ハートゴールド・ソウルシルバー時代のダブルバトルのルールをあんまり良く知らなかったんですが、今日詳しく見てみたら、何となく今までもやもやしていたものの正体が分かってきました。
この「HGSSルール」では伝説のポケモンのうちミュウツー、ルギア、ホウオウ、カイオーガ、グラードン、レックウザ、ディアルガ、パルキア、ギラティナのうち2匹まで使用が許可されています。
そして、これらのポケモンが強すぎるため、必然的に全ての戦略がこれら9匹を軸に組み立てられているようです。
それに対して現在のブラックホワイトのWi-Fi対戦では、これら9匹を含む多くの高性能ポケモンが使えません。そのため、「HGSSルール」で第2集団だったポケモンたちが、「Wi-Fi BWルール」では最強クラスになるわけです。で、それらの数がものすごく多い。これがポイントというわけです。
実際にWi-Fi対戦をやってみると、こいつ誰だっけみたいなポケモンが大量に出てきます。トップクラスのプレイヤーが使うポケモンはある程度絞られてくるのではとも思うのですが、普通のプレイヤーにとっては、やっぱり特定の相手を意識せず漠然とパーティーを組んでいくしかないように感じます。ここまでは前にも書いた話。
で、そういう中で、どんなポケモンが強いのかを考えるには、「強いポケモンに対して」ではなく「他の人が使う確率が高いポケモンに対して強いかどうか」という評価が一番適当なのではないでしょうか。
例えば、使用確率10%のポケモンに相性がよければ10pt、5%のポケモンなら5ptとし、646匹分の合計ポイント数をつけるという方法。本当に強いポケモンなら他の人が使う確率が高いはずですし、いくら強くても他の人が使わないなら対策の優先度は低いはずです。1対1の相性のほかにメンバーの組み合わせがあるのでそう簡単ではないですが、何にせよWi-Fiバトルにおいてはこの「他人の使用頻度」を考慮しなければ、優秀に見えるポケモンが何故か勝てないという展開に陥りやすそうです。
