早期教育の「後で抜かれてしまう」という心配は比べる相手が間違っている

早期教育を頑張ってもどうせ後で抜かれてしまう説

早期教育をやる側の大きな心配の1つに、「小さい頃に頑張ってもどうせ後で抜かれてしまうのでは」というのがあるようです。

実際、最初だけ頑張っても、後で手を抜けば簡単に抜かれます。中学受験で考えると、小1~小3だけ頑張った子と、小4~小6だけ頑張った子を比べれば、後者の方が成績は良いと思います。

ただ、このように「早期教育をした自分」と「何もしなかった他人」を比べるのは得策ではありません。早期教育をやるのなら、「早期教育をした自分」と「何もしなかった自分」を比べるべきです。

早期教育は追加オプション

早期教育をした場合としなかった場合の比較というのは、要するに、小4~小6で頑張るという部分は変えずに、追加で小1~小3も頑張るかどうか、ということです。

例えば、今勉強しなかったら子供はその時間で何をするだろうかと考えます。それで、無駄にテレビを見たりゲームをしたりするくらいなら、ちょっと勉強してもよいのではないか、という考えに至るわけです。

ただもちろん、やりすぎて子供が勉強が嫌いになったりストレスが溜まるなど、長い目で逆効果では仕方ありません。やりすぎが良くないのは自明です。それも、やった場合とやらなかった場合の比較で考えれば明らかでしょう。

小学生の勉強や学力というのは性格や環境の差が大きすぎて、他者との比較はあまり意味がありません。早期教育においても、他の人と比べるのではなく、わが子がそれをやった場合とやらなかった場合を比べた方が良いと思っています。

コメント