歳までに太るとその後太りやすい体質になるとかいう研究もあるらしいので、
無駄に飲ませすぎないようにはしたい所。


2012年4月28日 出産後初QMA

久々にQMA。娘が産まれてから初めてか。
ゲーセンに行くとタバコのにおいが付くのが微妙なんだよね。

全てドラゴン組ハイクラスで、1-0-2-0/1-0。
1勝は自選グループ分けを25点満点で入れて、0.4点差で勝てた。素晴らしい。
とか言って他では見間違えのミスが2つもあったけど。正解率がまるで上がらない。

今さらだけど、結果の書き方のルールは
1位回数-2位回数-3位回数-4位回数/準決勝/予選 です。

・・・

「ニコニコ動画」のイベントの「ニコニコ超会議」とかいうやつに、セピア君がゲスト出演したらしい。
ゲーム実況主はもはやアイドル? 女性ファンが殺到した「ゲーム実況」トークライブ(ITmedia)

よくわかんないけどすげーことになってるな。まあ人気が出るのは分かる気がしますw


2012年4月27日 生後1週間くらいからの教育

いつもの店でドラクエ10を予約しようと思ったらまだだった。
いつから開始なんだろうなあ…。

さて、新生児は生活時間帯が夜型になることが多いということで、
うちの娘も夜にわんわん泣き出すんですが、向こうが日本語が分からないのをいいことに
「はいはーい、泣いたフリうまいでちゅねー」とか何とか適当なことを言いながらあやしたりしています。
今の時点では、自分たちの精神面を明るく保つことが重要。2時と5時とかに泣かれたらろくに寝れず、辛くなってきます。
ちなみに「でちゅねー」といった赤ちゃん語は本来、赤ちゃんがそのまま覚えてしまうのでご法度です。逆に今しか使えません。笑

新生児は、自分の顔も知らないのに、表情をまねする能力(原始模倣というらしい)を持っているんだそうで、
親が舌を出してみせると子供が真似すると聞いて、試してみたら確かにたまに真似してくれました。
正確には、真似しようとする、という感じ。
面白いので、さらに僕が口でチッチッチッ…と音を鳴らしてやると、3割程度の確率で真似するようになりました。
他にも色々試してみたのですが、やり方が分からない時は困ったような表情になります。
困ったようなというのは僕の勝手な解釈ですが。
口を鳴らすのなんかは、僕が指で娘の唇をいじってやれば似たような音が出ます。
それを起点にあとは娘に自分で考えてもらう感じ。
ちょっとでも嫌そうだったらすぐに「高い高い」などをやってやって話題を変えます。

最近は僕が手でグーを作って近づけると、たまに娘もグーを作ってコツンとぶつけてきます。
原監督のグータッチのやつ。
指を近づけて右から左に動かすと目で追い、たまに首も動かして追います。
本来目で追うのは生後2,3か月、首を動かすのは4か月らしいんですが、好奇心が強いようです。

好奇心はもちろん僕が煽っています。
もちろんわかるはずもないんですが、娘が何かするたびに
「おおっ!?すごいねー!」とか「うわー、できたできた!」みたいなことを
最大限わざとらしく抑揚をつけて言って盛り上げると、結構ノッてきます。
結局重要なのはそこ。
娘のある1つの行動に対して、1回の例外もなく好反応をしてやるのが重要なのかなと思います。

これらの行動の目的は、赤ちゃんが自分の体の作りや動かし方を把握する手助けです。
稼働領域をどんどん広げてほしいですね。
もちろん上記諸々は偶然の可能性もある(高い)わけで、僕も引き続きいろいろ試していきたいと思います。

ちなみに今の時点の赤ちゃんは視力がかなり弱く、近くの物しか見えないらしいので、
娘に何か働きかける時は、5~20cm程度の距離を中心にしてやってやります。
あと、まだ首がすわってないので、全ての工程で首を後ろから支えてやっています。

ただ困ったことには、僕がちょっかいを出すと娘はかなり興奮してしまうようです。
役割をしっかり分けて、リラックスさせたり寝かせるのは嫁に任せています。
むしろそっちが大変そう。


2012年4月26日 ドラクエ10の発売日が決まった!

ドラクエ10の発売日が2012年8月2日に決定!
プレイするには16GBのUSBメモリが必要なのですが、同梱版もあります。
別に料金が月1000円程度かかりますが、「キッズタイム」だけなら無料。
最初の購入時には20日無料券も付いてきます。
Amazonで予約も開始。詳しくは極限にまとめました。
ドラクエ10極限攻略データベース

プレイするよって人いたら声かけてねー。
今回はオンラインゲームなので、一緒に調査してくれる人大募集です。


2012年4月25日 時間

何かもうホントに赤ちゃん中心の生活になってきました。
今後の予定は5月DQMテリー、6月ポケモンブラック2ホワイト2、8月NEWスーパーマリオ2、12月DQ10、あとレイトン逆転裁判とかかな。
QMAも全国大会と、夏コミにグループ分け本とかやりたい。
あと、他にやりたい新しいことが3つ。
もう少し、育児にどれくらい時間がかかるかを見て、
どれができるか良く考えないとなあ。


2012年4月24日 子供の世話

他に書きたいことも色々あるんだけど、忘れないうちに子供関係のこと。
昨日の続き。

・子供を持って移動する
これが出来ないと何もできません。基本動作になります。
産まれてから3ヶ月くらいまでは首が弱いので、持ち上げる際には必ず首を支えてやります。
基本的には片手で首の後ろ、もう片手でお尻を持つことになります。
抱っこする時も同じです。
でも知らない人が多いので、首がすわるまでは子供を誰かに触らせたくない人も多いようです。

・オムツを替える
慣れれば結構簡単なのですが、扱い方を知らなければ絶対にできません。
難易度としては、コンビニのおにぎりを開ける3ステップ程度。
年齢が経つと難易度は徐々に上がるので、父親も今が練習するチャンスだと思います。
作業をモタモタしていると、モタモタしていることにより赤ちゃんが不快感で泣き出し、暴れだすので難しくなります。
上手くなると泣かれにくくなるので楽になります。

・入浴
当面は親とは別の、子供用の小さいお風呂に入れます。
結構力がいる作業なので、日本ではどこでも父親がやるよう指導する感じになっているようです。
やり方は、左手のひらで赤ちゃんの頭の後ろを持って体をお湯に入れてやり、右手で洗ってやるという感じ。
背中を洗う時は赤ちゃんをひっくり返して右手に赤ちゃんのアゴを乗せ、左手で洗います。
これも、上手にできないと暴れられて続行不可能になります。早々に上達する必要があります。
というかほんとちっちゃくて弱いので、扱うのが本当に緊張します。

・授乳と哺乳ビン
赤ちゃんは当分はミルクだけを飲んで育ちますが、ミルクには母乳と粉ミルクの2種類があります。
粉ミルクはお湯に溶かして作るのですが、
お湯は70度以上にしないといけないのに対し、飲ませる時は40度弱程度にする必要があります。
つまり、赤ちゃんが泣きだしたら速攻で水を70度以上にし、粉ミルクを溶いたら速攻で40度以下にします。
冷やす方法は、今は氷水をコップに入れてそこへ浸けています。
哺乳ビンは1回ずつ消毒が必要。「ミルトン」などの消毒液につける場合は2時間程度かかります。
電子レンジで3分程度でやる方法もあります。
いずれにしても、哺乳ビンはあらかじめ消毒しておく必要があります。
その上で、速やかにお湯を作って冷まします。

・寝かせる・あやす
子供は泣きます。泣く理由を把握したうえで適切に対処しないと、
深夜だろうと遠慮してくれないので、こちらが全く眠れなくなります。
泣く理由は、お腹がすいた、オムツを替えてほしい、持ち方が不快、暑い・寒い、眠い、寂しい、など。
向こうはまだ話ができない、それどころか自分でもなんで泣いてるのか自覚していないレベルなので、
最後にミルクをやったのが何時間前かとか、何時間寝たかとか、気温(我々のではなく赤ちゃんの位置での)とか、
様々なデータを取っていないとなかなかうまく対処できません。

何の理由もなく泣くこともあるとされていますが、そのほとんどは
理由があるけど親が理解できなかっただけだと考えています。
詳細はまた時間があるときにでも。


2012年4月23日 育児開始

そうこうしてるうちに、Newスーパーマリオブラザーズ2が8月発売が決定しましたね。
横スクロールのやつだから面白そうー。

昨日の日記へたくさんのコメントありがとうございます。
後でちゃんと返すから!

さて一般的に「子供を育てる」というのは、「お世話をすること」と「教育すること」の2つに分けることができると思いますが、
最初の半月程度は、教育できることはほとんどありません。
生まれたばかりの子はそもそも目がほとんど見えず、はっきりした色しか見えません。
声が聞こえても、それがどこから聞こえるか特定することも不可能。(口どころか人間というものを知らない)
また、いわゆる「首がすわっていない」状態なので、抱いたりする時には首を支えてやる必要があります。
このように、教育の土台が全くない状態なので、基本的には教育は身体能力の向上を待ってからになります。

従って、この時期に親にできることと言えばもっぱら子供の「お世話」になります。
新生児は1日の3分の2程度を寝て過ごすそうですが、
多くの場合は夜行性になってしまうため、夜中に起きて容赦なく泣きます。
昼夜が安定するのは平均で生後2~3か月だそうで、それまでは苦しい日々が続きます。

さて、産院では、出産が終わってすぐに退院とはなりません。
母親の健康と新生児の諸々が整うまで、5日程度は入院することになります。
この時、赤ちゃんの預かり方が病院によって様々なようです。
僕の周りでは、無菌室のような場所で保護されるケースが多いように思うのですが、
うちのかかった所では、母親と同じ病室に、子供用の保育ベッドで置かれます。
但し夜は引き取ってもらえて、嫁が寝ている間に助産師さんたちに子供のお世話をしてもらうことができます。
もっと凄い病院になると夜も全部母親が面倒を見たりするようですが、夜に泣かれたら寝れないので大変です。
うちは一番おいしい所だけ取れる感じになっています。笑

この短い入院期間は、親が子供をどのように扱うかについて実践しながら学べる唯一の場となります。
必要な技術は、子供を持って移動させる、オムツを替える、入浴、授乳・哺乳ビン、寝かせる・あやす、あたりかな。
育児の大部分は母親だけできればいいだろうと思われがちですが、
ここで父親だけ出遅れると、その後の育児にも参加できなくなっていくだろうと思います。
序盤の差というのは、それによって得られる次の経験による経験値の有無により、差がどんどん開いていくものです。


2012年4月22日 産まれましたー!

そういうことで、無事に出産しました!

かわいそうに僕似です

産まれたばっかりの娘は、何と体重がちょうど3000グラム!
ピッタリというのは珍しいらしいです。覚えやすいのは助かる。
女の子ですが僕似です。かわいそうに…。(ぉ
ただ顔はどんどん変わっていくもののようなので、嫁に似ていってほしいなあと思います。笑

ちなみに今回は、普段あまり使わないケータイを使ってメールで友人に出産報告をしてみたのですが、
半分が宛先不明。中には「すいません、どなたですか?」という返信も1名。
みんな番号変わってる。慣れないことはするもんじゃないな。笑

そういうことでしばらく大変だろうと思いますが、皆様の温かい声援をお願いします!
また、今後もここでは子供を教育していく過程での戦略と結果などを公開していきたいと思っています。
ただ本人のプライバシーもあるので、どこまで公開するかは悩むところです。


2012年4月21日 子供が産まれるまで-7

親父の一番長くない日の話。

■出産予定日とは
一般的に出産は「40週目」とされていて、その日が「出産予定日」となるのですが、
トラブルさえなければ、意外にも予定日周辺に産まれるケースがほとんどなんだそうです。
ということで、39週目からはその日がいつ来ても良いように準備。
病院に持って行く荷物を玄関にまとめて、タクシー会社への電話番号を登録、
あとは冷蔵庫の中の野菜を消費したりとか。嫁が一番熱心だったのはこれでした。笑

■前駆陣痛
予定日の1週間前に、初の陣痛が来ました。
一般的には、最初は約10分間隔で10秒程度痛くなり、それが徐々に間隔が短くなるのですが、
今回は不規則に数十分おきに数回痛んだ程度。
これは「前駆陣痛」と呼ばれるもので、出産直前の陣痛とは別の物でした。
もっとも極まれに前駆陣痛だと思っていた者が本陣痛の場合もあるようです。

前駆陣痛は実際に出産した日の7日前と6日前に起こりましたが、その後はしばらく現れず、
一般的に初産は予定日を過ぎるケースも多いとのことなので、
これはうちもだいぶ遅れるかな…というムードに。

■本陣痛開始か
しばらく経ち、ついに陣痛らしきものが来ました。
最初は10分程度痛み続き、その後30分以上も次の痛みが来なかったので、また前駆陣痛かと思ったのですが、
2回目以降は13分、8分、5分、5分、8分、9分、5分、5分という間隔。
一般的なルールとして、陣痛の間隔が10分になったら病院に連絡し、5分になったら病院に行くというのが有名で、
うちがかかっている病院もそのルールになっていました。

しかしこれだといつ行けばいいかわからない。
しかもこれまで前駆陣痛を経験しているので、これも前駆陣痛かもしれないと思ってしまうのです。
陣痛と勘違いして前駆陣痛で病院に行き、帰らされたなんて体験談は妊娠系の雑誌で必ず載るようなよくある話なので、
嫁は最初かなり躊躇していました。

結局13分、8分、5分の時点で僕の判断で「陣痛間隔10分」の電話をしました。
しかし次の「5分間隔になったら」がまた分かりにくい。
そもそも最初は陣痛の「終わり」が分からないので、1回分なのか2回繋がってるのかもわかりません。
実際は細かい数字も含めて、その後の陣痛間隔は
13分、8分、4:40、5:20、8:20、8:40、4:40、5:00、16:40、6:40、4:00、4:40、4:30、4:30…となりました。
嫁はまだ判断しかねていましたが、僕の判断で、ここで病院に連絡。
あまりの痛さから、間隔が変わったことには気づいておらず、
また最初の陣痛開始からの時間も把握していなかったのだろうと思います。

■病院へ
さて、病院に連絡したのであとは移動…
と簡単に書いたものの、実はこの時ちょうど深夜でした。
タクシーで行くことにしており、複数のタクシー会社に連絡する準備をしていたのですが、
なんと全社とも、空いているタクシーが無いというのです!

うちは自家用車が無いので、電車もバスもない時間にこれは困ります。
全社だめと分かった後で、再び粘り強く話したところ、
正確には「空いているタクシーが無い」のではなく「そもそもタクシーが無い」ということが判明。
台数が無いというのは、向こうとしては恥ずかしいことだと思い、言い回しを変えていたようです。
ここは僕の質問力が生きたと言えるでしょう。
さらに、タクシーは正確には「無い」のではなく、「近くに無い」ということが判明。
事情を話し、少し遠い場所にいたタクシーを30分かけて廻してもらえることになりました。

■入院1日目
こうして病院に到着。
陣痛間隔は相変わらず4分~5分のまま。完全に「5分間隔」というやつになっています。
また、診察の結果、子宮口は1cm程度とのこと。これが10cm程度になると赤ちゃんが出て来れます。
ちなみに産婦人科は、うちからの近さ(普段の通院の通いやすさ)を優先したこともあり、小さい病院なのですが、
偶然にも他に既に2人もお産直前の人がおり、1人はうちの入院の6時間後くらいに出産。
もう1人は途中で陣痛がなくなって帰らされていました。

陣痛が始まってから出産までは、平均で15時間程度と言われています。
一番困ったのが、今回は夜に寝ようとした頃に陣痛が始まったため、最後に寝たのが前日ということ。
かなり眠い状態だったので、とにかく嫁の体力が心配でした。もちろん僕も寝ていません。

旦那は特にできることは無いので、寝ておくのが良さそうに思えますが、
自分も嫁と同じく寝ないでおくことで、嫁の環境を少しでも体感することにしました。
別に「苦しみを共有する」とかいう非科学的な意図ではありません。

■陣痛のがし
5分に1回の陣痛を耐えるために、妊婦は様々な方法を採ります。特に体勢・姿勢は重要。
嫁はそれまで5分毎の陣痛のたびにベッドに座る体勢を取ることで和らげていたのですが、
入院から3時間程度で徐々に痛みに耐えることへの限界が来ているように見られました。
もちろん痛みは徐々に強くなるものですが、それ以外に眠気による混乱もあるだろうと判断。
痛くない時は横になるよう提案しました。
部屋を暗くすると、嫁はすぐに寝てしまいました。
陣痛が来るたびに起きてはしまうのですが、なんとこれまで陣痛の間隔が4~5分だったのが、ここで急に6分に変化。
6分毎に1分痛むのですが、残り5分で眠れます。
この方法でしばらくやり過ごしました。

■経過
やがて朝食。長期戦なので栄養は絶対に必要。嫁は頑張って食べました。
病院食は嫁の分しか出ないので微妙に僕が地獄ですが、そう言う状況ではありませんでした。
嫁の眠気が大分和らいだので、一度ベッドから起きて歩行や屈伸などの運動を提案。
陣痛前でもそうなのですが、運動することでお産は進みやすくなると考えられています。
その後、入院から5時間後で2回目の診察。子宮口は2cm。
予想通りではあるのですが、まだまだ時間がかかることが分かりました。

ここからしばらくは、陣痛の間隔が4分半~5分半に。
入院前後と比べると若干長くなっているのですが、
そういうことを言っても嫁には負担にしかならないので伏せます。
但しこれまでと違い、陣痛の2回に1回ほど、これまでより強いものが来るようになります。
僕にできることは限られていますが、それでも励ましたり、話しかけて気を紛らわせたり、マッサージするなど色々あります。
但し使い分けがとても難しい。
陣痛が来ている時に触ったり、くだらないことを言うと嫌がられます。これは大抵の妊婦さんは同じようです。
陣痛が来ていない時は、色々試しましたが、
足をマッサージされるのが一番良かったようなのでずっとやっていました。
後から考えるとこれはどう考えても出産には関係ありません。

入院から8時間後、3度目の診察。子宮口はまだ2cmと言われ、これも平均的な進み方だとは思うのですが、
ほとんど進んでいないという事実はやはり嫁には辛いようです。
長期戦になることは確定的なので、再び部屋を暗くして、少し休んでもらいました。
軽く判断しているようですが、当事者にとってこれは非常に難しい「賭け」になります。
運動した方がお産が進むと分かっていながら、運動しないという選択肢を取るからです。
実際、これを境に陣痛の間隔は5分半~7分半に。
僕も眠くて頭が廻っていない状態ではありましたが、
「母子ともに危険な状態」になって帝王切開となる可能性は(高くは無いのでしょうが)かなり早い段階で覚悟していました。
ただでさえ「出産は富士山に2回登るくらい体力を使う」なんて言いますが、
徹夜の後に富士山に2回登れるかというと明らかに無理です。

そんな中、嫁が小刻みにけいれんのような症状を始めました。唇も青い様子。
部屋が寒いせいもあるだろうと暖房を付けたら、少し和らぎました。
素人には震えと痙攣の区別はつきません。

それにしても、この状態でもちゃんと昼ご飯を食べれる嫁は凄すぎると思います。
確かに昔「私はどんな状況になっても御飯だけは喉を通る」と言っていましたが…。

■破水
入院から11時間後、4度目の診察。
ここで初めて、助産婦ではなく医師による診察が行われました。
その診察(ちなみに診察には僕は立ち会えない)の時に、破水が発生。
破水というのは出産前に必ず起こるもので、むしろ破水するまでは子宮口が開きにくいのだそうです。
出産直前じゃない時に突然破水したりすると、強引に出産しなくちゃいけなくなるので大変なことなのですが、
今回のは健全な部類の破水。
医師によれば、これで陣痛の間隔が短くなるといいけど、という話でした。
子宮口はまだ3~4cmとのこと。非常時に備えて点滴の準備も行われました。

医師は嫁には詳しい説明を行いませんでしたが、僕がいろいろ質問することで、
嫁には聞こえない場所で(というのは意図的だったのかわかりませんが)教えてくれました。
あと4,5時間では難しいが、順調にいけば今日中には生まれる可能性が高いとのこと。
向こうの引継ぎで抜けやすいと思われる、嫁が昨日から寝ていないという話を伝えたところ、
陣痛が進まない場合は陣痛促進剤も検討しましょうとのこと。
もちろん医師は最初から、お産が進まなければ陣痛促進剤は使うつもりだったでしょうが、
その判断を早めにして欲しいのです。

破水後、陣痛の間隔は5回連続でちょうど4分と、明らかに短くなりました。
その後も3分半~4分程度に。痛みも明らかにこれまでより強くなっていました。
入院から12時間後、先ほどから1時間で再び診察。
なんと急展開で子宮口が6cmになっていました。

■いきみ逃し
この頃から「いきみ」の症状が発生。
ここでの「いきむ」というのは、妊婦が赤ちゃんを出そうとする方向に筋肉を動かすこと。
出産が近くなると妊婦は自然と「いきみたくなる」のだそうです。
いきんでしまうと体に力が入ることで子宮口が開きにくくなったり、赤ちゃんが出てきにくくなるようです。
ここで結構ハマる人がいるようなのですが、嫁は事前によく予習して知っていたので、一度もいきみませんでした。
悟りの境地に入り、陣痛が痛くても微動だにしない状態に。

■分娩
分娩というのは、赤ちゃんを産み出すこと。
入院から13時間後の診察で、ついに分娩室への移動が決定。
分娩室のルールは病院によって異なるのでしょうが、うちがかかった病院では、父親のみが立会可能というルール。
嫁が分娩室に移動してから約30分程度で僕が呼ばれました。
そしてついに助産師さんから「いきんでください」と言われる段階に。
ここでも嫁は背中を丸めた方が赤ちゃんが出てきやすいとか、コツを色々把握していたため、
すんなりスルッと出産!やっと!

すんなりすぎて、なんと別室にいた医師が立会に間に合わないという不祥事を発生させました。
そのせいだと思いますが、後に出生届に書かれていた出産時刻は
産まれた時に僕が見た時計の時刻より3分遅くなってましたw

結果を見てみると、最初の陣痛から17時間程度で産まれましたので、初産にしては平均的なようです。
但し眠かったこともあり、かなりの難産に思えました。
ちなみに出産と経験した人の多くが、自分は難産だったと思う傾向があるようです。笑


2012年4月20日 子供が産まれるまで-6

■子供の性別
性別をいつ教えてくれるかについては病院によって違うのですが、
うちは割と早めに教えてもらいました。僕、嫁、母の予想と同じく、女の子でした。
女の子だと言うと、「男は(付いてるから外見で)分かるけど女は分からんぞ」と言う人が多いですが
うちの場合は期せずして染色体検査を受けたので、確実です。
ちなみに教えてくれない医者も多いそうです。
うちも検査後すぐではなく、医師の規定に従った時期で教えてもらえました。

早めに性別を教えてもらえると、名前を検討したり、服を揃えたりできます。
実際、新生児に限っては男でも女でも着れる色の服に人気が集まり品薄になります。
我が家は悠々とピンクを買えるわけです。

■赤ちゃんグッズとサンプル
嫁は色んなコミュニティに顔を出すようになって、
何かあっちこっちで育児用品のサンプルをもらってくるようになりました。
品数は合計で100点を超えていると思います。
生後は紙おむつやミルクなど、同じものを繰り返し大量に消費することが多いので、
製造者側にとってサンプルがペイするんでしょうね。
うちの郵便受けにもサンプルやカタログ、通販雑誌などが毎日のように届くようになり、賑やかになりました。

■父親教室
前にブログに書きましたが、自治体が主催してくれます。
アカチャンホンポなどのベビー用品関連会社や、スタジオアリスのようなベビー写真を扱う店などでも、客寄せのために頻繁に開催しています。
僕は3回行ったのかな。最大の収穫は入浴の練習。
一般的に、お風呂に入れるのは父親、おむつ替えは父母、授乳は母親、という感じで分担することが推奨されているようです。
慣れるまでなかなか大変そうでしたが、慣れたら単純作業になるでしょう。
ちなみに嫁にとっての最大の収穫は、帰りにもらえるおみやげ(大量の育児用品サンプル)でした。笑

■定期検診
嫁が約2週間ごとに定期検診に行きますが、その中で胎児の大きさが推定されます。
重さ、体長、各パーツの長さなどから、日本平均と比較して今どの程度育っているかが分かります。
数字自体は誤差が大きくてあんまり当てにならないんですが、徐々に大きくなっているのを確認できるのは面白いです。

■席を譲られる
嫁が電車でたまに席を譲ってもらうようになりました。
「お腹に赤ちゃんがいます」というキーホルダーが妊婦界では一般的になっていて、
このタグを知っている人は結構譲ってくれるようです。
逆にこれが無いと、単に太ってる人に譲ってしまうという失礼すぎる誤爆が発生するので譲りにくいのです。

通勤時間にサラリーマンから譲ってもらうのは悪いと僕も嫁も思うのですが、
それ以外の時間帯ならかなりの高確率(そもそも満席じゃない時の方が多いけど)。世間は良い人ばっかりです。

■お腹が大きくなる
ここでは僕の目線を中心にしているので、嫁の変化はほとんど触れていませんが、
どんどんお腹が大きくなり、張ってくる(表面の皮が痛くなる感じか)ようになります。
外見では結構辛そうでしたが、つわりほどは辛くないよう。
また、お腹が大きくなれば当然徐々に動きにくくなりますが、
いっぽうで母親は良く運動した方がお産が進みやすいとか、必要な筋肉を鍛えた方が出産当日が楽とか、
そういう事情もあったので逆に良く出歩くようになりました。