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3月18日 東日本大震災関連の情報に対する国民のいい加減さ

どうもtwitterを眺めていると、
「自分は情報弱者じゃないから国の嘘に惑わされないぞ!」という強固な意志の元からか、
正しい情報にも耳を傾けられずに結果的に最弱者になっている人をよく見かける。
僕の私見では、自分のことを賢いと思っている人と、フォローされたいとかリツイートされたいと思っている人には特に強くその傾向が見える。
多分僕は非常時にtwitterの知らない人の発言を盲信すると痛い目を見るだろうな、と思った。
ケータイからだと、あまりに多い情報を取捨選択することも難しそうだし。

ただ一方で、国が情報を必ずしもすべて出しているかというと、そうではない。
原発へ地上から放水するとき、それまでずっと原発をカメラで追っていたすべてのチャンネルが話題を変え、
結果的には放水が目的の高さまで届かなかったというのがあった。
また、空中から放水した際は、どう見ても水がほとんど入っていないのに「一定の効果があった」と東電は発言した。
(多分無理を言ってお願いしたから「効果が無かった」と言いにくかったんだと思うけど)
こういう風にたった1つでも何かあると、上記の人たちは万事がそうなのではないかと騒ぎ立てるということだろうか。

ほんとtwitterってのは独特なサイトだなあと思う。
事実・事象そのものを知るには多少便利だが、本当にそれで正しいかどうかは自らの確認が必要そう。
つまり、万が一にも間違った情報を得たくないという場合は、絶対にそのまま参照してはいけない。
普段のニュースだと国策とか隠蔽とか商売とか色々あるから一概に言えないけど、
自然災害などに関して僕が参考にしたいのは、
NHK>民放ニュース>大手・地方新聞社>知人>民放バラエティ>mixi>2ch>twitter という順位かな。
まあ1つしか使っちゃいけないわけじゃないので、全部使うは使うんだけど。特に特定の小さな地域の情報などの収集。

あと、高校物理以上の専門的なことをテレビで放送することはあまり意味が無さそう。
これを隠ぺいだと言っている人もいるみたいですが、
きっと原子力保安院の用語集なんてとっくに読破してるくらい暇人なんだろうな。
実際は多分まずそもそも「原発」って何の略だっけみたいな人たちがいて、
「原子力発電」って原子の力で発電してるんでしょ?という疑問があって、
とにかく一般的な人にとっては細かい説明までの距離が遠すぎる。

ついでに。
ハヤブサが事故後帰還したのは歓迎されたのに、いま東電の社員が叩かれるというのもおかしいとも思う。
どちらも「事前のやり方は悪くて事故になった、その後のやり方は素晴らしい」という形と思うんだけど。


会社に何らかの被害があることが判明した株を売却。
スクエニ:1,170→1,340×500株=+85000円
コナミ:1,340→1,477 ×500株=+68500円
バンダイナムコ:860→902 ×500株=+21000円

…というか、ゲーセンやスポーツクラブを持ってるので当たり前と言えばそうですね。

ところでトーセの東京開発センターが3月21日まで営業を停止と書いてあって、
あれこれDQMJ2プロフェッショナル発売延期じゃね?と思ったんですが、
実はトーセって本社が京都なのね!!


2011年3月17日 ぼくのかんがえた福島原発事故

専門家でもなんでもない僕が、これまでに適当に集めた情報をまとめてみます。
いいですか、専門知識は無いですし、高校物理とかももうあんまり覚えてませんよ。
断定調で書いているものもすべて僕が勝手に予想しているものや、どこかで聞いた・読んだ内容です。

■基礎用語
放射能=「放射線を放射する能力」の略
放射線=なんか体に悪いやつ
放射性物質=放射能力を持つ物質

※放射線のことを放射能と呼んでいる人が多い

■福島原発の基礎知識
福島第一発電所には6つの原発がある。地震当時は1~3号機が稼働中で、3~6号機には使用済み燃料が置いてあった。
地震と同時に発電所は停止し、反応を止める制御棒が挿入された(チェルノブイリはこれに失敗した)。
しかし燃料は自ら勝手に発熱するので、冷やしておかないと徐々に温まる。
温まると燃料の周りを覆っているコーティングが溶けて燃料がむき出しになり、そこから放射線が発生する。
だから普通は水に漬けて冷やしておくのだが、津波被害で原発内の電線とかが壊れて、
その水を入れ替えたりかきまぜたりするシステムが動かなくなってしまった。
それで水がどんどん温まり、水蒸気になった。水が水蒸気になると体積が1000倍になるので、あっちこっち爆発して壊れた。

■現状
現場に付いていた計測機器がほとんど壊れていて、いま何度とか水がどれくらいとか圧力とかそういう情報が取れない。
しかも放射能がすごくて現場に近づけない。なので、確定していない事実が多い。
(このことを知らずに、東電が詳細なデータを隠ぺいしていると勘違いしている人もいる)
2号機は容器が破損(3も?)。1,3,4号機は容器が入っている建物の天井が破損。
容器内の燃料は1号機が70%破損、2号機が33%破損。正確には「1号機にある400本のうち280本、2号機の548本のうち183本に、小さな穴や亀裂が生じている可能性がある」。また、3号機の使用済み燃料も破損している。
大気中に出ている放射線の原因は、最初は1,2,3号機の内部圧力を下げるために水蒸気を一時的に外に逃がした際に、水蒸気が含んでいた放射性物質によるもの。後半は2号機の亀裂から漏れている水や3号機の使用済み燃料からのもの。最初は一時的な水蒸気に付帯するものだけだったので弱いが、後半は実物から放射線が出ている感じなので数値が上がった。1号機は燃料の70%に損傷の恐れがあるが、容器が壊れてないから今のところ外界に放射線が漏れる心配はない。

■今の不安
1~3号機には水が十分入っているが、その水をかきまぜると、冷却効果が増すし、水蒸気が出なくなるのでベントさせる際に大気に放射性物質を含んだ水蒸気を放出する必要がなくなり、さらに安心の状態になる。
逆に、大気に蒸気を放出する箇所が全部壊れたりすると怖い。
4~6号機の使用済み燃料にも水が入っている。ほっとくとやばいけど数日は安心。
3号機の使用済み燃料には水がほとんど入ってなくて、コーティングも溶けてきてる。1200トン入るプールに30トンの水をかけたが、仮に全部入ってても足りない。明日以降も水かけ作業をする模様。満タンになれば燃料からの放射線も減るらしい(上から水がフタすることになるから)。

■明日予定されていること
電気の回復は18日の模様。建物が爆発してない2号機は内部も壊れていない可能性が高いので、まず2号機内の電気配線をいじってみて、水を入れ替えたりかきまぜたりするシステムが生き返るか試してみる。
3号機の使用済み燃料のプールには地上からの放水で水を入れる。消防車は30トンしか積めないけど、海水を放射すれば無限に水を出せる。但しそれをするには現場で外に出てホースをつなぐ作業をしないといけないので、やるかわからない。

■今後の展開
燃料は3年くらい冷やす必要があるらしい。
電気が復活すれば燃料の損傷は止まり、放射性物質を含む水蒸気を大気に出す必要もなくなる。
それ以後は、既に容器より外界へ出てしまった放射性物質(2号機の亀裂から漏れた水と、3号機の壊れた建物の残骸部分かな)が、大気に放射線を出すことになる。
一般人が受けてよい放射線量は年10万マイクロシーベルトらしいので、1時間当たりで10万/(365*24)=11マイクロシーベルト。
11マイクロシーベルトを1年間受け続けてやっとやばくなるという話ですが、現在は福島以外では(福島も原発近隣以外は)どこでも1マイクロシーベルト以下。2号機3号機から放射線が出続けても、まあ風評被害はあるでしょうが、原発近隣以外の人間には重大な問題は無いことになります。

■福島事故はチェルノブイリにはならないらしい
チェルノブイリ事故では世界中に放射能が拡散しましたが、それはチェルノブイリにある放射能汚染物から放射線が出ていたわけではなく、
放射能(放射する能力)を持ったもの自体が爆発とともに数千キロまで飛んだということのようです。
つまり、爆発さえ起きなければ、放射能汚染物が吹っ飛ぶことは無いので、最悪でも「福島からゆるやかな放射線が漏れ続ける」という、
まあそれはそれで大問題なんですけどチェルノブイリよりは数段ましな状況になるという話のようです。

爆発の原因については、現在の福島で考えられるのは、(1)燃料棒が溶けて底に貯まって、そうすると反応を抑制する制御棒に遮断されることなく燃料同士が集まってしまうので反応が激しくなり爆発(「臨界状態」と呼ばれるやつ) (2)反応炉内の圧力が上昇して爆発 あたりだと思いますが、(1)については福島の炉は底に貯まっても爆発はしない構造だとNHKで専門家が言ってました。(2)については既に亀裂がある2号機は逆に安全そうで、1号機や3号機も、ゆるやかな圧力上昇ならば2号機と同じく亀裂だけで済むから爆発にはならないんじゃないでしょうか。
但し(1)に関して、高温になった燃料が容器と床を溶かして地面に入れば、地下水脈で水蒸気爆発を起こす可能性はあるとどこかのテレビで聞きました。その場合は地下とはいえちょっとは飛散するような気がしますが、逆にこれが最悪の最悪のケースだとも言ってた気がします。

これで終わりです。何割くらい当たってるかな。
勘違い、聞き違い、書き間違いなどなどあるかもしれませんが、少なくとも現在僕の頭の中は大体こんな感じになっているということで、
まあ日記というのはそもそもそういうものを書く場所ですから、そのまま書いてみました。


2011年3月16日 東日本大震災に伴うアクセス解析ほか

こんな時ですが、いやこんな時だから?極限のアクセス解析など。

まずアクセス人数は、地震の日に通常の80%に減っていますが、翌日からは回復。
1人当たりの閲覧ページ数は、地震の日に3%程度下落。これも翌日には回復。
平均滞在時間も同様に、地震の日のみ3%程度下落。

ということで、今ではアクセス数は完全に回復しています。
むしろ春休みが始まったり会社員が自宅待機している影響か、今週からはアクセス数が増え始めています。

ちなみにゲーム以外のジャンルでは、大幅に減っているサイトも多いようです。
こんな時だからこそゲームなのか、それとも見に来てくれる人たちが地震や原発に無関心すぎるのか。


仕事は今日まで休み。引き続き体調が悪いので寝たり、デイトレしたりしてました。
昨日安値で拾ったやつが爆騰。
但し福島原発で何かあればすぐ売り逃げる準備が必要だったため、暇人でないと参加できない相場だったと思います。
利益確定したのはカカクコム41万→44.5万×2株のみ。地震はほとんど関係ないのに、まあうまく下がっていたものです。
福島から白煙が上がった10時半頃に逃げました。

さて、東北在住でない人間にとっては、テレビなどで「一般市民にできることはあまりありません」と言われまくる以上、
最も関心が集まるのはどうしても、原発が暴走してチェルノブイリ原発事故みたいな惨事にならないかという点になってしまうわけですが、
そっちはどうやら大丈夫そうですね。良かった。

民放を見ていると、たまに「通常の4000倍という量の放射線が…」とか、わざとヤバいみたいに思わせる発言があるのですが、
民放は普段何かの宣伝をする時などにそういう言い方をするよう教育されてるから、しょうがないのかなとも思いました。
ほら、「なんとレモン100個分のビタミンCが!」「東京ドーム3杯分のビタミンCが!」みたいなやつ。
その点、NHKは極めて冷静だったと思います。
原発関連の「危なくないよ」という話を報道する際も、(少なくとも理系の人間にとっては)とても分かりやすく構成されていました。
ああいう放送が英語版NHKを通じて世界に広まれば、まずは世界の人も原発に関して楽観視するんじゃないでしょうか。
そしたら、日銀のサポートもあるし、まず経済面は一安心かなーと思います。

あと、「計画停電が行われるはずが行われなかった!」と怒っている人は、
自宅のブレーカーを落とせば自分で計画停電を起こせるそうなので試してみてください。


ゲームのリメイクについて考えた

音楽界では最近「カバー」というのが流行っている。昔の歌を今の人が歌いなおすというもの。
古いコンテンツがある程度たまってきちゃうと、新しいものがそんなに必要じゃなくなってくるんだよな。
絵画の世界なんかだともっとひどくて、現代の人はもうゴッホとかゴーギャンとか昔の人に並ぶ余地が全くないけど。

これって多分ゲームの世界でも似てるんだよな。
既に昔の素晴らしいゲームがたくさんあって、それを遊ぶ人がいるわけだから、
古い作品の数が増えていくたびに、最新作のありがたみは徐々に薄れていく。
今の販売ペースであと100年経ったら、最新作の必要性はもっと薄れるだろう。

そういう点で、ドラクエの「リメイク」の位置づけは、音楽のカバーと似てると思う。
例えばAKB48がバレンタインデーキッスを歌うのと、ドラクエ6がDSに移植されるのは、趣旨が似ている。
ただ、音楽の場合はリメイクする際に、歌手だけでなく歌詞を変えたりとか結構大胆な変更をする場合もある。
だからゲーム界ももう少し大胆な変更をしてもいいような気がする。

例えばドラクエ7にドラクエ4の馬車システムを取り入れてリメイクするとか。
FF13にFF5の戦闘システムを取り入れてリメイクするとか。
もっと進めて、FFのストーリーをドラクエのシステムでリメイクするとか。

さらに進めて、他社のゲームをリメイクするとか。例えば、FF13のシステムにテイルズ オブ デスティニーを移植するとか。
不思議のダンジョンとかは既に頑張ってるけどね。
潰れた他社とか懐かしのゲームでもいいと思う。
FF13の戦闘システムとか、お金かけて開発したんだから1ゲームで終わらせるのは損すぎる。

それと似た考えで、ドラクエ9と同じシステムをいろんなゲームに取り入れたら、それらが全て同一のオンラインゲームとして楽しめたりして。

とか、今日はゲームのリメイクのことをいろいろ考えてしまった。
個人的に一番やりたいのは「アイドルマスターのシステムでサクラ大戦」かな。(ぉ


2011年3月14日 無事(?)帰還

いやー色々ありましたが、ようやくここに帰ってきました。

まずは体力を回復させて、それから書きためた日記をどうするかという感じ。
まだまだ浦島太郎状態で、周りとの温度差を埋める必要がありそうです。


2011年3月13日 新婚旅行5日目

最終日は移動のみ。
まずはナポリ空港からローマのフィウミチーノ空港へ、そしてフィウミチーノ空港から日本へ!!

小空港が超カッコいい

ニュースで閉鎖していると聞いていた成田空港も再開していたようで、特に大きな問題はなく帰ってこれました。
ただ、日本はTSUNAMIでかわいそうだと持ち物チェックで同情されたり、
出国審査でパスポートを見ずに通したり(ハンコは押して欲しかった)、
イタリアというのは結構自由な国だなあと再度思いました。

イタリアで一切絶っていた和食がここに

朝ごはんって着陸1-2時間くらい前に出るよね

機内食も無事にこなし、帰国…

…検疫で引っかかりました。
ここから先が長かった…。

サーモグラフィーからの遠隔観察で僕の体から熱が検知されたらしく、別室へ連行されました。
再度熱を測ると38.3度。そういえば体がだるいと思ってたら…!
結局、渡航元がイタリアならアジアとかと違ってまあ問題ないでしょうということで、解放されました。

しかしこれで終わらなかった。
預けていた荷物を回収しようとしたら、なんとローマでロストしましたとのこと!
怒っても仕方ないのでとりあえず荷物の特長と中身を報告して、書類を作ってもらったら、
どこからか僕の荷物が出てきました。あれ?

その後数分してようやく事態を理解。
なんとロストしてたのは嫁の方の荷物!

再度書類を作ってもらいました。
幸いロストと言っても積み忘れただけらしく、翌日の同じ便で送ってくれるとのこと。
最後まで焦らせてくれる…。

色んな事があった旅でした。
・ローマで大規模ストライキ
・財布ロスト
・日本で大地震
・検疫で引っかかる
・荷物ロスト

それでも楽しく過ごせたのは嫁のおかげかなと思います。
一言でまとめると、楽しかった!


2011年3月12日 新婚旅行4日目

4日目の朝。今日はナポリ周辺の観光地を廻ります。
中でも大きなポイントになっているのが「青の洞窟」。
洞窟内が青く光るらしいのですが、洞窟が海上にあり、入口が狭いため、
水位と波が低い日のみ、小舟でしか入りません。
入れる可能性は、観光業界の統計によれば、2月は0%、3月全体でかろうじて25%。
しかも出発前に日本で見た天気予報では、この日のナポリは降水確率95%。絶望的でした。

ですが!なぜか快晴!風も少ない!
もしかしたら洞窟に入れるかもしれません。

まさかの快晴。奥に見えるのは「卵城」

洞窟への行き方は少し複雑で、まずはナポリから300人くらい乗れる観光船に乗って45分ほどでカプリ島へ。
カプリ島からは20人くらい乗れるモーターボートで15分程度進んで青の洞窟の目の前まで行き、
そこから先は4人乗りの手漕ぎ船で中に入っていきます。
ガイドさんからの情報では、モーターボートが先着順なので、観光船ではなるべく後方に乗ること、とのこと。

観光船に乗って納得しましたが、この船は出口が後方にしか無いんですね。
そして後方の座席に座っているのは全て日本人。笑
後方の席の中でも、窓際の席の人が隣の人に「良かったら座席変わりましょうか?」「いえいえ、大丈夫です」「いえいえ、窓際の方がいいかなと思って」「いえいえ、ここで十分です」「そんなこと言わずに、ほら、折角の観光ですから」みたいな譲り合いが聞こえる。醜い。
そして勝手に甲板に出て船員にイタリア語で怒られる日本人。
ちょうど卒業旅行の時期なので日本人には若い人が多いのですが、こういう日本人は大体中年で、関西弁です。

で、カプリ島に到着したら船を出て、速やかにモーターボートへ。
地元のガイドさんがボートの船長さんと超顔見知りらしく、ボートをおさえてくれました。
そしてツアーの全員が揃ったら出発。一番乗りでした。
どうやら急がなければいけないのは、ツアーでなく個人で行ってる人たちだけだったのかも。

奥が乗ってきた船。手前がこれから乗るモーターボート。

さあモーターボートで青の洞窟の入口へ。言われないとわからないほど入口が小さい。
小舟も相当小さい。しかもその小舟の中に座る程度ではだめで、寝っころがらなければいけないという。

奥の暗いのが入口。小舟に4人乗ってるが寝てるので姿は見えない

で、いざ洞窟の中へ!

内部から出入口を見ると

美しい!
水面が蛍光色の青のような色になっていました。不思議な感じ。これは写真じゃ伝わらないなあ!
光の入射具合でそうなるそうですが、僕は物理はやってないのでわかりません(ぉ

さて、その後はカプリ島の中を観光。
長い直径が6㎞程度という小さい島ですが、有名人がたくさん別荘を持ってるそうです。

なんとなく地中海っぽい

カプリ島を船で脱出して、ツアーで提供される昼ご飯。ボンゴレスパゲッティとカジキマグロのステーキ。
カジキマグロはハーブや隠し味がかなり凝っていてなかなかでした。

次はポンペイの遺跡へ。
1世紀にベスピオ火山の噴火による火山灰で埋没したものが18世紀から発掘されたというもので、
埋まってたおかげで今でもきれいに形が残っていました。

町がそのまま残ってる感じ

ここでも2000年近く前の遺跡群が普通にさわれる距離まで近づけるので、
ありがたみがマヒしてきました。
こんな昔のものが今でも残っているというのは本当に面白い。
かなり広大で、ここはガイドさん必須でした。

貴重そうな展示物がぞんざいに積まれている

ホテルに戻り、近くのスーパーへ。
イタリア人が言うには「スーパーまで数十分」とのことで、一応45分くらいで着けました。
イタリア人は本当に色々と適当すぎるので、それを前提に考えてないとイライラするかもしれません。
スーパーはカルフールで、ここでお土産をいろいろと購入。
スーパーの方がいいお土産が買えます。
観光地や空港で買うと同じものがすごく高いし、
そもそもそういうところで売ってるものは日本でも買えるものがほとんどだったりします。

夕飯はホテルのレストランで提供されるエビとイカのフライなど。まあ、フライでした。


2011年3月11日 新婚旅行3日目

朝、ホテルのテレビを付けてみたら日本の地震のニュースが。
ニュースがイタリア語なので内容はまるでわかりませんでしたが、
そういえば日本を発つ直前に宮城で震度5弱があったんだっけ。
5弱なのに津波が結構すごかったんだなー。なんて感じで見てました。
お台場で火災の映像もあったりして、いやいや5弱で東京は関係ないだろw
日本語分からないから適当な報道になるんだなwみたいな。

さてこの日、なんとローマ市内で大規模なストライキが発生!
電車もバスも間引き運転になるとのこと。
午前中はローマを電車で自由行動の予定だったんですが…。

地下鉄は2割の運行、タクシーは通常通り動いているということなので、主にタクシーを使って移動することに。
予定では、タクシーで真実の口方面へ行ってから、地下鉄でテルミニ駅を経由して帰還、
ついでにテルミニ駅を見物という感じ。

昨日ガイドさんに付いて行った人たちは真実の口で30分以上並んだそうですが、
朝早く行ったためか5分程度で見れました。手を入れて記念撮影。
当たり前ですが僕と嫁で手を入れたら写真が撮れないわけですが、
僕らの後ろに並んでいたのも日本人だったので、お互いで写真を撮り合うことにしました。
イタリアの観光客は半分くらいが日本人だと思います。アウェイ感が全くありません。

そこから徒歩で最寄りの駅に行くついでに、カラカラ浴場へ。216年にカラカラ帝が建てたという公衆浴場です。
カラカラ浴場跡は運動場になっており、イタリア軍隊っぽい人たちがおちゃらけた感じでテキトーに軍事演習をしていました。
歴史的な建物の跡も少しありましたが、基本的には単なる運動場でした。
あと、すぐ横にFAO(国連食糧農業機関)の本部がありました。看板が一切なかったのが印象的。

国際連合食糧農業機関

で、地下鉄でテルミニに向かおうとしたら…

奥に鉄格子のフェンス

駅が閉まってる!間引き運転じゃなかったのかよ!
念のため他の入口も調べましたがダメ。
困ったな、と周囲を見回していると。タクシーから降りてくる人が!
すぐさまそのタクシーに乗りました。この時点で10時。集合時間の14時には余裕があるので、ナヴォーナ広場へ。
広場を堪能した後、すぐ横にあるパンテオンへ。
典型的な古代ギリシャっぽい外観。

これギリシャにあるのかと思ってた

昼ご飯は近くのレストランで、僕はニョッキ。嫁はパニーニ。
あと、イタリアでパニーニというのはサンドイッチのことで、こんがり焼いたやつとは限らないのでした。
おいしい。けど量が多い。
たくさん残すのも申し訳ないので、端に寄せることでまるでたくさん食べたみたいに見せることに。(ぉ

ジェノバ風ニョッキ


パニーニ

このレストランでも大きなテレビがあって、日本のTSUNAMIが報道されてました。
津波で壊滅してたり、一面焼け野原だったり…え?マジ?
地震の規模もM7.9とM8.4って2つ紹介されてました。まさか複数回来てるとは…。
レストランの人たちに超心配されました。
ただ、何故かつながったソフトバンクケータイで実家にメールを送ったら全員無事らしいので、とりあえず何事もなく旅行を続けることに。

さて、レストランを出てタクシーを探そうと思ったら、全然見つからない。
タクシー乗り場でしばらく待ってみたのですが、全然ダメなので大通りまで出てみたら、バス乗り場にも大量の待ち客が。
それと、道路のあちこちで警察が道を封鎖していました。

もしかして自分たちはバリケードの内側で無駄にタクシーを待っているのかも、と気づき、
少し移動してタクシーを探しました。
30分以上かけてようやく1台のタクシーを発見。今回も、客が降りてくるところを狙いました。
道があちこち封鎖されていて、渋滞もひどかったですが、14時までにはホテルに戻ることができました。

で、タクシーを降りたところで…あれ?財布が無い!!
今タクシーにお金を払ったはずなんですが…財布が無い!!
タクシーの中に忘れてきたのか…。
急いでホテルのフロントに相談してみましたが、タクシーのナンバーもタクシー会社も覚えてません。
この国で落とした財布が見つかるなどということはまず無いと言われ…
…た所に、さっきのタクシーが登場。運転手さんが財布に気付いて返しに来てくれましたw
というか、デジカメもタクシーに忘れてましたw
イタリア人っていい人だね!感謝!

ツアーの他の人たちが何人か遅れて、予定より1時間遅れてバスでホテルを出発。
バスの中で、日本で震度7の地震があった話を聞く。
過去最大の地震で、NARITA空港も全面閉鎖らしい。うひゃあ…。

さて、ローマを離れて次は観光バスでナポリへ。ツアーはこういう移動が楽で良いですね。
途中でお土産屋さんでトイレ休憩。
このお土産屋が妙に日本人向けになっていて、お客さんもほとんど日本人でした。
トイレを提供する代わりにかなり稼げるだろうな。このビジネスは鉄板だな…。

ローマから合計4時間くらいでナポリへ到着。
まずはバスでナポリの中心部を軽く観光し、ポジリポの丘という場所からナポリの夜景を見物。
そして夕飯はマルガリータのピザ。量が多い…。
あまりに多いので、僕は半分残すという英断をしました。

安そうな店でもオシャレ

その後ホテルに到着。
疲れてたのですぐ寝ちゃいました。


ゲーム業界は衰退したのか

ゲーム業界が衰退した、なんていう記事を最近よく見るようになりました。
それホント?

売上金額の年間合計が減ってることを指してるんだと思うけど、
ゲーム1本あたりの値段が下がっただけじゃないの。
最近はDSとPSPのゲームが多いですからね。
PS2が強かった時代よりは、値段は下がると思います。

実際に本数も売れなくなって来ているという人もいるけど、ゲーム業界の瞬間最高記録と比較していませんか。
ゲーム業界が危機感を持って今後を見つめる姿勢は素晴らしいけど、
ユーザーまで引っ張られる必要はないんじゃないかなあ。


2011年3月10日 新婚旅行2日目(ローマ市内観光)

昨日は何だかんだで寝るのが遅くてあまり眠れず、今日は朝6時起き。
今日はローマ市内とバチカンを観光です。
ローマ市内の観光と言っても東京の観光とはわけが違って、
市内に大昔の重要建造物がゴロゴロしています。ほとんどのものが普通に置いてあるので普通にさわれます。
サン・ピエトロ大聖堂、コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場などなど。
ここでもパック旅行の威力をいかんなく発揮。バスで効率よく名所を7つほど廻れました。
あと、ガイドのイタリア人が日本語ペラペラ!これは助かります。

サンピエトロ


コロッセオ


トレビの泉

サンピエトロ大聖堂だけはバチカン市国内ということで、空港みたいな手荷物チェックがありました。
12時までには全て廻り終えて、テルミニ駅へ。
昼ごはんはツアーで提供されるラザニアとサルティン・ボッカ(仔牛肉とハム)。

サルティン・ボッカ

味が濃い目で肉が固めでしたが、ヨーロッパの肉は固いのでまあこんなもんかな。
ジャガイモは側面がカリカリに焦げてておいしかったです。

さて、午後は自由行動だったんですが、みんな添乗員さんに付いていきました。笑
僕らだけ別行動で、テルミニ駅から地下鉄に乗ってバチカン博物館へ。
ローマ市内は地下鉄が2本のみ。
地上を走る国鉄はあさっての方向に向かうので(ユーロスターで他の都市とか)、市内観光には使えません。

エスカレーターで地下10階はあろうかと思われるくらい深く潜り、切符自販機で適当に切符を買って乗車。
イタリア語は意味不明でしたが、ガイドブックに運賃は1ユーロと書かれていたので1ユーロのものを買いました。

さて、電車で最寄駅まで行ったら、徒歩でバチカン博物館へ。
中はめちゃめちゃ広くて、真面目に見ようとすると丸2日は要するそうなので、
ダイジェストで有名なものだけ見ました。
美術館じゃなくて博物館という名前ですが、中は絵画が8割程度か。
通常の絵画もありますが、壁面に描かれているものが多いです。そして立派です。
あまりに凄すぎて後半は感覚がマヒしてました。「ああ、壁に普通に壁画が描かれてるな」「なんだ単なる2000年前の石像か」みたいな感じ。

有名なものをたくさん見ましたが、どうせ写真は教科書やネットで見れるので自分ではほとんど撮ってません。

ラオコーン像


日本からも参戦

なんか日本人の作品もあったけど、こんな世界的な場所に掲げていい絵ではなかった気がします。

さて、バチカン博物館を4時半頃に出て、ホテルの最寄駅へ。
ところがそこからホテルまで徒歩で20分くらいで、バスは事前にチケットが必要らしい。
タクシーは「流し」が少なく、期待できない。ということで、徒歩で帰ることにしました。

スーパーによってお土産などを購入してから、帰り道途中のレストランへ。
パスタを頼みました。イタリア初パスタ。

ポモドーロ


カルボナーラ

カルボナーラがおそろしく味が濃かったですが、それなりにおいしかったです。
味は日本とそう大差はないように感じます。
ローマの観光客は日本人率がめちゃめちゃ高いので、もしかしたら日本人に合わせているのかもしれません。

レストランではテレビでイタリア語のニュースが流れていました。
話題はサッカー、リビア情勢、スペイン国債の格下げなど。