開成高校の新校舎建て替え工事が開始!授業への影響や、人気・入試倍率はどうなる?

開成高校の新校舎立て替えが開始!

開成高校がついに校舎の立て直しを敢行します。校舎が汚すぎて逆に社会に出てから病気にかかりにくくなるとまで言われる現在の校舎を解体し、新しいカッコいい新校舎に生まれ変わります!

5年後にな

そう、なんと開成高校の校舎工事は2019年4月から2024年7月まで5年間の長期計画になっているのです!(厳密には去年から始まってるけど)

そうなってくると気になるのが、工事期間中の授業ですよね。まあ結論から言いますと大丈夫なんですけど、なんでそんな長期になるのかという点も含めて、今回は詳しく見ていこうと思います。

あ、僕はただの開成高校OBです。公開されてる情報を見ただけで、そんなに詳しいわけではありません。

これが開成の新校舎だ!

開成高校の新校舎はこんな感じになるそうです!

開成公式サイトの方では、より詳しい説明とかも見られます↓

新校舎の概要 | 開成中学校・高等学校 創立150周年記念事業 開成の未来を創る
開成中学校・高等学校 創立150周年記念事業 開成の未来を創る

新校舎のイメージ動画もあります。

開成に行ったことがある人向けに、西日暮里駅から開成中学・高校への通学路を超ざっくり説明すると、大体こんな感じです。

開成高校の新校舎工事計画

開成高校の新校舎の建設計画はざっくりまとめるとこんな感じです。

  1. 体育館をつぶす
  2. そこに6階建ての建物を建設。教室と大体育館が作られる
  3. 教室などをつぶす
  4. そこに特別教室・小体育館・図書館とかを作る
  5. 特別教室をつぶす
  6. 特別教室だった場所はグラウンドになる(現在のグラウンドが広くなる)

見て分かる通り、教室はまず新しいものを作ってから古いものをつぶします

すべての建物を一気に壊すのではなく、1個ずつ順番に壊して作り直していくというのがポイントですね。教室が使えない期間がないので、学業への影響は少ない、但し少しずつ壊して建て直すので、完成まで時間はかかる、というわけです。

開成高校工事の具体的な影響

各学年ごとの、工事に伴う開成高校教室利用の影響をまとめてみます。

2019年入学生(2019年2月入試)

高校1年の時:4月からいきなり新しい教室が利用可能。新教室が使えるのは前年の途中からなので、開成の新高校校舎で最初に学ぶ代とはなりませんが、旧高校校舎で授業を受けたことがない最初の代となります。

高校2年の時:夏に教室以外の部分が完成。新しい特別教室と、小体育館、図書館、柔道場などが使えるようになります。(それまで特別教室は古いものを使います)

2020年入学生(2020年2月入試)

高校1年の時:夏に教室以外の部分が完成し、ほぼ全ての施設が利用可能になります。

2020年2月から2023年2月は、中学受験・高校受験の当日が工事期間と重なっていますが、おそらく受験当日は工事も休みになるなど配慮があると思われます。開成の校風としては騒音の中で合格できる子の方が合ってるような気はしますが。笑

2021年入学生(2021年2月入試)

高校1年の時:最初からほぼすべての施設が利用可能になります。

2022年入学生(2022年2月入試)

新しい開成高校の校舎完成後に中学受験をする代です。

2024年入学生(2024年2月入試)

教室だけでなく開成のほぼ全建物が完成した状態で中学受験をする代です。

新校舎建て替えの影響で開成の入試倍率が上がる?

一般論としては、校舎を建て替えた学校は入試の人気が上がるそうです。開成の場合も、文化祭などで学校に実際に来た子が、校舎のカッコよさで麻布や武蔵より開成を選んだりする、なんてことが多少はあるかもしれませんね。

ただ、筑駒より開成を選ぶ子が増えるのか?というと疑問です。そもそも筑駒は国立なので、入学金5万円、年間授業料が12万円程度と安いですからね…。(開成は入学時42万円、年間授業料50万円以上)

開成高校の教育内容に変化はある?

また、設備が変わることで開成の教育内容に大きな変化があれば、もっと人気が大きく変動するかもしれません。そっちの方が重要ですよね。

例えば教室の数が増えるので、英語教育や情報教育の内容が変わったり、クラス内の理系と文系で教室が分かれる時間の授業内容にも変化があるのではと思います。

開成中学の受験を検討している方は、校舎が変わるという「見た目」の変化だけでなく、教育内容の「中身」の変化も注視されると良いのではと思います!

開成高校校舎建て替え工事の影響まとめ

  • 少しずつ建て替えるので、教室が使えなくなることはない。その代わり工事が全部終わるまで5年ちょいかかる
  • 2021年9月頃から新校舎が使用可能。2019年4月以降の入学生は、高校入学後すぐに新校舎が使える
  • 2023年9月頃からほぼ全施設が使用可能。2021年4月以降の入学生は、高校入学後すぐに新設備が使える

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