採点に模範解答を使わない理由

採点に模範解答を使わない理由

僕は子供の算数の問題を採点する時、できるだけ模範解答を見ずに自分で解くようにしています。

算数以外もできるだけ、子供が解いている横で問題を見て一緒に考えるようにしています。

子供と一緒に疲れるメリット

子供と一緒に頭を使うと、子供の現在の疲れを知ることができ、苦楽を共有できます。ここでいう「苦楽を共有する」というのは精神論ではありません。子供が「つかれた~」などと言い出した時に、親も頭を使っていれば、子供が今どのような気持ちで「つかれた~」と発言したのか、僅かばかりでも推し量ることができます。

問題を解く際にあなたが「面倒だなあ」と思うなら、子供も同じことを考えています。どうすればやる気が出るか考えてあげましょう。ほんの3分の休憩で劇的に作業効率が改善することもあります。

親が自分だけ頭を使わず楽をしておきながら、頑張っている子供に「まだまだ頑張りが足りない」とか言ってしまうのは良くないです。


子供の回答時間を見る

算数や国語の文章題などでは回答速度が重要になる場面がありますが、「はじめ!」で始めて、終わるまでの時間を計測するだけでは、子供が回答にかかる時間を正確に測ることができません。

実際に遠くからこっそり見るとわかるのですが、幼稚園児や小学生くらいだと、途中ぼーっとしたり、他の事に気を取られたりする時間が結構あったりします。家での勉強は特にその傾向は強いでしょう。家には誘惑や邪魔がおおいからです。

うちの上の子の場合は、下の子が歌い始めたり、あとは救急車が通ったりするだけでも手が止まります。笑

純粋に問題を解くのにかかった時間を知りたい場合は、そういう様子を観察することが重要です。だから隣にいて、そうすると基本暇なので、自然と子供と一緒に問題を解くことになります。

答えに至る過程を説明できる

答えに至る過程が、模範解答にすべて書いてあるとは限りません。

例えば算数の図形問題で、補助線を引くと解ける問題があります。

いきなり模範解答を見てしまうと「ここに補助線を引くと解けるよ」と教えることになりますが、本当に重要なのはなぜそこに補助線を引こうと思ったかです。

とはいえ実際は使うよ

模範解答を使うのは、基本的にはいいことです。

ただ、こんな弊害もあるよねってことで思ってたことをまとめてみました。僕が個人的に問題を解くのが好きだからやってるってのも大きいかもしれませんが・・・。

ただ少なくとも、妄信的に使うのではなく、場面に応じて上手に使っていきたいなと思っています。

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