2021年、開成の東大合格者数が大幅に減った理由
2021年の開成の東大合格者数は144人となりました。

東大合格者数ランキングでは開成が40年連続日本一になったと思われますが、合格者数自体は過去10年で最低となりました。その理由について考えてみます。
過去10年の東大合格者数推移
開成の2012年~2021年の東大合格者数の推移はこのようになっています。
昨年までは、最も多かった年が2012年の202人、最も少なかった年が、2017年の160人でした。2021年は144人ですので、最低だった2017年を16人も下回ったことになります。
さて、この数字は現役生と浪人生の合計です。
現役と浪人を分けてみると、合格者数が減った理由が分かります。
浪人…既に開成を卒業しており、大学に入らず1年間受験勉強しての東大合格者
現役と浪人の東大合格者数推移
現役と浪人を分けた東大合格者数のグラフはこのようになります。
グラフを見ると、現役生の東大合格者数は、例年通りだったことがよく分かります。
いっぽう浪人生は、過去10年で最低となっているのが分かります。2021年の開成の浪人東大合格者数は35人で、過去10年の平均(56人)を大きく下回っています。(最高66人、最低45人)
というわけで、開成の東大合格者数が減った理由は、浪人生の東大合格者が減ったためであることが分かりました。
なぜ開成の浪人東大合格者数が減ったのかは定かではありませんが、例えば今年からセンター試験が共通テストに変わったため、浪人してもセンター対策で現役生に対する有利度合いが減るので、去年の開成卒業生が浪人を選ばずに第二希望の大学に入った子が多かった可能性などが考えられます。
とりあえず現役開成生の東大合格者数は例年通りなので、来年以降も心配はないのではないかと思います。2006年(138人)や2009年(140人)はもっと少なかったですし。
むしろ中学受験の人気度で言うと、高校の校舎が新しくなることもあり、開成の人気は上がる可能性もあります。

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