押し目とは

株価などがいったん大きく上昇して、その後一時的に下落することを「押す」と言います。

押した時に、「このくらい押したら下落が終わって、また上昇に変わるだろう」と考える目安のことを押し目(おしめ)と言います。

そして押し目を狙って購入することを、押し目買いと言います。

押し目買いの目安の例

半値戻し

急激な上昇や下落の後、反動でその半分だけ価格が戻ることを「半値戻し」と言います。半値戻しの後はもう一度上昇する可能性があるので、そこが押し目となります。

フィボナッチ

急激な上昇や下落の後、反動で38.2%(あるいは61.8%、23.6%)だけ価格が戻ることが多いというアノマリーです。フィボナッチの考え方に基づいて、これらの%だけ戻したところで押し目買いをする人もいます。

移動平均線

リバウンドしている途中に移動平均線などの重要指標がある場合、そこまで押してリバウンドが止まることがあります。

押し目買いの考え方

株などが上昇トレンドを描いている時でも、株価は毎日上がるわけではなく、たまに下落しては大きく上昇するというのを繰り返していきます。買った直後に下落するというのは避けたいですから、下落が終了したころに買って大きな利益を上げたいと思う時に、押し目で買うことが重要になります。