「記憶」に関する話
僕は個人的に「記憶」について研究をしていて、例えば約10万問のクイズの問題を覚えたり忘れたりしてきました。おそらく普通の人よりは記憶の仕組みをよく知っていると思います。
その全てを真面目に書いたら本1冊どころの量ではないのですが、これから書ける範囲でちょっとここに書いていきたいと思います。
今回から数回にわたって書くのは「覚えやすいものと覚えにくいものの違い」です。
興味があるものは覚えやすい
オランダの国王の誕生日は4月27日だそうです。
はい、覚えてくださいね。
・・・そう言われても、よほど意識しない限り、みなさん明日には忘れているでしょう。
しかし家族や友人の誕生日は余裕で覚えられますし、好きな芸能人やキャラの誕生日も覚えられたりします。
この違いは何でしょうか?
自明ですね。興味があるかどうか、覚えたいと思うかどうかです。
人間は興味のあるものは覚えたいと思うから覚えやすいし、興味のないものは覚えられないのです。
だから子供たちは、150匹のポケモンの特徴は言えるけど、15人しかいない徳川将軍は特徴どころか名前すら言えないわけです。
子供に興味を持たせる
ということは、覚えなければならない事柄について、あらかじめ子供に興味を持たせることができれば、そのものについて覚えることも容易になる、ということになります。
うちでは中学受験範囲のことに関しては一通り、「遊びながら触れる」ことをしました。
例えば理科で言えば、磁石、電気、空気、水、てこ、ばね、動物、植物、人体、天気、星…と様々な分野があります。これら全てに関してアプローチしました。
一例を挙げれば、単発の工作教室で電磁石を作ったり、NHKのバビブベボディで人体を見せたり、一緒に星を見たり、てこの原理を使ってサクマドロップスのフタを開けて見せたり…。といった具合です。
中学受験でどんなものが出るかについては、四谷大塚の教科書「予習シリーズ」を全巻揃えて確認しました。
今日のまとめ
子供は興味があれば、あるいは覚えたいと思えば、どんなものでも覚えられます。
覚えられないのは、興味がないから、そして覚えたいと思っていないからです。
うちでは、あらかじめ中学受験の範囲を調べ、幼少期から様々な手段で興味を持たせてきました。(中学受験だけでなくその先や、勉強以外のことでも同様です)
次回に続く(需要があれば)
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