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父親が積極的に中学受験に関わる場合のポイント(小学校低学年)

父親が積極的に中学受験に関わる場合のポイント

連載第2回。今回は、父親が積極的に中学受験に関わる場合に気を付けたいポイントを考えます。

中学受験、父親に何ができるか?

中学受験に関して、父親が積極的に関わるとしたらこのような点が考えられます。

  1. 全体的な計画を立てる
  2. 子供に勉強をやらせる
  3. 子供に勉強を教える

今回は「塾の送迎」「教材整理」「母親の負担軽減」「教育費を稼いでくる」「親子バトルの仲裁」などのサポート的な役目は省いています。

全体的な計画を立てる

中学受験の全体的な計画というのは、例えば小3までにどこまでやらせる、最終的にどのレベルを目指す、どの塾に通わせる、他の習い事はどうする、などが挙げられます。

子供のやりたいことを尊重し、なおかつどの程度まで実現可能なのか(子供の体力、金銭、親のマンパワー等様々な面において)を見極める必要もあるので、子供のことをよく観察し、家族のことをよく知っている必要があります。

さらに、中学受験に関する情報・知識は母親の方が得やすいです。それは母親の方が暇が多ければ当然そうなりますが、そうでなくてもママ友との情報交換なども大きいです。父親同士ではあんまりそういう話をする機会は無いんですよね…(人によるかもですが)。

以上のような理由により、中学受験の全体計画は、母親主導にした方が良いケースが多いと考えられます。

子供に勉強をやらせる

子供に勉強をやらせるというのは、要は子供というのは勉強以外にやりたいことがたくさんありますし、日によって疲れていたり、見たいテレビがあったりもするわけですが、その中で上手いこと勉強をやるように仕向けるという役目です。

こちらも子供の生活全部を見ている人がやった方が良いので、母親が適任となるケースが多いと考えられます。

子供に勉強を教える

最後に子供に勉強を教えることについてですが、統計上は男性の方が理系率が高いので、算数や理科は父親が教えるのに適任の可能性が高いです。

ただ、小学生の子供に分かるよう教えるというのが、なかなか難しいです。また、「この程度はできるはず」「この程度はできて欲しい」という思い込みと現実の差にイライラして子供を叱ったり厳しく当たってしまう人も多いようなので注意が必要です。

父親主導で中学受験に挑む覚悟とは

このように、父親主導で中学受験に挑もうとする場合、中学受験にのみ関わることはなかなか難しく、子供の生活全般によく関わっていく必要があります。

つまり、子供と向き合う時間を大幅に取る覚悟が必要ということになります。

ここの見積もりが甘いと、中途半端に口を出してかえって邪魔になってしまったり、途中で投げ出してしまったりすることになります。

うちは一応勉強は父親(僕)主導なのですが、子供と母親(つまり妻)が今何をしているか、今何をしたいのかを熟知していないと、子供のやる気を伸ばす教育は到底行えないと日々感じています。妻とは日々子供の状況に関する情報交換を行い、また子供の学校や習い事の内容を把握し、子供に負担の少ない教育を心がけています。

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