NYダウの重要度:S(ぜひ知っておきたい)

NYダウとは

NYダウとは、「ダウ工業株30種平均」(Dow Jones Industrial Average)のことです。投資の世界では、「ニューヨークダウ」あるいは単に「ダウ」と呼ばれることもあります。

NYダウは、アメリカの証券取引所に上場する国際的な優良銘柄30社の平均株価です。元々はダウ・ジョーンズ社が制定していたもので、現在はS&P ダウ・ジョーンズ インデックスが行っています。

ダウ・ジョーンズは世界的に有名な経済誌「ウォールストリート・ジャーナル」を発行している会社であり、NYダウの構成銘柄の選定にはウォールストリート・ジャーナルの編集者が参加しています。

工業(industrial)という言葉が入っていますが、実質的にはほぼすべての事業会社が含まれます。また、かつては全ての銘柄がニューヨーク証券取引所の上場企業から選定されていましたが、現在は新興市場にあたるNASDAQの上場企業も含まれています。

NYダウ選定銘柄一覧

※NYダウ構成銘柄は、たまに入れ代わります。最後に入れ替わったのは、2015年にアップルが加入して、AT&T(電話会社)が除外されたときです。

・アップル(コンピューター)
・アメックス(金融)
・ボーイング(飛行機)
・キャタピラー(重機)
・シスコシステムズ(情報通信)
・シェブロン(石油)
・ディズニー(メディア)
・ダウ。デュポン(化学)
・ゼネラルエレクトリック(電機・金融)
・ゴールドマンサックス(金融)
・ホームデポ(小売り)
・IBM(コンピューター)
・インテル(半導体)
・ジョンソン&ジョンソン(医薬品)
・JPモルガン(金融)
・コカ・コーラ(飲料)
・マクドナルド(外食)
・スリーエム(化学)
・メルク(医薬品)
・マイクロソフト(コンピューター)
・ナイキ(その他製品)
・ファイザー(医薬品)
・P&G(日用品)
・トラベラーズ(保険)
・ユナイテッドヘルス(保険)
・Visa(金融)
・ベライゾン(通信)
・ウォルマート(小売り)
・エクソンモービル(石油)