受験勉強を有利に進める先取り学習
前回の記事に続いて2回目になります。
四谷大塚・早稲アカの教科書「予習シリーズ」4年上を10回目(10週目)まで終えました。第6回~第10回について3年生までのうちにこれを先取りしておくと有利になる!と思ったポイントをまとめてみます。
おすすめ度を★★★、★★、★の3段階で表示しました。
算数
計算(★★★)
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- 小数と分数の四則(+-×÷)
予習シリーズ4年上では第6回が小数、第7回が分数の回になっていて、それぞれたった1週間で学ぶことになります。この時に始めたのでは明らかに演習量が足りず、苦労することになります。あらかじめやり方を知っているだけでなく、息を吸うように自然と計算ができるようになっていると、かなり有利に進められます。
一応この時点では分数・小数の掛け算や割り算は知らなくても解けるように問題が作られてはいますが、知っていた方が楽に解ける問題も多いです。小6の範囲まで、つまり分数小数のかけ算わり算までマスターしておくのがおすすめです。
図形の名前(★★)
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- 直角三角形、二等辺三角形、直角二等辺三角形
- 正方形、長方形、ひし形、平行四辺形、台形
学校でも、公文式にしてもドリル学習にしても、巷の勉強方法の多くでは自然と計算が中心となってしまい、図形は手薄になりがちな分野です。
図形の名前を知っているというのは、その図形の定義を知っていることになりますから、名前だけでも知っておくと楽になります。
例:「平行四辺形とはどんな図形か?」
予習シリーズ4年上の第8回では三角形を学びながら角度問題の解き方を学び、第9回では四角形を学びながら面積問題の解き方を学びます。そのため、三角形や四角形については予めある程度知っておかないと、応用的な問題まで進めずに1週間が終わります。
国語
漢字(★★)
漢字はずっと週10個ペースです。総合回は復習なので、毎週の新規に出る漢字の数で言うと10個、10個、10個、10個、0個、の繰り返しになります。
また、現在は小4で都道府県に使われる漢字を全て習うのですが、実際は社会上巻第4回までに全部書けるのが望ましいです。「新潟」「岐阜」「愛媛」など難しい字も多いので、3年までのうちにやっておくと良いと思います。
四字熟語(★)語彙(★)
こちらも引き続きになります。うちで使っていたのはこの辺です。
社会
都道府県と県庁所在地(★★★)
予習シリーズ4年上では、第4回に引き続き第6回でも都道府県と県庁所在地を学びます。前回同様、47都道府県の場所と名前と県庁所在地を覚え、さらにそれを漢字で書くところまで完璧にしたいです。
- くもんの日本地図パズル…都道府県名と場所を覚えられる
- 1日10分でちずをおぼえる絵本…都道府県の形を覚えられる
- NHK「見えるぞ!ニッポン」…都道府県の名産などを覚えられる
地図記号(★)東西南北(★)
地図には「〒」や「文」など様々な記号があります。予習シリーズ4年上の第7回ではそれらの記号を全部マスターすることになります。全部覚える必要はありませんが、あらかじめいくつか知っておくと、取っ掛かりがあるので学びやすいと思います。
学び方としては、まずはネットの地図(グーグルマップ等)で自宅周辺、学校周辺、最寄り駅周辺の地図を出してみるのは良いと思います。
東西南北の方角についても慣れ親しんでおきたいところです。前後左右と東西南北は違う(自分の向いている方向が変わると前後左右は変わるが東西南北は変わらない)とか、自分が北を向いている時右にあるのは東、といったことが意識せず自然にすらすら分かるようになっているのが望ましいです。
こちらは教材で学ぶというよりは、普段の会話の中で身に着けたいところです。
理科
予習シリーズ4年上理科の第6回から第9回の範囲は「春の生物」「太陽」「水のすがた」「光」です。暗記するものは少ないので、座学の先取り学習で対応できるものは少ないと思います。
ただ、子供の興味を元々広げておけば、新たに学ぶ際に頭に入って来やすいことは間違いないです。生物でしたら普段から身のまわりの動物・植物について知っておくとか、水でしたら冷凍庫で氷にするとか沸かして沸騰させるとかで実際に水が変わる様子を体験するとか。
教材で対応できない部分ですが、理科で先取り学習すべきことは何かと言われたらこのような「体験」が先取り学習に当たるのかなと思います。
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