先取りで点数が取れないのは失敗なのか

失点の理由を分析する

先取りをするご家庭で、1学年上のテストを受けて、点数が取れずに挫折するというケースがあるようです。

その場合、点数が取れない理由を分析してみると良いと思います。

おそらく「テスト時間が足りない」というのが原因の1つに挙がって来るのではないかと思います。

頑張れば解ける問題なんだけど、制限時間内に解ききれなくて、点数が取れない、みたいなやつです。

1学年上のテストは、出題範囲や問題の複雑さだけが1学年上がっているわけではなく、文章量や計算量も1学年上がっています。なので、分量が多すぎて時間内に解ききれず、点数が取れない、ということが容易に起こりうるわけです。

じゃあどうすればよいかというと、後はもう何のために先取りをしているかという話になって来るかと思います。

他の子の思考速度に付いていけないという意味では、1つ上の学年の集団授業への参加は難しいかもしれません。

しかし自宅学習中心でやる場合などは、点数そのものよりも「時間さえあれば解けた」「勘違いや計算ミスがなければ解けた」は解けたとカウントして、仮想の点数を出して評価するのも手だと思います。

子供はすぐ背伸びしたがるので「先取りをしたい」という発想自体は出て来る子も多いと思いますが、テストであまりいい点数が取れないと、先取りをやりたくないと思ってしまう恐れもあります。楽しく先取りできると良いですよね。