【教材比較】サピックスVS予習シリーズ(国語編)

サピックス・予習シリーズ比較!

塾の教材比較は、中学受験塾を比較する際に欠かせないですよね。

というわけで、今回は小4国語のサピックスで使われている「デイリーサピックス」と、早稲田アカデミー・四谷大塚で使われている「予習シリーズ」を比べてみました。

すると、これは志望校によって有利不利がはっきり分かれるのではという結論が出ました。

今回は国語のテキスト比較です。なお、入塾判断材料にということで小4で比較しました。

サピックスと予習シリーズの最大の違い

国語のデイリーサピックスと予習シリーズの最大の違いは、文章題に付いている設問です。

予習シリーズは、選択肢から選ぶ問題、本文中から抜き書きして答える問題、自分の言葉で答えを記述する問題などがバランスよく出題されています。

一方デイリーサピックスは、Aテキストの文章題には選択問題もあるものの、文章題中心のBテキストはほぼすべて記述問題のみです。(クラスによってはAの文章題はあんまりやらない所もあるとか。詳しくは分かりませんが…)

選択問題は初心者向け、記述は難しい

解く側の難易度で言いますと、選択肢の問題が最も解きやすいです。読解できていれば正解できるためです。いっぽう記述は、その自分の頭の中にある読解できたものを、具体的な言葉に置き換えて紙に書く必要があり、設問の要求に合った形にして、なおかつ他人にきちんと伝わるように調整する必要もあるので、難しいです。

個人的な意見としては、国語の点数を上げるためには、まずは記号問題や抜き書きなどによって読解力を高め、ある程度文章が読めるようになってから記述の練習をした方が、無理なく国語力を上げられると思います。

国語力の低い子がいきなり記述をやると、読解できないから設問の答えが分からないし、それを記述することもできない、という二重苦が心配です。

しかし一方で、記号問題をいくらやっても記述力は身に着きません。記述力を身に着けるためには、記述問題をたくさんやる必要があるのは間違いありません。

それでは、デイリーサピックスと予習シリーズ、どちらのテキストが中学受験に向いているのでしょうか。

難関中学入試に限りサピックス有利

実は、難関校の代表である筑駒、開成、麻布、武蔵、桜蔭、雙葉などでは、国語は大部分が記述問題となっていて、記号問題などほとんどありません

小4の段階から記述の練習機会が多いデイリーサピックスは、筑駒・御三家の入試に向いていると言えそうです。

しかし一方で、記述は採点に時間がかかるという点に注意が必要です。

多くの中学入試では予習シリーズ有利か

最近は中学入試を受けると、その日の内か翌日に合格発表を出す学校が増えてきています。また、1年で2回以上入試を実施する学校も多いです。それらの学校では、記述は採点に時間がかかるので出題できず、記号問題がメインとなります。

そのため、受ける学校によっては、デイリーサピックスで大量の記述によって作文能力を磨くことは、必要のない訓練を積んでいることになるわけです。

御三家・筑駒は入試が1回しかなく、また受験者数や合格発表までの日程に比較的余裕があるので、記述問題を出題できる、とも考えられます。

こうなってくると、予習シリーズで基礎から丁寧にレベルを上げて行った方が、国語力が確実に付くし、良いのではないでしょうか。

ちなみに上位校でも、豊島岡、駒場東邦、慶応中等部、早稲田実業、渋幕、渋渋、聖光、浅野、フェリス、栄東、浦和明の星などでは記号問題や抜き出しが中心のようです。

(筆者調べ。違っている点がありましたら是非コメントで教えてください)

結論

というわけで、ここまでの話をまとめますと、こうなります。

  • 記述中心の中学の受験対策には、元々国語力が高い子にはデイリーサピックスが良い
  • 記述中心ではない中学や、国語力が高くない子には、予習シリーズが良い

というわけで、よほど国語が得意な子でなければ、予習シリーズの方が国語を学ぶのに適しているのではないかと思いました。(本来サピックスって、そのよほど勉強が得意な子のための塾なんですよね…。)

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