オイルマネーとは

オイルマネーとは、油田の持ち主が原油を売って稼いだお金のことです。

オイルマネーの投資への影響

サウジアラビアなどの中東地域では、毎年大量の原油が世界中に販売され、莫大な利益となっています。サウジアラビアの王族などは、この莫大な利益を世界各国で株や債券などの投資につぎ込むため、オイルマネーが投資の世界に大きく影響します。

ドバイショック

2009年にアラブ首長国連邦のドバイ政府は債務の返済が不可能になり、世界中に影響を与えました。背景には2007年からの世界的な金融危機による投資の衰退と、2008年のリーマンショックに端を発する石油価格の急落による収益減少があったとされています。このことによる経済不安のことをドバイショックといいます。

オイルマネーは、原油価格が急激に下がると、不安定になることがあります。

オイルマネーの発祥

元々は、1973年の第一次オイルショックの際、原油価格大幅引き上げにより生じた産油国の巨額の余剰資金を指したのが始まりのようです。

現在は、産油国が原油を売って稼いだ利益のことをオイルマネーと呼びます。