OCO注文とは

2種類の指値注文を同時に出し、片方が成立したらもう片方は自動的にキャンセルとなる注文方法のことを、OCO注文(オーシーオーちゅうもん)と言います。OCOは”One Cancels the Other”の頭文字を取っています。

OCO注文の使い方

例えば現在1ドル100円でドルを買ったとします。これが1ドル110円になった時に売って利益を得たいのですが、1ドル90円になった場合は損切りをしたい、といった場合にOCO注文が役立ちます。

OCO注文で1ドル110円の指値と、1ドル90円の逆指値注文(ストップ注文)を入れておけば、寝ている間や出かけている間などに1ドルが110円になったら自動的に利益確定の売りをしてくれますし、1ドル90円になったら自動的に損切りの売りをしてくれます。

OCO注文とIFD注文の組み合わせ=IFO

OCO注文はIFD注文(イフダン注文)と組み合わせることも可能です。IFD注文とは、その注文が約定した時のみ2番目の注文を出すという注文方法です。

1ドル100円の指値買いと、1ドル110円の指値売り、1ドル90円の逆指値売りを全部同時に出し、1ドル100円の指値買いに成功した場合のみ、1ドル110円になれば利益確定の売りか1ドル90円になれば損切りの売りのどちらかを行ってくれます。