中学受験と三検(漢検・数検・英検)の関係

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中学受験と三検(漢検・数検・英検)の関係

中学受験を目指しているご家庭の間で、三検(漢検・数検・英検)は主に入学前から小学校低学年の子に人気のテストです。それぞれの検定と中学受験との相性についてまとめました。

漢検(漢字検定)

中学受験との相性:★★★★☆(まあまあ良い)

漢字検定は、漢字の検定です。最初の方の級では漢字の読みと書きがほとんどですが、上の級に行くと単に漢字を読み書きするだけではなく、部首や四字熟語など漢字の周辺知識も問われます。

中学受験に関して、早いうちから漢字検定を取るメリットは3つ考えられます。

  • 低学年の内に6年生までの漢字を先に習っておき、塾で忙しくなる小学校高学年での負担を減らす
  • 漢字だけでなく四字熟語などの周辺知識を身に着け、中学受験に生かす
  • 漢字が読めないせいで本を読めないと興味が広がらないので、先に漢字を覚えてしまい、学年に縛られず好きな本を読めるようにする

いっぽうで、知られざるこんなデメリットもあります。

  • 小さい頃に覚えても、すぐに忘れてしまう

一度漢字を覚えたらそれで終わり、ではなく、定期的に知識のメンテナンスをする必要があります。これは漢字に限らずなんでもそうですね。もっとも、一度忘れてしまっても、再び思い出す作業は初めて習う作業よりも少しは楽なはずですが…。

なお、漢検の級の対応は、は10級が小学校1年生の漢字、9級が2年生・・・となっています。

漢検の級 対象学年
漢検10級 小学1年生
漢検9級 小学2年生
漢検8級 小学3年生
漢検7級 小学4年生
漢検6級 小学5年生
漢検5級 小学6年生
漢検4級 中学1年生

5級が小6で、4級は中1なので、中学受験には漢検5級を取れば十分ということになります。漢字が好きな子だったら、どんどん先取りして、小3までに漢検5級を取っておくと良いです。

ただ、子供があまり乗り気でない場合は、低学年の内から無理に漢検を受ける必要はないと思います。低学年の子が勉強に集中できる時間は少ないので、今すぐ必要としない能力を効率の悪い方法で獲得するのは無駄が大きいです。

漢検は読みと書きと周辺知識が出題されますが、読みだけなら結構簡単です。とりあえず読みだけできていれば本などを読むことはできるので、漢字が嫌いな子には無理に漢字検定を受けさせず、読みの練習だけをやる、といった方法も有効です。

数検(算数検定・数学検定)

中学受験との相性:★★★☆☆(先取りとしてならまあまあ良い)

数検は算数と数学の検定です。数検の問題は、計算問題が約半分で、残りは文章題や図形の問題などになっています。

問題の難度はかなり簡単めになっており、各単元の基本の基本さえ習得していれば合格点が取れます。そのため、浅く広く先取りをする際に、目標として使えます

6年生までの基礎的な部分だけ先取りしておけば、中学受験塾に入った後に新しい単元を習う際の入口部分でスムーズに理解を進める役に立ちます。例えば「割合とは何か?」を理解できていないのにどんどん授業が進んでいき、取り残されてしまう…といったリスクを防げます。

いっぽう基本しか出ないということは、当然逆に言えば、中学受験や中学受験塾で出題されるような難度の問題は1問もありません。そのため、数検の勉強をすること自体は中学受験の対策にはなりませんし、中学受験塾で難問を解く際の補助にもなりません。中堅から難関の中学を目指す子にとっては、6年生の時に6年生の数検(数検6級)を受けるのは完全に時間の無駄です。

ということで、数検は低学年のうちに先取りしたい場合は効果的ですが、それ以外の用途ではそこまでおすすめでもありません。

学年と級の対応は下表のとおりで、漢字検定とは級の数字が1つずれます。例えば小学1年生を対象とする級は、漢検だと10級ですが、数検では11級となります。

数検の級 対象学年
数検11級 小学1年生
数検10級 小学2年生
数検9級 小学3年生
数検8級 小学4年生
数検7級 小学5年生
数検6級 小学6年生
数検5級 中学1年生

こちらも中学受験を目的とする場合、数検6級まで取れば十分ということになります。数検5級以降は趣味の世界です。

英検(英語検定)

中学受験との相性:★☆☆☆☆(良くない)

今の所ほとんどの中学受験で英語は出題されませんので、英検をやったところで中学受験に大きな影響はありません。但し国語の問題でカタカナ語の意味を聞かれたり、社会などでカタカナ語の意味が分かればその名詞の意味が分かるなど、英語を知っていると有利な場面も無くはないです。

小学生の内から英検をやっているご家庭の多くは、中学受験のためにやっているのではなく、大学受験や、その後の人生で実際に使うためにやっていると思います。

そのため、中学受験勉強が本格的に始まる前に、小学校低学年の内に英検をやっておくというご家庭は多いようです。

但しこちらも、ずっと使わなければ折角身に着けた英語も忘れてしまいます。短い時間でも、定期的に英語を使う環境を与えてあげられると良いと思います。

英検の級 対象学年
英検5級 中学1年生
英検4級 中学2年生
英検3級中 中学3年生
英検準2級 高校1~2年生
英検2級 高校3年生

小学生が無理なく受けられるのは英検4級あたりまでだと思います。英検3級からは英作文(ライティング)と面接(スピーキング)が入ったり、リーディングが論説文になるなど、低学年では取りにくいものとなります。小手先の簡単な対策では合格できなくなり、合格する場合もライティングを取れない分をリスニングで強引にカバーするなどいびつな形での合格となりがちです。

まとめ

以上をまとめますと、三検の取り組むべき時期は大体このようになるかと思います。

  • 漢検…中学受験に役立つ。漢字が好きなら、まだ忙しくない低学年のうちに取っておくと良い。
  • 数検…低学年のうちに取っておけば、将来の中学受験に役立つ。中学受験勉強開始後にやる意味はあまりない
  • 英検…中学受験にはあまり関係ない。取りたい場合は低学年のうちに取っておき、中学受験の邪魔にならないようにすると良い

ということで、中学受験を検討しているご家庭では、三検をやるならいずれも低学年時にやるのがおすすめです。但しいずれも必須ということはありません。お子さんが気乗りしない場合は、無理に三検を受けさせる必要はないと思います。

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