算数4年(上)第3回 応用問題解説(最難関問題集)

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算数4年(上)第3回:角の性質 応用問題解説

予習シリーズ算数4年上・第3回:角の性質

応用問題A・応用問題B(最難関問題集P12~P15)の解説です!

対頂角、同位角、錯角のうちどれが使えそうか考えながら解きましょう!
図の中に平行線があったら、同位角と錯角を使う可能性が高いです。問題の図に自分で色々と補助線を引きましょう。違ったら消せるように、補助線は薄めに書くのがポイントです。

応用問題A1⃣

見るからに対頂角が使えそうな問題です。

対頂角の関係から下図の2つのの角度は同じで、その角度は180-125=55°です。

・の角度は等しいと書いてあるので、アは55+55=110°

答え:110°

応用問題A2⃣

考え方:角度は40°と86°しかありません。平行線があるので、40°と86°に同位角や錯角が使えないか考えてみましょう。

下図の赤線のように、直線あと直線いに平行な線(補助線)を引きます。

すると40°が錯角で移動できます。

残った角度が86-40=46°と分かり、46°も錯角で上に移動できます。

アは180ー46=134°となります。

 

次にイを考えます。まずは86°のとなりの角度が

180-86=94°であることが分かります。

ウの角度は、下図の紫色の三角形の内角の和が180°であることより、

180-40-94=46°となります。

ウとエの角度は同じなので、どちらも46°です。

上の図の青い三角形の内角の和が180°なので、角イは

180ー40ー46ー46=48°となります。

答え:ア=134°、イ=48°

応用問題A3⃣

考え方:平行線が「あ・い」と「う・え」で2組あるのでややこしい問題。97°は直線いと直線えにくっついているので、同位角や錯角によって直線あにも直線うにも移動できます。しかし67°は直線うにくっついているので、直線えにしか移動できません。
下図の赤い角度は錯角、青い角度は同位角により、同じ角度となります。

なので、アの角度は、97ー67=30°です。

次にイの角度を求めます。

下図の赤線のように補助線を引くと、アと錯角の関係にある赤い角度はアと同じ30°です。

下図の青い部分は75°なので、

下図のように緑色の部分が75-30=45°と分かります。

この45°とイは錯角の関係にあるので、イも45°です。

答え:ア=30°、イ=45°

応用問題A4⃣

下図の赤い角度は180-120=60°

三角形の内角の和が180°ですから、青い角度は、

180-68-60=52°

アは青い角度の対頂角なので52°となります。

次にイの所に下図の赤い補助線を引くと錯角が使えます。

緑色部分の角度は180-145=35°です。

青の52°と緑の35°をそれぞれ錯角でイの所に持ってくると、

イの角度は35+52=87°と分かります。

答え:ア=52°、イ=87°

応用問題B1⃣

平行な2本の線がナナメになっているので、平行が見えにくい問題です。解き方自体はこれまでと同じです。
まず角アに、図の赤線のように左右の平行線と平行な補助線を引きます。

赤い角度は360-335=25°です。

よって、錯角によりアの右半分も25°と分かります。

次に左側の平行線を、下の青線のようにのばします。

(このような線を延長線えんちょうせんと言います)

分かる角度を出していきます。

下図の青は180-40=140°

緑は三角形の内角の和を利用して、180-35-40=105°

紫は180-105=75°です。

下図の紫の角度は錯角の関係にあるので、アの左半分は75となります。

アの角度は、75+25=100°となります。

答え:100°

応用問題B2⃣

下図のように2本の平行線あ・いがある場合、B+C=180°となります。これを利用します。

なぜ180°になるかというと、CはAの錯角であり、A+B=180°だからです。(AとBを合わせると直線になるので180°)

まず下図の赤線のように、平行線あ・いに平行な線を2本引きます。

下図の赤い角度2個の合計は180°となります。(理由は上の赤い囲み枠をご覧ください)

よって青い角度2個の合計は、134+121-180=75°と分かります。

角度アと角度イの錯角を使うと、ア+イ=75°と分かります。

問題文よりイがアよりも15°大きいことを考えると、

ア=30°、イ=45°と分かります。

「ア+イ=75」と「イーア=15」の2つの条件からアとイを求める方法は、和差算と呼ばれます。詳しい解き方は、予習シリーズ4年上の第4回で習います。

答え:30°

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