メモ:算数のテスト結果の見方

こういうのは思った時に書かないとすぐ忘れるのでメモ。

算数のテスト結果の見方

子供が受けるテストというのは、大きく分けて2種類あります。

  • 単元の理解力確認(単元末テスト、週ごと・月ごとのテスト、学校のテスト)
  • 総合的な実力確認やコンテスト系(算数オリンピック、全国統一テスト、入試模試など)

僕は前者のテスト結果を見る時は、「理解していたかどうか」で点数を付けるようにしています。計算ミスや読み間違いなどによるカウントは別扱いにするということです。

分析の方法

テストの点数が100点でない場合、当たり前ですが、減点されています。

減点の内容を細かく見ると、例えば以下のような要素があります。

  1. 問題文を正確に読む
  2. 問題文から計算の仕組みを考える(式を立てる)
  3. 計算する
  4. 答えを書く
  • 1は低学年の最大の壁。「国語からやった方が良い」と言われることも。ただ普通の国語力があれば3~4年くらいでこの壁はなくなる。
  • 2こそが僕の考える「算数を解く」ということの本質。小6までの間、テストで「その単元の理解度」を評価する際は、ここのみを見るべきと考えています。
  • 3は計算力。いわゆる「計算ミス」が発生する場所。計算力は重要ですが、単元の理解度とは別の話です。
  • 4も低学年の壁。単位の書き忘れや、聞かれたのと違うことを答えてしまうなど。

そして盲点になりやすいのですが、1~4をやるだけの時間があったかどうか。これを0とします。

これらを踏まえてテスト結果を表にします。

0 時間切れ 1 読解 2 解く 3 計算 4 答え
問題1 ×
問題2
問題3
問題4
問題5
問題6 ×
問題7 ×
問題8 ×
問題9
問題10 ×
合計 9問 9問 7問 5問 5問

※高学年だと1と4は要らないかも

表の見方

テスト結果としては10問中5問正解で、100点満点なら50点の結果です。

しかし肝心の2に関しては7問できています。つまり単元の理解度は70点です。

しかも問題10が時間切れで解けていませんね。問題10ももしかしたら時間があれば解けていたかもしれません。

そこで、後で問題10をゆっくりやってみます。もし解けたら、理解度は80点と評価します。

では、理解度80点と実際の50点の違いは何でしょうか。上の場合だと

  • 時間切れ 10点
  • 計算間違い 20点

80点と50点の差は、この30点です。

こういう風に毎回のテストを集計していくと課題も見えてくると思います。

中学受験塾のテストは時間が短いものが多いです。そうなると問題が解けないし、時間が足りないせいで計算も雑になります。つまり実力がかなり測りにくいです。

そういった点を加味したうえで、子供の本当の「理解度」を測っていきたいと考えています。

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