中学受験でゲーム禁止にすべき3つの理由
テレビゲームの攻略サイトを20年近く運営し、タイムアタック世界記録やスーパープレーのようなこともやってきた僕ですが、子供にテレビゲームをやらせるのはあまり良くないと考えています。その理由を紹介します。
最近のゲームはやめ時が難しい
昔のゲームと比べると、今のゲームはやめ時が難しいものが多いです。それは、ゲーム制作者が意図的にそうなるよう設計しているためです。
いくつか例を挙げます。
RPGなどの長いゲームでは、昔よりゲームのグラフィックが格段に向上したため、ゲーム中のイベントシーンの時間が長くなりました。ゲーム内の世界も広大になり、「移動」にも時間がかかります。
1回のプレー時間が短い対戦ゲームなどでは、1回が終わるとすぐに次の対戦に行くようになっています(今のゲームの多くは、長時間遊んでもらうことで追加課金を誘って稼ぐというビジネスモデルになっています)。また、対戦ゲームでは勝ちたいので自然と熱中しますし、勝つまでプレーしたいのでやめにくくもなります。上手になりたいという気持ちも強くなるので、長時間プレーしてしまう原因にもなります。
対戦ゲームはストレスが溜まりやすい
最近子供に人気のゲームの中には、ネットを介して他人と対戦するゲームも多くなっています。
対戦ゲームは基本的にみんな勝ちたいと思ってプレーしていますので、勝ったら気分が良いですが、負けるとストレスが溜まります。なので、子供が気持ちよく遊び終えることが難しいです。
ゲームは目に悪い
ゲームは目に悪いです。これはゲームが出た当初は日本中全員知っていたはずの超基本情報なのですが、どういうわけか最近は忘れられがちな気がします。
テレビゲームをやっている子供の目をよく見れば、まばたきの回数が少ないことが観察できると思いますし、光っている画面を見ること自体も良くないらしいです。
しかも最近は教育にも電子化の波が襲ってきており、タブレット教材やパソコンなど何かと目を酷使する機会が増えています。1日の画面を見てよい合計時間に限界があると考えれば、ゲームと教材がその時間を奪い合っていると見ることもできます。
とは言えゲームを禁止にもしにくい理由
ここまで述べてきたとおり、中学受験においてゲームはデメリットが大きいです。中学受験するならゲームはできるだけ避けたいところ。
とは言え周囲のお友達がゲームをやっていると、うちの子だけゲームをやらないというのはなかなか難しい、という事情もあるかと思います。
僕もすべてのゲームを禁止しているわけではありません。例えば教育的効果のあるゲームに関しては、時間を区切って遊ばせても良いと思います。
但し、時間に関しては例外なく厳守させるのが良いと思います。僕の小さい頃は「平日のみ1日20分」というルールでした。
ゲームをやりたい子供に、例えば「ゲームより本を読む方が楽しいよ、これを読みなさい」と本などを与えても、子供は「この本があるせいで自分はゲームができない」と思って本を嫌いになってしまう恐れもあります。柔軟に考えたいですね。
コメント