FXの重要度:S(ぜひ知っておきたい)
FXとは
FXとは、ドルやユーロといった外国のお金を交換・売買して差額で稼ぐという金融商品です。外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)の略称で、読み方はエフエックスと読みます。
FXの簡単な流れ
例えば1ドル100円の時に、1000円を出してドルを買うと、10ドル買うことができます。
この10ドルをずっと持っておき、1ドル110円になった時に売れば、1100円で売ることができます。
1000円だったものが1100円になったので、100円の利益を得ることができました。このように、1ドルの値段が変わることを利用してお金を増やすというのがFXの基本的な考え方です。
FXの特徴
中期・長期投資においては、どこの通貨が値上がりするかを予想することで稼ぐことができます。各国の経済状況や中央銀行の動向、そして各国の中央銀行が定める金利などが重要になります。
逆に短期的な売買においては、テクニカル指標などを用いて動向を予想することで稼ぐこともできます。
有名な通貨の取引では、取引参加者がたくさんいるので、取引相手が不足する心配はまずありません。自分の売買したい時にすぐ売買することができます。
FXは24時間動き続けています(土日は止まります)。株式市場は9:00から15:00までしか開いていないので、その時間に手が空いている人しか参加できませんが、FXなら仕事が終わった後などにも挑戦することができます。
FXのレバレッジ取引
FXでは、実際に持っているより多くのお金を使うことができます。例えばレバレッジ5倍の時は、1000円を持っている人は5000円ぶんのドルを買うことができます。
先ほどの例ですと、以下のような流れになります。
・1ドル100円の時に5000円で50ドル買う
・1ドル110円の時に50ドルを5500円にする
・5000円が5500円になったので、500円儲かった
レバレッジが無い時は1000円→1100円で100円の利益でしたが、レバレッジを5倍にしたら利益も5倍になりました。このように、FX会社からお金を借りることで利益を大きくできる「レバレッジ取引」はFXの重要な特徴の1つです。
但し、損をする場合も損失額が5倍になるので気を付けましょう。
FXのスワップポイント
1000円をドルに換えて10ドルを持っているとき、スワップポイントが加算されます。何故なら日本のお金である1000円とアメリカのお金である10ドルでは、日本とアメリカそれぞれの中央銀行が定める金利が異なるためです。
低金利のお金で高金利のお金を買うと、スワップポイントはプラスとなります。
例:金利1%の円で金利3%のドルを買うと、年間2%のスワップポイントが付く。10ドルを1年間持っていると、10ドルの2%にあたる0.2ドルが儲かる。
レバレッジがかかっている場合は、その分だけ金利も増えます。
例:金利1%の円で金利3%のドルを買うとき、50ドルを1年間持っていると、50ドルの2%にあたる1ドルが儲かる。
本来スワップポイントは2%のはずでしたが、1000円持ってる人がスワップポイントによって1ドル儲かったということは、2%ではなく10%稼げたことになります。このように、レバレッジが5倍だとスワップポイントも5倍になります。
逆に高金利のお金で低金利のお金を買うと、スワップポイントはマイナスとなります。レバレッジをかけるとものすごい損失になるので気を付けましょう。