算数4年(上)第4回 応用問題解説(最難関問題集)

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算数4年(上)第4回:和と差の問題 応用問題解説

予習シリーズ算数4年上・第4回:和と差の問題

応用問題A・応用問題B(最難関問題集P16~P19)の解説です!

分からない問題があったら、とにかく線分図を書きましょう!線分図を書くのが面倒だなと思っても、目の前にある問題を解くためではなく、将来もっと難しい線分図の問題を解く時のための練習だと思ってがんばって下さい。線分図は大きめに、ていねいに書くのがポイントです。

応用問題A1⃣

あつ子、ゆう子、まり子の最初の持っている個数が分からないので、線分図が書きにくい問題です。

ストラップをわたす前の線分図は描きにくいので、わたした後の線分図を描いてみましょう。

わたした後は、ゆう子だけ3個少ないので、30に3を足して、あつ子とまり子に合わせましょう。

あつ子とまり子の個数は

(30+3)÷3=11

ゆう子の個数は

11-3=8

わたした後のストラップの個数は、あつ子とまり子は11個ずつ、ゆう子は8個、となります。

次に、最初の個数を調べるために、3人のわたしたストラップの個数を整理します。

  • あつ子は7個あげたので、7個減りました。(-7個)
  • ゆう子は7個もらって2個あげたので、5個増えました。(+5個)
  • まり子は2個もらったので、2個増えました。(+2個)

よって、最初に持っていたストラップの数は、

あつ子…11+7=18
ゆう子…8-5=3
まり子…11-2=9

答え:あつ子=18個、ゆう子=3個、まり子=9個

応用問題A2⃣

(1)連続する3個の奇数を線分図に書いてみると、

小さい数字は真ん中の数字-2、大きい数字は真ん中の数字+2です。

3つの数字を真ん中の数にそろえて3で割れば、真ん中の数が求まります。

(33+2-2)÷3=11

答え:11

(2)連続する6個の奇数を線分図に書いてみると、

赤い線より右側に2は15個あるので、一番小さい数字は

(300-2×15)÷6=45

答え:45

【別解】

「平均」を使いこなしている子向けの解き方です。

線分図の中央に線を引いてみると、

この線は6個のちょうど平均を表すので、

300÷6=50

線分図を見るとAは平均よりも5小さいので、

50-5=45(答)

応用問題A3⃣

ノート1個はえんぴつ1個より40円高いので、

ノート2個はえんぴつ2個より80円高くなります。

よって、「えんぴつ3本とノート2さつ」は、「えんぴつ3本とえんぴつ2本」より80円高いです。

「えんぴつ3本とノート2さつ」は480円なので、「えんぴつ3本とえんぴつ2本」は

480-80=400円

えんぴつ5本で400円なので、えんぴつ1本の値段は

400÷5=80円

答え:80円

応用問題A4⃣

文章を読んだだけでは意味が分からないでしょう。読みながら線分図を書いてみましょう。

まず最初はAとBは同じ個数だったので、線分図は下図の通り。

AとBの玉を取り除いた線分図は、下図の赤字部分の通り。

上の線分図の赤い部分について、和と差に注目すると、和が30で差が8ですから、

Aから取り出した玉の数は

(30+8)÷2=19

Aに残っている玉の個数は初めの半分ですから、

Aに残っている玉の個数も19個と分かります。

Bに残っている玉の個数はAより8個多いので、

19+8=27

答え:27個

応用問題B1⃣

まずは線分図を描きます。

整理すると、下の青枠のようになります。

●=(14-6)÷2=4 となります。

●=4と分かったので、線分図を整理します。

Aを求めるには(100ー4ー10ー14)÷4=18

B=18+4=22
C=18+10=28
D=18+14=32

答え:A=18、B=22、C=28、D=32

応用問題B2⃣

難しい問題で(1)と(2)がある時、(1)の問題は、(2)を考えるためのヒントの問題となっていることが多いです。

(1)十字型の5個の数字の合計は、

9+14+15+16+21=75

答え:75

(2)まず(1)の十字型について考えてみます。

横に見ると「14」「15」「16」と1つちがいの数字が3つ並んでいます。

そのため、ここは中央の数字3個に置きかえても、十字型の数字の合計は変わりません。

つぎに縦に見ると、「9」「15」「21」と6つちがいの数字が3つ並んでいます。

そのため、ここは中央の数字3個に置きかえても合計は変わりません。

つまり、十字型の中にある5個の合計は、十字型の中央の整数5個と同じになります。

(十字型の中の5個の平均が中央と同じになる、とも言えます)

よって5個の合計が380になるときは、中央の整数は

380÷5=76

最も小さい数字は

76ー6=70

答え:70

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