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漢字検定7級 極限攻略データベース

前書き

まあここを見ている方の大半は僕のやってる別のサイトからこのブログに来てくれた方だと思うんですが、ここで初めて見てくださった方もいると思うので簡単に紹介させていただきます。

僕はゲームの攻略サイトを18年やっていて、ゲームに限らず色々なものを攻略するのが趣味であり特技となっています。

で、今回は漢字検定7級の攻略記事を書こうというわけです。

これを読むと結構点数上がると思います。


漢字検定7級って何年生?

漢字検定7級は小学校4年生向けの検定テストです。

漢字検定自体は10級から1級まであって、漢検7級の範囲は4年生で習う漢字200字までです。

おそらく7級を受ける人のほとんどは、それくらいしか認識がないのではないでしょうか。

実は7級は、8級までと大きく異なる点が色々あります。

試験時間と問題量が多い

8級までは試験時間が40分ですが、7級からは試験時間が60分になります。

その分問題の量も増えています。8級は100問だったのが、7級は110問になります。

解答用紙がある

8級までは問題文に直接解答を書く形式でしたが、7級からは解答用紙が問題と別になります。慣れれば大した問題ではないですが、全く無対策で行くと間違えてしまう子もいるかもしれません。

ちなみに漢検は問題の構成(シカク1番は20問、2番は10問…など)が毎回全く同じなので、解答用紙も毎回全く同じものが使われます。未使用の解答用紙を1枚手に入れたら、それをコピーするだけで全ての過去問に共通で使えます。

問題の種類が多い

7級では問題の出題形式が増えます

8級と比べて7級で増える出題形式は、以下の3種類です。

  • 空欄に入る漢字を選択肢から選ぶ問題(3番)
  • 音読みか訓読みか答える問題(5番)
  • 二次熟語を完成させる問題(10番)

詳細は後の方で紹介しますが、単に漢字を知っていればいいのではなく、その漢字を使った「言葉」を覚えている必要が出てきます。

ここまで見て、うわっ難しそう!と思ったあなた、次の項目を見てご安心ください。

合格点は低い

8級までは合格点は満点の80%ですが、7級からは満点の70%以上取れれば合格になります。

なので苦手な分野があっても意外と何とかなってしまいます。

ちなみに漢字検定7級の合格率は、毎回だいたい85%前後となっています。

また、年3回のうち最も受ける人数が多いのは3回目です。春や秋ではまだ4年生は4年生の漢字を全部習っていないので、毎年2月頃に開催される3回目を受ける子が一番多くなるようです。

値段が高い

8級までは1500円ですが7級からは2000円になります。まあボリューム増えてるし当然ですよね…。笑


漢検7級攻略法

さて前置きが長くなってしまいましたが、いよいよここからが7級の攻略法の紹介です!

漢字検定7級は四角1番から11番まで11種類の問題が出題されます。それらの問題ごとに順番に紹介していきます。

1番:読み

ここは単純な読みの問題が20問出ます。200個しかない漢字の中から20個、しかも割と毎回同じようなものが出ますので、テキストで全部の字を勉強した後に過去問を何度かやって、読めなかった文字を復習していけば、割とすぐに高得点が出せるようになります。

注意点としては、線が引いていある部分だけを答える必要があります。

 

【問題例】夕焼け空が見える (答え:○ゆうや ×ゆうやけ)

 

2番:2つの読み

今度は1つの文字で2つの読み方がある漢字の読みが5文字×2回で10問出ます。2つは絶対に違う読み方をするということを知っていると、得点しやすくなります。

 

【問題例】

  1. 話の要点をまとめる
  2. チームのとなっている

もし1番を「ようてん」と読めたら、2番が読めない子でも「よう」とは読まないことが分かります。逆に2番を「かなめ」と読めたら、1番が読めない子でも「かなめてん」ではないことが分かります。

3番:漢字を選ぶ

3つの漢字の中から正しいものを入れる問題。出てくる問題の種類には限りがあるので、過去問を何度もやっていると解けるようになってきます。

 

【問題例】

学生が実ケンを行う (ア:健 イ:験 ウ:建)

 

選択式なので割と正解しやすいですが、過去問で3番に出てくる漢字が本番では11番の漢字の書きなど他の出題形式で出てくる可能性もあります。そのため過去問を解いた後の復習で、漢字を実際に書くと良いです。

ここは10問あるのですが、実は記号が偏らないよう、必ずアとイとウのうちどれか1つが4回、他が3回出てきます10問解いて、もしもウが2回しか出てこなかったら、残り8問のうちどれか1つが間違えていて正解がウである可能性が極めて高いです。

但しこのことを早い段階から知ってしまうと、子供は記号だけをヒントに解いてしまうようになるので、教える場合はタイミングは慎重に。

4番:書き順・画数

太く書かれた部分が何画目かを答える問題が5問と、字が書かれていて全部で何書くかを答える問題が5問、合計10問あります。

何画目か答える問題は、練習の段階から漢字を書く際に書き順に気を付けていないと難しいでしょう。いっぽう総画数の問題は、その場で漢字を見ながら書いてみれば大体間違えることはありません。

5番:音読み・訓読み

フリガナの振ってある漢字を見て、音読みか訓読みかを当てる問題。

解き方としては、まずはその字の読み方を2種類考えて、どっちが音読みでどっちが訓読みか考える、という方法がお勧め。

普通に全部の漢字の音読み訓読みを覚えるのはとてつもなく大変ですが、以下の5つのルールを知っていれば、8割以上は正解できます

1.送り仮名が付くのは絶対に訓読み

「治」の読みには「なお(す)」と「ち」がありますが、「なおーす」と送り仮名が付く方が訓読みです。

2.意味が分かる読み方はだいたい訓読み

「倉」の読みは「くら」と「そう」がありますが、「くら」と言われれば意味が分かりますね。「そう」と言われても意味が分かりません。従って、訓読みは「くら」 音読みは「そう」です。

おそらくこの2番の方法が一番使う機会が多いと思います。

※注意:

「得(とく)」という字が音読みか訓読みか考えてみましょう。

「とく」は「ゲットできちゃう」っていう意味になっていますから、2番の法則によって訓読みにしたいところですが、もう1つの読み「えーる」には送り仮名があるので、1番の法則によって「えーる」が訓読みとなります。なので「とく」は音読みです。このように、漢字の2つの読み方を考えて、どちらがどちらか考えることが重要です。

3.伸びる音は多分音読み

「鏡」の読みは「かがみ」と「きょう」がありますが、キョー と伸びたような音になっている方が音読みかな、と推測できます。

伸ばしたような音は、音読みが多いです。但し必ずというわけではないので、迷った時のヒント程度に使いましょう。「鏡」の場合は「かがみ」の意味が分かるので訓読み、とした方が解きやすいですね。

4.読み方が1つしか思いつかないものは音読みかも?

「第」という字は「だい」しか読み方がないので音読みかな、と推測できます。

読みが1つしかないものは、音読みである可能性が高いです。小学校で習う1006字の中で、音読みがなくて訓読みしか無いのはおそらく「畑」(はたけ)だけだと思います。畑は意味が分かるのですぐに訓読みとわかりますね。

但し単にその子がもう1つの読み方を知らないだけの可能性もあるので、こちらも迷った時のヒント程度に使いましょう。

5.音読みと訓読みの数

そして最後にとっておきの攻略法です。

10問の中で、ア(音読み)とイ(訓読み)は必ず5個ずつになります。

アが6個とかになってしまったら多分どれかが違うので、よく見なおしてみましょう!

6番:対義語

反対になる言葉やペアになる言葉を考えます。読み方は後ろに書いてあるので、それをヒントに解いていきます。

5つの読みのどれがどこに入るのかを予想することが重要。既に使った読み方には斜線を引いて消していくと良いです。

 

【問題例】

 

問題のバリエーションはそんなに多くないので、過去問をやりまくると徐々に正解できるようになっていくと思います。

<前半戦終了>

これで問題の1枚目が終了です。いかがでしたか?

ここまでが90点で、2枚目が110点分あります。

後半戦は漢字の書きが多いので難しいですが、配点も大きいです。

では後半戦も頑張りましょう!

なおここからは書き問題が多いですが、とにかく問題数をこなすことで点数が上がっていきます。

7番:送り仮名

問題文に漢字が書いてあり、正しい送り仮名を付けて書くという問題です。

 

【問題例】

新しい方法をココロミル (試)

答え:試みる

 

7級くらいだと送り仮名が難しい問題はそう多くないので、演習や過去問でカバーできます。

8番:書き(部首別)

漢字を書くのですが、部首のヒントが与えられています。そのため普通の書きよりは少しだけ簡単です。

 

【問題例】

ぼく場(牛)

 

9番:書き(同音)

今度は同じ読みの漢字を2つ書く問題です。

 

【問題例】

  • 車がテイ車している
  • テイが見える

 

10番:漢字選び

適切な漢字を選んで記号で答える問題です。

実はここでも攻略法があります。10問の中でアからオまでが必ず2回ずつ使われます。しかも1~4番目の4つと、7~10番目の4つは、それぞれ4つの記号が全部バラバラになります

このことを知っていると正答率が一気に上がります。1番から順番にやっていって、例えば答えがア、ウ、オ、アとなったら、1番か4番のどちらかが間違っている可能性が高いです。

11番:書き

最後は普通の書き問題。

 

【問題例】

三角形の面セキを計算する

 

ここが20問もあって、しかも1問2点なので、全部で40点という大票田になっています。ここを安定して30点以上取れるようになると、合格はかなり近いです。

なお1番の20問目と11番の20問目は必ずことわざになっていますが、知らなくても漢字さえ分かれば書けるのでことわざの対策とかはしなくて良いです。

漢字検定7級合格のための対策

漢字検定7級では、「この漢字はなんと読むでしょう」「これを漢字で書いてください」といった単純な問題の割合が減り、単に漢字を暗記しているだけでは取れない問題が出てきます。

そのため、学校の漢字ドリルだけでは点数が伸びにくいです。漢字検定用のテキストで勉強したり、過去問で練習をする必要が出てきます。

お勧め参考書:いちまると始めよう

漢検協会が公式に出しているテキストもあるのですが、漢字をあまりやりたくない子にお勧めの参考書はこちら。

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勉強嫌いな子に対して本から放たれる独特の圧(この表現でわかる人にはわかると思う)が比較的少ないので、漢字が嫌いな子でも取り組みやすいと思います。

本の中身は30日分に分かれていて、30日かけて学べるような構成になっているのですが、5回に1回来るまとめのページには漢字の書きが集中していて、かなりヘビーな内容となります。漢字が苦手な子は、まとめのページのみ2日がかりでやるなど工夫したほうが良いと思います。

分からなかったらすぐに答えを見てしまって構いません。但し、分からなかった漢字は何度も書いて覚えましょう。いちまるの問題集自体には、同じ漢字を十回・二十回と書くような練習はありません。そこは問題集に頼らず、漢字練習帳を買って、自分でやる必要があります。

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過去問はどれくらいやればいい?

7級は出題形式が複雑なので、過去問で実際のテストの出題形式に慣れながら学んだ方が効率が良いです。

過去問は、漢検が出しているテキストが2種類あります。1つは実物大で5回分、もう1つは少し小さめで13回分付いています。

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どちらが良いかは人によります。漢字検定にどれくらい時間を取れるか、に合わせて選んでください。

実際にやってみた感じでは、5回くらいやれば初見の問題はほとんどなくなってきました。なので5回分をやってひたすら復習するのでも問題ないはずです。


うちの子が7級に合格した際の勉強法

うちの場合は、まずは「いちまると始めよう」を1日で2回分のペースで進め、漢字の書きが多いページだけは1日で1回分進める感じで、約20日で30日分をやりました。

その後、過去問13回分を約30日かけて「今日はテストの日」「今日は昨日のテストの間違った問題直しの日」として交互にやっていきました。

と言っても、「いちまる」で漢字検定7級の全てを勉強して、覚えたかどうかを過去問で確認したわけではありません。「いちまる」ではどんな漢字があるのかを学び、過去問で実際の問題の対策を行っていきます。なので最初に過去問をやった時は全然解けませんでした。

うちも過去問を初めてやった時は200点中119点で、特に漢字を書く問題は全滅に近いというひどい状態でしたが、4回目で合格点の140点を超え、5回目からは安定して160点を超えるようになりました。

過去問を始めたばかりの頃は復習すべき問題が多すぎたので、直しの日を2日に分けたりもしました。

漢字検定7級攻略まとめ

漢字検定7級は、単純な読み・書きのほかに様々な出題形式があるので、過去問をやって慣れておくと良いです。

また、1番から11番の問題別攻略で挙げたように「これを知っておくと勝率が上がる」という攻略法があるので活用してください。

合格点は満点の70%でいいので、多少苦手な分野があっても頑張れば結構合格できちゃいます。出題範囲が200文字と多いこともあり、最初はかなりつらいと思いますが、点数が上がり始めれば間違いが少なくなるので復習にかかる時間も減ってきます。諦めずに頑張ってください!

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