「 出産 」一覧

2012年4月22日 産まれましたー!

そういうことで、無事に出産しました!

かわいそうに僕似です

産まれたばっかりの娘は、何と体重がちょうど3000グラム!
ピッタリというのは珍しいらしいです。覚えやすいのは助かる。
女の子ですが僕似です。かわいそうに…。(ぉ
ただ顔はどんどん変わっていくもののようなので、嫁に似ていってほしいなあと思います。笑

ちなみに今回は、普段あまり使わないケータイを使ってメールで友人に出産報告をしてみたのですが、
半分が宛先不明。中には「すいません、どなたですか?」という返信も1名。
みんな番号変わってる。慣れないことはするもんじゃないな。笑

そういうことでしばらく大変だろうと思いますが、皆様の温かい声援をお願いします!
また、今後もここでは子供を教育していく過程での戦略と結果などを公開していきたいと思っています。
ただ本人のプライバシーもあるので、どこまで公開するかは悩むところです。


2012年4月21日 子供が産まれるまで-7

親父の一番長くない日の話。

■出産予定日とは
一般的に出産は「40週目」とされていて、その日が「出産予定日」となるのですが、
トラブルさえなければ、意外にも予定日周辺に産まれるケースがほとんどなんだそうです。
ということで、39週目からはその日がいつ来ても良いように準備。
病院に持って行く荷物を玄関にまとめて、タクシー会社への電話番号を登録、
あとは冷蔵庫の中の野菜を消費したりとか。嫁が一番熱心だったのはこれでした。笑

■前駆陣痛
予定日の1週間前に、初の陣痛が来ました。
一般的には、最初は約10分間隔で10秒程度痛くなり、それが徐々に間隔が短くなるのですが、
今回は不規則に数十分おきに数回痛んだ程度。
これは「前駆陣痛」と呼ばれるもので、出産直前の陣痛とは別の物でした。
もっとも極まれに前駆陣痛だと思っていた者が本陣痛の場合もあるようです。

前駆陣痛は実際に出産した日の7日前と6日前に起こりましたが、その後はしばらく現れず、
一般的に初産は予定日を過ぎるケースも多いとのことなので、
これはうちもだいぶ遅れるかな…というムードに。

■本陣痛開始か
しばらく経ち、ついに陣痛らしきものが来ました。
最初は10分程度痛み続き、その後30分以上も次の痛みが来なかったので、また前駆陣痛かと思ったのですが、
2回目以降は13分、8分、5分、5分、8分、9分、5分、5分という間隔。
一般的なルールとして、陣痛の間隔が10分になったら病院に連絡し、5分になったら病院に行くというのが有名で、
うちがかかっている病院もそのルールになっていました。

しかしこれだといつ行けばいいかわからない。
しかもこれまで前駆陣痛を経験しているので、これも前駆陣痛かもしれないと思ってしまうのです。
陣痛と勘違いして前駆陣痛で病院に行き、帰らされたなんて体験談は妊娠系の雑誌で必ず載るようなよくある話なので、
嫁は最初かなり躊躇していました。

結局13分、8分、5分の時点で僕の判断で「陣痛間隔10分」の電話をしました。
しかし次の「5分間隔になったら」がまた分かりにくい。
そもそも最初は陣痛の「終わり」が分からないので、1回分なのか2回繋がってるのかもわかりません。
実際は細かい数字も含めて、その後の陣痛間隔は
13分、8分、4:40、5:20、8:20、8:40、4:40、5:00、16:40、6:40、4:00、4:40、4:30、4:30…となりました。
嫁はまだ判断しかねていましたが、僕の判断で、ここで病院に連絡。
あまりの痛さから、間隔が変わったことには気づいておらず、
また最初の陣痛開始からの時間も把握していなかったのだろうと思います。

■病院へ
さて、病院に連絡したのであとは移動…
と簡単に書いたものの、実はこの時ちょうど深夜でした。
タクシーで行くことにしており、複数のタクシー会社に連絡する準備をしていたのですが、
なんと全社とも、空いているタクシーが無いというのです!

うちは自家用車が無いので、電車もバスもない時間にこれは困ります。
全社だめと分かった後で、再び粘り強く話したところ、
正確には「空いているタクシーが無い」のではなく「そもそもタクシーが無い」ということが判明。
台数が無いというのは、向こうとしては恥ずかしいことだと思い、言い回しを変えていたようです。
ここは僕の質問力が生きたと言えるでしょう。
さらに、タクシーは正確には「無い」のではなく、「近くに無い」ということが判明。
事情を話し、少し遠い場所にいたタクシーを30分かけて廻してもらえることになりました。

■入院1日目
こうして病院に到着。
陣痛間隔は相変わらず4分~5分のまま。完全に「5分間隔」というやつになっています。
また、診察の結果、子宮口は1cm程度とのこと。これが10cm程度になると赤ちゃんが出て来れます。
ちなみに産婦人科は、うちからの近さ(普段の通院の通いやすさ)を優先したこともあり、小さい病院なのですが、
偶然にも他に既に2人もお産直前の人がおり、1人はうちの入院の6時間後くらいに出産。
もう1人は途中で陣痛がなくなって帰らされていました。

陣痛が始まってから出産までは、平均で15時間程度と言われています。
一番困ったのが、今回は夜に寝ようとした頃に陣痛が始まったため、最後に寝たのが前日ということ。
かなり眠い状態だったので、とにかく嫁の体力が心配でした。もちろん僕も寝ていません。

旦那は特にできることは無いので、寝ておくのが良さそうに思えますが、
自分も嫁と同じく寝ないでおくことで、嫁の環境を少しでも体感することにしました。
別に「苦しみを共有する」とかいう非科学的な意図ではありません。

■陣痛のがし
5分に1回の陣痛を耐えるために、妊婦は様々な方法を採ります。特に体勢・姿勢は重要。
嫁はそれまで5分毎の陣痛のたびにベッドに座る体勢を取ることで和らげていたのですが、
入院から3時間程度で徐々に痛みに耐えることへの限界が来ているように見られました。
もちろん痛みは徐々に強くなるものですが、それ以外に眠気による混乱もあるだろうと判断。
痛くない時は横になるよう提案しました。
部屋を暗くすると、嫁はすぐに寝てしまいました。
陣痛が来るたびに起きてはしまうのですが、なんとこれまで陣痛の間隔が4~5分だったのが、ここで急に6分に変化。
6分毎に1分痛むのですが、残り5分で眠れます。
この方法でしばらくやり過ごしました。

■経過
やがて朝食。長期戦なので栄養は絶対に必要。嫁は頑張って食べました。
病院食は嫁の分しか出ないので微妙に僕が地獄ですが、そう言う状況ではありませんでした。
嫁の眠気が大分和らいだので、一度ベッドから起きて歩行や屈伸などの運動を提案。
陣痛前でもそうなのですが、運動することでお産は進みやすくなると考えられています。
その後、入院から5時間後で2回目の診察。子宮口は2cm。
予想通りではあるのですが、まだまだ時間がかかることが分かりました。

ここからしばらくは、陣痛の間隔が4分半~5分半に。
入院前後と比べると若干長くなっているのですが、
そういうことを言っても嫁には負担にしかならないので伏せます。
但しこれまでと違い、陣痛の2回に1回ほど、これまでより強いものが来るようになります。
僕にできることは限られていますが、それでも励ましたり、話しかけて気を紛らわせたり、マッサージするなど色々あります。
但し使い分けがとても難しい。
陣痛が来ている時に触ったり、くだらないことを言うと嫌がられます。これは大抵の妊婦さんは同じようです。
陣痛が来ていない時は、色々試しましたが、
足をマッサージされるのが一番良かったようなのでずっとやっていました。
後から考えるとこれはどう考えても出産には関係ありません。

入院から8時間後、3度目の診察。子宮口はまだ2cmと言われ、これも平均的な進み方だとは思うのですが、
ほとんど進んでいないという事実はやはり嫁には辛いようです。
長期戦になることは確定的なので、再び部屋を暗くして、少し休んでもらいました。
軽く判断しているようですが、当事者にとってこれは非常に難しい「賭け」になります。
運動した方がお産が進むと分かっていながら、運動しないという選択肢を取るからです。
実際、これを境に陣痛の間隔は5分半~7分半に。
僕も眠くて頭が廻っていない状態ではありましたが、
「母子ともに危険な状態」になって帝王切開となる可能性は(高くは無いのでしょうが)かなり早い段階で覚悟していました。
ただでさえ「出産は富士山に2回登るくらい体力を使う」なんて言いますが、
徹夜の後に富士山に2回登れるかというと明らかに無理です。

そんな中、嫁が小刻みにけいれんのような症状を始めました。唇も青い様子。
部屋が寒いせいもあるだろうと暖房を付けたら、少し和らぎました。
素人には震えと痙攣の区別はつきません。

それにしても、この状態でもちゃんと昼ご飯を食べれる嫁は凄すぎると思います。
確かに昔「私はどんな状況になっても御飯だけは喉を通る」と言っていましたが…。

■破水
入院から11時間後、4度目の診察。
ここで初めて、助産婦ではなく医師による診察が行われました。
その診察(ちなみに診察には僕は立ち会えない)の時に、破水が発生。
破水というのは出産前に必ず起こるもので、むしろ破水するまでは子宮口が開きにくいのだそうです。
出産直前じゃない時に突然破水したりすると、強引に出産しなくちゃいけなくなるので大変なことなのですが、
今回のは健全な部類の破水。
医師によれば、これで陣痛の間隔が短くなるといいけど、という話でした。
子宮口はまだ3~4cmとのこと。非常時に備えて点滴の準備も行われました。

医師は嫁には詳しい説明を行いませんでしたが、僕がいろいろ質問することで、
嫁には聞こえない場所で(というのは意図的だったのかわかりませんが)教えてくれました。
あと4,5時間では難しいが、順調にいけば今日中には生まれる可能性が高いとのこと。
向こうの引継ぎで抜けやすいと思われる、嫁が昨日から寝ていないという話を伝えたところ、
陣痛が進まない場合は陣痛促進剤も検討しましょうとのこと。
もちろん医師は最初から、お産が進まなければ陣痛促進剤は使うつもりだったでしょうが、
その判断を早めにして欲しいのです。

破水後、陣痛の間隔は5回連続でちょうど4分と、明らかに短くなりました。
その後も3分半~4分程度に。痛みも明らかにこれまでより強くなっていました。
入院から12時間後、先ほどから1時間で再び診察。
なんと急展開で子宮口が6cmになっていました。

■いきみ逃し
この頃から「いきみ」の症状が発生。
ここでの「いきむ」というのは、妊婦が赤ちゃんを出そうとする方向に筋肉を動かすこと。
出産が近くなると妊婦は自然と「いきみたくなる」のだそうです。
いきんでしまうと体に力が入ることで子宮口が開きにくくなったり、赤ちゃんが出てきにくくなるようです。
ここで結構ハマる人がいるようなのですが、嫁は事前によく予習して知っていたので、一度もいきみませんでした。
悟りの境地に入り、陣痛が痛くても微動だにしない状態に。

■分娩
分娩というのは、赤ちゃんを産み出すこと。
入院から13時間後の診察で、ついに分娩室への移動が決定。
分娩室のルールは病院によって異なるのでしょうが、うちがかかった病院では、父親のみが立会可能というルール。
嫁が分娩室に移動してから約30分程度で僕が呼ばれました。
そしてついに助産師さんから「いきんでください」と言われる段階に。
ここでも嫁は背中を丸めた方が赤ちゃんが出てきやすいとか、コツを色々把握していたため、
すんなりスルッと出産!やっと!

すんなりすぎて、なんと別室にいた医師が立会に間に合わないという不祥事を発生させました。
そのせいだと思いますが、後に出生届に書かれていた出産時刻は
産まれた時に僕が見た時計の時刻より3分遅くなってましたw

結果を見てみると、最初の陣痛から17時間程度で産まれましたので、初産にしては平均的なようです。
但し眠かったこともあり、かなりの難産に思えました。
ちなみに出産と経験した人の多くが、自分は難産だったと思う傾向があるようです。笑


2012年4月20日 子供が産まれるまで-6

■子供の性別
性別をいつ教えてくれるかについては病院によって違うのですが、
うちは割と早めに教えてもらいました。僕、嫁、母の予想と同じく、女の子でした。
女の子だと言うと、「男は(付いてるから外見で)分かるけど女は分からんぞ」と言う人が多いですが
うちの場合は期せずして染色体検査を受けたので、確実です。
ちなみに教えてくれない医者も多いそうです。
うちも検査後すぐではなく、医師の規定に従った時期で教えてもらえました。

早めに性別を教えてもらえると、名前を検討したり、服を揃えたりできます。
実際、新生児に限っては男でも女でも着れる色の服に人気が集まり品薄になります。
我が家は悠々とピンクを買えるわけです。

■赤ちゃんグッズとサンプル
嫁は色んなコミュニティに顔を出すようになって、
何かあっちこっちで育児用品のサンプルをもらってくるようになりました。
品数は合計で100点を超えていると思います。
生後は紙おむつやミルクなど、同じものを繰り返し大量に消費することが多いので、
製造者側にとってサンプルがペイするんでしょうね。
うちの郵便受けにもサンプルやカタログ、通販雑誌などが毎日のように届くようになり、賑やかになりました。

■父親教室
前にブログに書きましたが、自治体が主催してくれます。
アカチャンホンポなどのベビー用品関連会社や、スタジオアリスのようなベビー写真を扱う店などでも、客寄せのために頻繁に開催しています。
僕は3回行ったのかな。最大の収穫は入浴の練習。
一般的に、お風呂に入れるのは父親、おむつ替えは父母、授乳は母親、という感じで分担することが推奨されているようです。
慣れるまでなかなか大変そうでしたが、慣れたら単純作業になるでしょう。
ちなみに嫁にとっての最大の収穫は、帰りにもらえるおみやげ(大量の育児用品サンプル)でした。笑

■定期検診
嫁が約2週間ごとに定期検診に行きますが、その中で胎児の大きさが推定されます。
重さ、体長、各パーツの長さなどから、日本平均と比較して今どの程度育っているかが分かります。
数字自体は誤差が大きくてあんまり当てにならないんですが、徐々に大きくなっているのを確認できるのは面白いです。

■席を譲られる
嫁が電車でたまに席を譲ってもらうようになりました。
「お腹に赤ちゃんがいます」というキーホルダーが妊婦界では一般的になっていて、
このタグを知っている人は結構譲ってくれるようです。
逆にこれが無いと、単に太ってる人に譲ってしまうという失礼すぎる誤爆が発生するので譲りにくいのです。

通勤時間にサラリーマンから譲ってもらうのは悪いと僕も嫁も思うのですが、
それ以外の時間帯ならかなりの高確率(そもそも満席じゃない時の方が多いけど)。世間は良い人ばっかりです。

■お腹が大きくなる
ここでは僕の目線を中心にしているので、嫁の変化はほとんど触れていませんが、
どんどんお腹が大きくなり、張ってくる(表面の皮が痛くなる感じか)ようになります。
外見では結構辛そうでしたが、つわりほどは辛くないよう。
また、お腹が大きくなれば当然徐々に動きにくくなりますが、
いっぽうで母親は良く運動した方がお産が進みやすいとか、必要な筋肉を鍛えた方が出産当日が楽とか、
そういう事情もあったので逆に良く出歩くようになりました。


2012年4月19日 子供が産まれるまで-5

■ダウン症の疑い
妊娠後も、母子ともに異常がないかどうかの検査は色々やりました。
その中で、びっくりする検査結果が判明。
うちの子は約50%の確率でダウン症であると診断されたのです。
そもそも「ダウン症」という言葉自体、僕も結婚後に知ったのですが、簡単に言うと、
染色体の異常が原因で知能がほとんど発達せず、各種障害があったり、短命になるというような症状。
生命力が弱いことから、生まれる前に亡くなってしまう流産・死産の確率も高いです。
出産前にダウン症が判明した場合、イギリスでは約92%が中絶するそうです。
(日本での数字は分かりません、また、宗教的に流産できないケースもあるので正確な統計は難しそうです。)

統計上は女性の年齢が高いほどダウン症の確率が高くなるのですが、
嫁の場合はまだ若いので、700分の1程度のはずでした。それだけに驚きました。

ダウン症の胎児には、首の後ろにむくみがある、鼻の骨が短い、
心臓の三尖弁の所で血流が逆流している、などといった特徴があるのですが、
うちの子はその全てで少しずつ基準値を超えているというのです。
そのため、50%というのは、うちと同じ診断結果だった人の実際の統計ではなく推測値であり、
実際よりかなり高い数字が出ているとの補足を受けましたが、
(ちなみにこの検査の性質上、陰性(ダウン症ではない)と判断された子が実はダウン症だったという誤審は許されないので、
「偽陽性」(陽性と判定されたけど実はダウン症ではない)が増えるそうです)
それでも一応すぐに精密な診断を受けることにしました。

この精密検査がまた曲者で、そもそも検査を受けることによって死亡する確率があるといわれています。
そのため、信頼できる医者を選ぶ必要があります。

■結果は問題なし
数週間の後、結果が出ました。陰性、つまり問題なし。
その後の検診では三尖弁の逆流も見当たらず、心疾患の心配もなくなりました。
小さい頃は瞬間的に逆流が起こることは、まあたまにあるんだそうです。
これにより最初の診断は、単なる「うちの子は鼻が高くないらしい」という些細なお知らせに変わりました。

最初に50%と診断されてから結果が分かるまでの間は、我が家にとって本当に長い時間でした。
ダウン症に関する考え方は各家庭でそれぞれだと思いますが、
少なくとも子供に異常の疑いがあったのが、無かったと分かって喜ばない親はいないでしょう。

妊娠5か月目に突入し、上記の問題も解決し、
これで妊娠に関して難所はほぼクリアできたことになります。
その後もタバコを避けるとか、インフルエンザにかからないようマスクとうがい手洗いを徹底するなど、
出来る限りのことは全てやりましたが、妊娠初期に比べたら小さいものでしょう。
徐々に興味は赤ちゃんの生後のことに移っていきます。


2012年4月18日 子供が産まれるまで-4

■妊娠の「週数」「月数」の数え方
子供が産まれるまでの「週数」「月数」の数え方は結構特殊になっていて、
月経の開始日を1週目、受精した時点を2週目として数えていきます。
15週までを「前期」、27週までを「中期」、それ以降を「後期」と呼び、
40週目の1日目が「出産予定日」となります。
生理周期が約1か月なことから、妊娠が発覚するのは普通は最短でも2か月目になります。

■流産と安定期
ちなみに、最初のうちは流産する確率が高く、徐々に低くなっていきます。
全妊娠のうち12週目までに流産する確率が約13%、13~22週目までに流産する確率が約2%。
22週目を過ぎると早産と呼ばれます。言葉の違いは法律上の違いだけですが、
「流産」は産まれなかったことになり、「早産」は産まれて亡くなったことになります。
一般的には、妊娠5か月目からを「安定期」と呼びます。

この頃になって初めて自分が妊娠したことを周囲に発表する人が多いです。
やはり流産の確率が下がるまでは、周囲にも妊娠を発表しづらいものです。
もし流産したら、友達に「赤ちゃん元気?」とか聞かれた時に辛いので、まあ当然でしょう。

■「つわり」の始まり
大体妊娠2~3か月目あたりから、女性には「つわり」という現象が起きます。
ざっくり言うと、もの凄く気分が悪いという状態がずっと続くというものです。
この期間は、基本的に気分が悪くない瞬間というのはほとんどありません。
4か月目あたりにかけてつわりの症状が徐々に和らぎ、5か月目に安定期に入るまでは、妊娠後に最初に訪れる「大変な時期」と言えます。

嫁もつわりがありました。この期間は僕もできるだけ嫁の体調に配慮する必要があります。
まず嫁の家事を全部免除。…と思ったら、それも気が引けるようなので、少しだけやってもらうことにしました。
自分の経験から、調子が悪い時に外に出ないとますます調子が悪くなるので、
うちに引きこもりたがる嫁に出かけたくなるような提案を色々しました。
後は夜中にジュース買いに行ってやったりみたいな。

大抵の人は安定期の前につわりが起きるわけですが、
前述の通り、安定期に入るまでは周囲に妊娠を告げない人が多いです。
その場合、つわりが起きていることを周囲に隠す必要があるので大変苦労します。
周囲の人間側としては、異常に気付いたら「なんで妊娠隠してんだよ」とか思わず、
妊娠の可能性を考慮しつつも妊娠してるかどうかには触れずに配慮することになります。


2012年4月17日 子供が産まれるまで-3

意外と長いこのシリーズ。
このペースだと全100話くらいになりそうなので、数回分の予定を1回にまとめました。それでも長いな。

—–

■排卵日検査
1回の排卵で女性が妊娠する確率は20%~30%程度と言われていますが、
そもそも卵子と精子のタイミングが揃わなければ確率は0%です。
卵子の寿命は1日程度、精子の寿命は2~3日程度と短いので、
排卵が何日ごとに起きているかを把握し、排卵日を予想することで、やっと20%~30%という数字になるわけです。
そのため、排卵日検査は特に重要になります。

—–

■排卵日検査薬、妊娠検査薬
排卵や妊娠というのは女性が自分で直接的に分かるものではなく、
様々な現象などから間接的に認識します。
女性の排卵の周期は、基本的に体温で計ります。
排卵すると、その日を境に体温が0.3度くらい上がるんですね。
上がる量は人によって違うらしいですが。
妊娠は、生理が来なくなることで分かります。
あるいは「妊娠検査薬」というのがあります。
これを使えば、妊娠したかどうかがまあ分かります。
いずれの場合も、結局は病院に行くことでより詳しい結果を知ることができます。

—–

■産み分け
ちなみに、最近ではいわゆる「産み分け」によって子供の性別を選ぶこともある程度可能なのですが、
うちは特にこだわりは無いので今回は産み分けを行わないことにしました。
3人産んで3人同性とかならともかく、1人目はどちらでもいいかなという感じ。
むしろそれより、1人目ができるのに時間がかかりすぎると
2人目以降を産むという選択肢が消えてしまうことの方が問題でした。
一般的な成功率は前述の通り平均20%~30%ですが、これを下げないことを重視しました。

—–

■4回連続失敗
それでも最初のうちは空振りが続き、やはり予想通りどんよりする嫁。
確率を数学的にを理解している僕は、成功率30%の事象を2回連続で外す可能性は(1-0.3)^2=49%なわけで、「運が悪いねえ」くらいのものです。
ただ、それでも3回、4回と連続で失敗すると、確率論の問題があるとはいえ
やはり何が悪いのだろうと反省会になってしまいます。
こういう時、自分たちには問題が無いと分かっていれば余計な心配をしないで済むので、
やっぱりブライダルチェックの検査は受けておいて良かったです。

—–

■5回目で初当選も、化学流産
そうこうしているうちに、5回目の排卵の時に妊娠検査薬が反応しました。
とは言えこれはまだ受精しただけで、妊娠は成立していません。
数日後、次の着床の過程で失敗となってしまいました。
これはいわゆる「流産」とは違って「化学流産」と呼ばれる、よくある現象。
母体にも物理的な負担はほとんどありません。あとは精神的な負担を回避することです。
特に女性にとっては自分の体内で起きている出来事なので、
うちの嫁に限らず男性とは感じ方がだいぶ異なるだろうと思います。
上記の確率論についてもおそらく同様のことが言えるでしょう。
精神的な負担が積もると心身に悪影響を及ぼす可能性があるため、
絶対に避けなければいけません。

—–

■2連続当選で初妊娠
結局、次の6回目でまた当たりを引いて、今回はその後も順調に進んで無事に妊娠という運びになりました。
4連続で外れた後で2連続で当たり。そんなものです。
(20%~30%という数字は、受精までではなく着床まで成功する割合です)


2012年4月16日 子供が産まれるまで-2

さてブライダルチェック。
男性はなかなか行きたくないという人が多く、女性だけ受けることも多いそうですが、
実際に不妊症のカップルを調べてみると、不妊の原因は男性4割、女性6割程度なんだそうです。
そういうわけでもちろん僕は受けに行ったわけですが、病院に行ってみると確かにほとんど女性で完全なアウェイ感。
と言っても、全員が検査というわけではなく、不妊治療で通院するのは基本的に女性だし、そんなものかも。

検査を受けて、僕のほうはすぐに結果が出ました。問題なし。
精子の数とか奇形率とか運動率とか、全部で8つくらい調査項目があったんですが、
何一つ問題ないというのは、逆に珍しいらしいです。検査に来る事情のある人が母集団だからかも知れませんが。

嫁の方はもっと色んな検査があって、全ての結果が分かったのは2週間後。
子供を作ることそのものには問題なかったんですが、
なんと風疹の抗体が無い(弱い)ことが分かりました。

妊娠初期に母親が風疹にかかると、時期によっては子供が約50%という高確率で
聴力障害、緑内障、心疾患などの状態で産まれてくるそうです。
嫁は小さい頃に風疹の予防接種を受けているのですが、抗体ができにくい体質の人も中にはいるらしいです。
まあとりあえずもう1回風疹の予防接種を受けることにしました。
この予防接種を受けると、結局一時的に風疹にかかったのと同じ状態になるため、
2ヶ月の間は妊娠してはいけないことになります。

2ヶ月後に検査して、結局風疹の抗体が一応弱いなりに確認できました。



2012年4月2日 キングダムハーツ3Dとりあえず一段落

嫁のお腹がかなり大きくなってきた。もうすぐだなあ。
普段ダイソーに行くと、レジで「袋詰めにご協力ください」って言われて自分で商品を袋に詰めるんだけど、
最近嫁の場合はなぜか店員さんが袋に詰めてくれるようになったそうです。妊婦優待のマニュアルがあるのかな?

さてキングダムハーツ3Dの方は、かなりやることが潰せた感じ。
次はスペシャルポータルをちょちょいとクリアするか…と思ったら、
1~5をクリアしたらまさかの6が登場。泣けた。全部で90ヶ所かよ…。

まだまだできることはあるけど、個人的にはとりあえずこれで一段落です。
一段落したので明日にでも覚えてたら感想とかを書いてみようかな。

あと完全に忘れてた(気づいてなかった)けど、極限攻略データベースのトップページカウンターが5億を超えてましたー。
始めてかれこれ10年と5か月半くらいになります。長いね。


2012年3月23日 ベビーカー到着

フライングで注文しておいたベビーカーが届きました。
ベビーカーって2種類あるんだぜ。
まだ首が座ってない子でも使える、リクライニングで寝かせられる用のやつと、
首が座った後のみ使える、ただ座る形のやつ。
今買ったということは、もちろん前者です。
ちなみにベビーカーは、家の中でゆりかご代わりに使うという技もあるらしい。

必要なものは8割くらい揃いました。もうすぐだ。
これまで人生で一番楽しみで待ちきれなかったのって何だろうな。
何だか分かんないけど、多分それより楽しみです。