2011年8月18日 会社員になることとゲームをする時間について

当たり前のことだけど、学生から社会人になると、自由な時間が減ります。
ここを見ている人に限って言えば、「ゲームをする時間が減る」という言い方の方がしっくり来るかもしれません。
しかしこの自由な時間が減るというのがどんなものか分からず就職し、失敗している例を最近よく見るように感じています。
そこで今日は、就職することによって具体的に生活はどのように変わるのかをまとめてみようと思います。

一般的には、会社というのは9:00~17:30が就業時間になっています。
また、都心での一般的な通勤時間は1時間程度です。
さらに出社は始業より少し前が一般的であることや、出社前の準備も含めれば、
実質的に7:00~19:00が拘束されると考えておくと良いでしょう。

つまりこれだけで平日は12時間が拘束され、残りは12時間です。
一般的な睡眠時間が7時間とすると、後はもう5時間しか残っていません。
※残業が多い会社の場合は、もっと少なくなります。22時まで残業があれば、自由時間は実質ほぼゼロです。

1日12時間の拘束・疲労に対して、本来はこの5時間が言わば「ストレス回復時間」になるべきなのですが、
ゲームというのは必ずしも回復をもたらしてくれません。
プレイすること自体で頭や目・肩などを疲れさせるのはもちろんですが、
強敵に勝てなくて全滅したり、難しいステージをクリアできなかったりと、気分をリラックスさせるどころかかえってストレスが溜まることもあります。
最近ではゲーム内外に用意されている「ランキング」で上位を目指すという遊び方をしている人が多いですが、
ある程度まとまった時間を費やさないと好成績が出せないので楽しめず、
また時間を費やしたからと言って上位に行けるとは限らないので、その場合のストレスも相当のものになります。
ちょっと考えれば明らかですが、ランキングで上位を目指すとか他人より上位に立とうとするようなゲームの遊び方は、自分を回復させるという用途には不向きです。

そういった中で一部の人には、学生時代と同じくらい遊びたいという願望が出てきます。
しかしそうすると、まずはどうしても掃除・洗濯といった生活の基盤部分がないがしろになり、
それでも満足できなければ睡眠時間が削られていくことになります。

この睡眠時間が削られるというのが結構危ないです。
まず睡眠時間が足りていない人は、自分が睡眠時間が足りていないということを正確に自覚できません。
イライラしやすくなるため、仕事で失敗しやすくなったり、ゲームも楽しめなくなって来る場合もあります。
考えがどんどんネガティブになっていく人もいるかもしれません。
他のことでストレスを発散しようとして、食欲が過剰にわいて太ってくる人もいます。
このように、睡眠時間が足りないと、当たり前ですが様々な不具合が発生します。
そして体調が悪くなると、正確な判断ができなくなり、ゲームをする時間がますます増えていく…
という傾向が、少なくとも僕の知る限りでは結構あります。
こういった負の連鎖をどう断ち切ればいいかという話は、時間があればまたそのうち。

ちょっと話が色々な方向に行きましたが、なにせ会社員の平日は、12時間の勤務と7時間の睡眠、そして5時間の自由時間(残業除く)です。
まだ就職していない人、これから就職するよという人は、一度は「就職後の自分の一日」を真面目に想像してみてください。
そして自分がどれくらいゲームで遊ぶ時間が取れるのか、就職前の時点であらかじめ覚悟しておいて欲しいと思います。
できればその上で、限られた時間でゲームとどんな風に付き合っていくかまで考えられたら一番良いですね。
皆さんが健康で充実した生活を送れることを祈ります。

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コメント

  1. おてう より:

    >プリンさん
    おーどうもお久しぶり!
    そうですね、無理にならないようなスケジューリングを立てることも、
    心身の健康を保つのに重要ですよね。

    >若野さん
    生活時間を2時間見積もるのは冷静な計算ですね。
    段々そこが減っていく人が多いと思います。
    通勤時間をいかにうまく使うか、みたいな書籍が結構出ているみたいですが、
    PSPやDSのゲーマーにとっては重要ですね。

  2. おてう より:

    >プリンさん
    おーどうもお久しぶり!
    そうですね、無理にならないようなスケジューリングを立てることも、
    心身の健康を保つのに重要ですよね。

    >若野さん
    生活時間を2時間見積もるのは冷静な計算ですね。
    段々そこが減っていく人が多いと思います。
    通勤時間をいかにうまく使うか、みたいな書籍が結構出ているみたいですが、
    PSPやDSのゲーマーにとっては重要ですね。

  3. 若野 より:

    自由時間5時間のうち、生活時間(メシ、風呂etc)が少なく見積もっても2時間いるとして、残り3時間。携帯ゲーム機であれば帰りの通勤時間をゲーム時間とみなせるので(行きは無理でしょうが)4時間まで巻き返せますが、よほど職場に恵まれてない限り1~2時間の残業は当たり前に入るので結局残り2~3時間程度。しかも仕事の疲労でパフォーマンスも落ちていることを考えると…厳しいですね。

  4. 若野 より:

    自由時間5時間のうち、生活時間(メシ、風呂etc)が少なく見積もっても2時間いるとして、残り3時間。携帯ゲーム機であれば帰りの通勤時間をゲーム時間とみなせるので(行きは無理でしょうが)4時間まで巻き返せますが、よほど職場に恵まれてない限り1~2時間の残業は当たり前に入るので結局残り2~3時間程度。しかも仕事の疲労でパフォーマンスも落ちていることを考えると…厳しいですね。

  5. プリン より:

    こんにちは、大変お久し振りです。
    ブログ更新、お疲れ様です。いつも楽しく拝見させて頂いています。

    なるほど…凄く勉強になりました。ありがとうございます。
    私は大学院生ですが、研究の為の拘束時間は約8時間ですね。大学生と社会人の中間と言えるでしょう。

    ただ私の場合、身体(というより心身)が弱かったりで、今でも相当きついので、
    今後の将来を考えるに当たって凄く参考になりました。ありがとうございます。

    それでは、失礼致します。

  6. プリン より:

    こんにちは、大変お久し振りです。
    ブログ更新、お疲れ様です。いつも楽しく拝見させて頂いています。

    なるほど…凄く勉強になりました。ありがとうございます。
    私は大学院生ですが、研究の為の拘束時間は約8時間ですね。大学生と社会人の中間と言えるでしょう。

    ただ私の場合、身体(というより心身)が弱かったりで、今でも相当きついので、
    今後の将来を考えるに当たって凄く参考になりました。ありがとうございます。

    それでは、失礼致します。