2011年3月12日 新婚旅行4日目

4日目の朝。今日はナポリ周辺の観光地を廻ります。
中でも大きなポイントになっているのが「青の洞窟」。
洞窟内が青く光るらしいのですが、洞窟が海上にあり、入口が狭いため、
水位と波が低い日のみ、小舟でしか入りません。
入れる可能性は、観光業界の統計によれば、2月は0%、3月全体でかろうじて25%。
しかも出発前に日本で見た天気予報では、この日のナポリは降水確率95%。絶望的でした。

ですが!なぜか快晴!風も少ない!
もしかしたら洞窟に入れるかもしれません。

まさかの快晴。奥に見えるのは「卵城」

洞窟への行き方は少し複雑で、まずはナポリから300人くらい乗れる観光船に乗って45分ほどでカプリ島へ。
カプリ島からは20人くらい乗れるモーターボートで15分程度進んで青の洞窟の目の前まで行き、
そこから先は4人乗りの手漕ぎ船で中に入っていきます。
ガイドさんからの情報では、モーターボートが先着順なので、観光船ではなるべく後方に乗ること、とのこと。

観光船に乗って納得しましたが、この船は出口が後方にしか無いんですね。
そして後方の座席に座っているのは全て日本人。笑
後方の席の中でも、窓際の席の人が隣の人に「良かったら座席変わりましょうか?」「いえいえ、大丈夫です」「いえいえ、窓際の方がいいかなと思って」「いえいえ、ここで十分です」「そんなこと言わずに、ほら、折角の観光ですから」みたいな譲り合いが聞こえる。醜い。
そして勝手に甲板に出て船員にイタリア語で怒られる日本人。
ちょうど卒業旅行の時期なので日本人には若い人が多いのですが、こういう日本人は大体中年で、関西弁です。

で、カプリ島に到着したら船を出て、速やかにモーターボートへ。
地元のガイドさんがボートの船長さんと超顔見知りらしく、ボートをおさえてくれました。
そしてツアーの全員が揃ったら出発。一番乗りでした。
どうやら急がなければいけないのは、ツアーでなく個人で行ってる人たちだけだったのかも。

奥が乗ってきた船。手前がこれから乗るモーターボート。

さあモーターボートで青の洞窟の入口へ。言われないとわからないほど入口が小さい。
小舟も相当小さい。しかもその小舟の中に座る程度ではだめで、寝っころがらなければいけないという。

奥の暗いのが入口。小舟に4人乗ってるが寝てるので姿は見えない

で、いざ洞窟の中へ!

内部から出入口を見ると

美しい!
水面が蛍光色の青のような色になっていました。不思議な感じ。これは写真じゃ伝わらないなあ!
光の入射具合でそうなるそうですが、僕は物理はやってないのでわかりません(ぉ

さて、その後はカプリ島の中を観光。
長い直径が6㎞程度という小さい島ですが、有名人がたくさん別荘を持ってるそうです。

なんとなく地中海っぽい

カプリ島を船で脱出して、ツアーで提供される昼ご飯。ボンゴレスパゲッティとカジキマグロのステーキ。
カジキマグロはハーブや隠し味がかなり凝っていてなかなかでした。

次はポンペイの遺跡へ。
1世紀にベスピオ火山の噴火による火山灰で埋没したものが18世紀から発掘されたというもので、
埋まってたおかげで今でもきれいに形が残っていました。

町がそのまま残ってる感じ

ここでも2000年近く前の遺跡群が普通にさわれる距離まで近づけるので、
ありがたみがマヒしてきました。
こんな昔のものが今でも残っているというのは本当に面白い。
かなり広大で、ここはガイドさん必須でした。

貴重そうな展示物がぞんざいに積まれている

ホテルに戻り、近くのスーパーへ。
イタリア人が言うには「スーパーまで数十分」とのことで、一応45分くらいで着けました。
イタリア人は本当に色々と適当すぎるので、それを前提に考えてないとイライラするかもしれません。
スーパーはカルフールで、ここでお土産をいろいろと購入。
スーパーの方がいいお土産が買えます。
観光地や空港で買うと同じものがすごく高いし、
そもそもそういうところで売ってるものは日本でも買えるものがほとんどだったりします。

夕飯はホテルのレストランで提供されるエビとイカのフライなど。まあ、フライでした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする