2014年3月14日 趣味とか人生とか

どうも最近は「趣味に本気になる人」が多いようです。
「1番を目指す」みたいな方向性がある世界の人は特にそう(だからテレビゲームはその傾向が強いです)。
昔は趣味の世界に人生の大半を捧げる人というのはそんなにいなくて、
だからこそちょっと頑張れば他の人より頭1つ抜けた存在になれる分野がゴロゴロあったように思うのですが、
今はみんな割と簡単に現実生活を犠牲にして趣味の世界に時間を費やすようになっていて、
それでその結果、趣味の分野で1番あるいは上位を保つためには、現実生活を犠牲にしなければならないという
ちょっと若者にとってみたらかわいそうな環境になっているように感じています。
もっとも過去に比べてどうかはどうでも良くて、現在そうなっていることが問題なのですが。

ともかくその結果として、
・「勝つ」ということが目的の1つになっているようなゲームでは、勝つことが難しく、安易に娯楽を得にくい
・「勝つ」という達成感を手に入れるために、その趣味を始めた当初の想定をはるかに超える時間なり金銭なりを費やすはめになる
・ある趣味の世界に入ると周囲の人がみんな現実生活をないがしろにしているため、自分もそうして良いのだと錯覚してしまう
等々といった問題が起きていると思うわけです。

本当に冷静な状態で熟考した結果として、趣味に生きるという道を選んだ人はそれで良いのだろうと思います。
でもそうじゃない人がもしいたら、本当にその道でいいのか、何とかして一度再考してほしいなあと思います。
別に引き返せと言っているわけではなく、人生の選択は慎重に行いたいよねという、
まあそう書いてしまうと割と当たり前の話なんですけど、そういう話です。

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