婚活サイトにおいて、目当ての異性を見つけた後の流れは大体こんな感じになる。
(1)申し込み (or相手から申し込まれる)
(2)サイト内の会話(メール)システムでやり取り
(3)お互いの連絡先交換
(4)引き続き連絡
(5)電話
(6)実際に会う
(5)については省かれるケースもあるらしいが、僕は電話は好きなのでこれも入れることにする。
(6)から先も長いわけだが、ここから先はもうネット婚活だろうとお見合いや合コンだろうと同じ事なので割愛する。
さて、僕の方からも検索で興味のある人をピックアップしている。
登録件数が何千人ともなると、やはり中には気になる人が結構いるものだ。
というか、想像していたより参加者のレベルが高い。少なくとも高いように見える。
やはりみんな、就活並みに気合を入れてプロフィールを作っているのだろうか。
同じ相手でも、こちらから申し込むより、向こうから申し込んでもらった方が
最終的な成功確率は高いはずと考えた。これはどこの世界でもそういうものだと思う。
そこで、「お気に入り」を駆使して、できれば向こうから申し込んでもらうという作戦にした。
この作戦では、「自分への申し込み人数」を稼ぐこともできる。
本当に面白いシステムだと思うが、各参加者のページに表示される個人情報の1つとして、
その人が過去30日のうちに何人から申し込まれたかが表示されるのだ。
これが多ければブランド力が上がることになるわけだが、多すぎても遠慮されてしまうだろうからバランスが難しい。
とりあえずは申し込みまで到達した相手と、システム内の通信機能で何往復か会話する。
何度か会話する中で、自分が興味を持っていた人と実際に話してみたいかどうかを考えることになる。
OKだったらメアドと電話番号を相手に伝えることになり、いよいよ実際に会うための段取りが始まる。
一方それと平行して、自分のプロフィールの強化も行う。
写真をたくさん撮り、いわゆる「奇跡の1枚」に近いものの生成に成功した。
容姿に自信が無いとは言え、プロフィールの中で唯一ドーピングが許されているのが写真である。
これこそが、今回「ネット婚活」を本命と考えた最大の理由だ。
ちなみに、掲載している写真を変えると検索結果で上位に来るので、
それを閲覧者の多い土日に当てることで自分が異性の目に留まりやすいようにした。
そうこうしているうちに、申し込み件数が10人に達した。
当然、何人もの人と同時並行に話を進めていくことになる。
こういった「同時進行」というのは婚活において基本中の基本であり、
交際開始までの間の同時進行は浮気には該当しない。
但し、あまりに多くの人と同時に進めると、誰と何の話をしたかわからなくなる。
そこで、ノートに1ページ1人ずつを割り振り、どの人と何の話をしたかをまとめていった。
全員と会うのは難しいので、途中でふるい落とすあるいはふるい落とされることになる。
幸いにもこちらが落とされることは無かったが、(2)までの人、(3)までの人、(5)までの人…と色々いた。
が、やがて1人の人と実際にお会いすることになった。
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