試験対策委員(シケ対)という制度
東大内では常識ですが、外部にはあまり知られていない「シケ対」「シケプリ」という言葉。珍しく記事になっていました。
「官僚になる前から官僚的」東大生が受け継ぐテスト対策の伝統 システムを作り、黙々と運用する
東大生は多くが官僚になる。それは大学1年生時点から決まっているようだ。東大卒業生でライターの池田渓さんは「代々1年生は、期末試験を乗り切るための『シケ対』という互助会を組織する。この組織に法律を作って粛々と運用する官僚の資質を感じた」という——。
シケ対とは、試験対策委員の略。シケプリとは、試験対策委員が作った対策プリントです。シケプリの内容は、授業の板書だったり、シケ対による解説や授業の要約だったりと様々です。
上の記事には出てきていないのですが、全体をまとめるシケ長(試験対策委員長)もいます。というか僕がやっていました。
僕の頃のシケ対制度は、各クラスまたは学科で1人のシケ長を選出し、そのシケ長が科目ごとにシケ対を決めたり、出来上がったシケプリを集めて印刷し、みんなに配りました。今はネット上において各自がダウンロードして印刷するそうなので楽になりましたね。
シケプリは勉強のためのツール
シケプリは、ズルをする道具ではなく、カンニングペーパー等でもありません。授業に来られなかった子が授業の内容を確認したり、他人の目を通して授業を再確認するなど、シケプリを通じて勉強ができるという効果が大きいものです。
先生方も、大部分はシケプリを肯定的に捉えていました。
中学受験塾もシケプリがあってもいいよね
そういう背景がありますので、個人的にはサピックスなどの塾で子供が受けてきた授業を基に親が試験対策プリントを作って、仲の良い親同士で交換する、といった方法もあって良いのではないかと思ったりします。
中学受験は1校の定員が300とかあるので、足を引っ張り合うよりも協力し合った方がトータルで得なんですよね。まあ別にシケプリは単なる一例で、言いたいのは、仲の良い親同士で協力し合うと中学受験はめっちゃ有利になるよねって話です。女性は分かりませんが男親同士だと結構できるんじゃないかなあ。
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