特殊算は方程式で解ける
中学受験算数には特殊算と呼ばれる計算方法群が存在します。
で、そのうちの大多数は普通に方程式を立てれば解けるので、じゃあ方程式さえ使えたら特殊算を習う必要ってないんじゃないの?という話になってきます。
実際はどうなのかというと、たまに方程式の方が早い問題もありますが、テキストや問題集に出て来る問題はだいたい特殊算向けに作られているので、特殊算で解く方が早くて間違えにくいことが多いです。
中学受験算数に方程式を持ち込むの、個人的にはポッキーをチェーンソーで切るような感覚かなあ
確かにそれ持ってきたら何でも切れるけど、素材を考えてもっと早く・楽に・正確にやれる方法あったでしょっていう— おてう@中学受験と予習シリーズ攻略 2024/2025 (@oteu_bakusou) September 30, 2021
じゃあなんで方程式を教えてるの?
ではじゃあ何故うちでは子供に方程式をやらせているのか?
別にやらせてるんじゃなくて、子供が興味あったから教えただけです。
中学受験とかとはまた別の話です。
例えば先日うちの子がお団子を作りたいと言うので一緒にお団子を作りましたが、そのレベルの話です。子供が「やってみたーい」って言ったら、「よしやってみるかー」ってなるやつです。
方程式は中学受験の役には立たない
方程式を使えると中学受験で有利かというと、全くそんなことはないです。
正確に言うと、方程式を完璧に使いこなせたら、たまに使える機会はあります。しかし完璧に使いこなすためには、公文式や数検などでやるような単純計算だけでは足りません。ちゃんと時間をかけて難しめの文章題に取り組んで習得する必要があります。
もちろん場合によってどちらが便利な場合もあるので、特殊算で解く方法と方程式で解く方法を両方覚えておいて、使い分けたらいいです。いいですが、そこまでやるだけの時間は普通なかなか取れないのではないかと思います。
もちろん時間が取れるなら、そして子供が興味があるなら、やって悪いことはないと思います。
蛇足
僕が最近思っている感じで言うと、中学受験の勉強というのは、長い人生全体でみるとあまり役に立たないことの割合が多く、どちらかというと邪魔な存在です。
なので最近特に「中学受験のための勉強」よりも、それ以外やその先のことの比率が大きくなっています。
中学以降の数学や英語をやっているのも、中学受験のためではないです。
ちゃんと書かないと誤解されやすそうですね。そのうちちゃんと書きたいなと思っています。
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