ファンダメンタルズの重要度:S(ぜひ知っておきたい)
ファンダメンタルズとは
金融商品を取り巻く環境のことをファンダメンタルズと呼びます。
ファンダメンタル(findamental)は元々英語で「基本」という意味の英単語です。投資の世界では「基本的な経済状況」という意味でファンダメンタルズという言葉が使われます。
ファンダメンタルズとテクニカル
ここでは例として株価について考えてみます。
株価というのは、株の価値を決める様々な指標(例えば配当率や純資産倍率など)に基づいて決まります。しかし実際はそのあるべき価格でピッタリ固定されるのではなく、常に変動し続けています。この時、前者に注目した分析をファンダメンタルズ分析、後者に注目した分析をテクニカル分析と呼びます。
投資の世界におけるファンダメンタルズの対義語はテクニカルです。テクニカルの世界では、ファンダメンタルズが変わらないと仮定したときに、それでも発生する価格の揺らぎについて分析します。
ファンダメンタルズは数日~数年規模の大きな価格の動きを作り、テクニカルは数日~数分規模の短い期間での価格の動きに影響します。そのため長期間の投資になればなるほどファンダメンタルズの理解が重要となり、短期間の投資の場合はテクニカルが重要となります。
ファンダメンタルズの用法例
日本の景気は、日本株全体にとってのファンダメンタルズとなります。そのため好景気の時には「ファンダメンタルズが強いから株価がどんどん上がる」という状況が発生します。
ファンダメンタルズ分析に使われる代表的な指標
市場全体のファンダメンタルズ分析にかかわる指標の例
・経済成長率
・物価上昇率
・失業率、有効求人倍率
・円相場(外国為替)
株などの個別の商品におけるファンダメンタルズ分析にかかわる指標の例
・PER(株価収益率)
・PBR(株価純資産倍率)
・ROE(株主資本利益率)
・配当利回り