予習シリーズ社会4年(上)第11回「寒さのきびしい地方のくらし」攻略のポイント
予習シリーズ社会4年(上)第11回「寒さのきびしい地方のくらし」の単元には、以下のような内容があります。
内容 | せつめい |
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十勝平野の畑作 | 十勝の作物の種類、地質、防風林 |
十勝平野の酪農 | 酪農と乳牛、牛乳 |
十勝平野の気候 | 帯広の気温と降水量、夏の濃霧 |
第11回は北海道の十勝平野を中心とした話です。次の第12回では雪の多い地方(新潟県)をやりますが、寒いという点で似ているので、どっちの話だったか混同しないよう気を付けましょう。
十勝平野の畑作
十勝平野は北海道の南東部にあり、太平洋側にある平らな広い地域です。広くて平らな土地なので農作物を育てるのに良いですが、土には火山灰を多く含むので、水田で米を作るのには向かず、畑で小豆、大豆、小麦、じゃがいも、甜菜などを作っています。
(北海道全体ではお米はたくさん作っていますが、第11回は北海道の中の十勝平野に限った話なので注意)
P83にある「輪作」(毎年違うものを植える)の話は、今後出て来る「二期作」(1年に2回同じものを植える)「二毛作」(1年に2回違うものを植える)と混同しやすいので気を付けましょう。
十勝平野の酪農
酪農とは、牛を飼って牛乳や乳製品を作ることです。
牛乳は重くて運びにくいので、東京などの大消費地から離れている北海道では、牛乳はそのままでは売らずにバター、チーズ、ヨーグルトなどに加工してから売っています。
十勝平野の気候
日本の一番北である北海道にある十勝平野は寒いです。十勝平野で一番大きな都市は帯広市です(十勝平野には市は1つしかありません)。12月~3月は平均気温が0℃以下となります。
北海道には梅雨や台風が来にくいため、雨もあまり降りません。十勝平野は北海道の太平洋側(南東側)にあるため、雪も降りにくいです。
十勝平野は夏になると濃霧による冷害に悩まされます。濃霧とは濃い霧のことです。十勝平野では太平洋側を流れる暖流(黒潮)と寒流(親潮)の作用で濃霧が発生しやすくなっていて、濃霧が日光をさえぎってしまうと気温が上がらず農作物が育たないという被害が発生します。
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