次は4人目、Dさんと会うことに。
Dさんは国立の文学部卒で、マスコミ関係の仕事をしている。
これまでの人と大きく違う点として、ちょっと住んでる所が遠い。
それが、わざわざ近くまで来てくれることになったのだ。よほど気に入ってもらえたんだろうか。
ちなみにDさんは、男性からの申し込まれ件数が軽く100件を超えているという、
これまでの人たちとは人気のレベルが一線を画した人である。
年齢と写真はもちろんだが、何よりプロフィールが良くできていたと思う。
土曜の昼間に駅で待ち合わせた。お互い集合時間ギリギリに到着。
歳は僕より1つ下だが、もう少し若く見える。背は高めだが小柄に見える。
写真詐欺はもはやお約束だが、それでも普通にモテてそうな感じ。
今回は向こうが遠くから来ることもあり、食事しながら話すという形ではなく、
観光地めぐりなどして歩きながら話すという形にした。
最初は珍しく僕の方がなかなか会話を繋げない展開だったが、
向こうのツボが分かってきてからエンジンがかかり始めた。
Dさんは文系のはずだが、理系な話題が好きなようだ。
最初は頑張って合わせてくれるなあと思っていたのたが、どうも実際に楽しんでいるようなので、
数学的なビジネスモデルとか、婚活の統計学的側面の話とかをしたら盛り上がった。
だが一方で占いを本気で信じているなど、少なくとも理系人間な人ではないようだ。
色々廻っているうちに、途中でどうも様子がおかしいことに気づいた。
前にタクシーは使わない主義だと言っていたのだが、今日は移動にタクシーを使いたがる。
何かと思ったら、今日はダブルブッキングしているそうだ。
なるほど、それで急いでたのか。
わざわざ遠くから来たのは、複数人と会えるかららしい。
ダブルブッキングと言っても、昼に僕と会って、夜に他の人と会うというだけの話なので、
同時進行が許されている婚活においては別に悪いことをしているわけではない。むしろ合理的だ。
むしろ、そうかこの人は大人気な人なんだったと思い出し、
残りの時間で他の相手より自分が優れていると思わせるように、ポイントを稼ぐことにした。
そこそこうまくいったと思う。さらに最後、思いつきで別れ際になぞなぞを出しておいた。
簡単に見えて超難しいという問題にした。理由は言うまでも無く。
会ってみた感想として、それ以前のメールや電話での期待通り、
話題が豊富で、頭がいいかは分からないが賢いという感じ。
物事に対して戦略を立てるという習慣を持っている人で、僕と考え方が似ている。好感触だった。
ただやはり、次回会う予定を立てようにも、ちょっと距離が遠い。
当分はメールなどで様子見をすることにする。
コメント
順調に経験値を稼いで、難易度の高い方に出会いましたね。
この方は中ボスなのか、まさかラスボスなのか、続きを楽しみにしています。
順調に経験値を稼いで、難易度の高い方に出会いましたね。
この方は中ボスなのか、まさかラスボスなのか、続きを楽しみにしています。
どんな「なぞなぞ」だったんですか?
どんな「なぞなぞ」だったんですか?