アノマリーとは

投資の世界において、ちゃんとした根拠や理論が無いのになぜか当たる経験則のことをアノマリーと言います。

有名なアノマリーになると信じる人が多いため、無視できないほど大きな影響力を持つ場合もあります。ゲン担ぎ程度にアノマリーを利用して投資をする、といった使い方をする人もいるようです。

アノマリーが当たる理由

たとえ理由がなくても、多くの投資家がアノマリーを意識して行動すると、本当にその通りに価格が変動し、アノマリー通りの結果になる可能性があります。

また、一見アノマリーと思われているものにも実際は理由があるというケースもあります。

アノマリーの例

Sell in May(5月に売れ)

主にアメリカの株式市場で、5月から夏にかけて株価が下落しやすいというアノマリー。日本語でもセルインメイと表現されます。5月は決算発表が出ることで材料出尽くしの売りが出やすいとか、ファンドの決算期を迎えるためとか、様々な理由が考えられています。

ジブリの呪い

「アメリカの雇用統計発表日にテレビでスタジオジブリのアニメが放送されると円高になる・翌週の株価が下がる」というアノマリー。

2010年から2013年の3年間で90%の確率で的中したとのことで、アメリカのウォールストリートジャーナルや、日本でもワールドビジネスサテライトで取り上げられた有名なアノマリーです。