漢字のトメ・ハネ・ハライの中学受験での考え方

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漢字のトメ・ハネ・ハライ問題

中学受験界隈のみならず、小学生の親の間でたびたび話題になる、漢字のとめ・はね・はらい。中学受験塾では、かなり厳しく採点する塾も多いようです。

今回は、中学受験で漢字のとめ・はね・はらいは実際どのように採点されているのか、文科省の見解と現場の事情、そして最後に僕が親として子供にどのように漢字を教えるか、をまとめました。

記事が長くなったので最初に僕の結論をまとめますと、中学受験ではトメハネハライを正確に見る学校が多いですが、文部科学省も学習指導要領もそんなことしろとは言ってません。とはいえ子供にはまずは漢字の基本を学んでもらい、将来オリジナリティを出したくなった時はそこから自分の好きなように崩していってくれたらと考えています。

中学受験で56%の学校が漢字のトメ・ハネ・ハライの間違い減点

中学受験において、トメ・ハネ・ハライが間違っていたら減点するという学校は半数以上にのぼるそうです。

 

漢字のトメ・ハネ・ハライを減点しない学校は全体の31%だそうです。個人的には、この割合は思っていたより高かったです。

トメ・ハネ・ハライは厳密にお手本と同じである必要はない

もちろん明らかに間違っている漢字はバツにすべきなのですが、厳密にお手本と同じでなければバツになるという考え方は間違っていると僕は考えています。

文部科学省は柔軟に評価してねと言っている

文部科学省(文化庁)は、漢字について「その文字特有の骨組みが読み取れるのであれば、誤りとはしない」と言っています。

常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について

これは最近急に方針転換があったわけではなく、1949年に発表された『当用漢字字体表』から現在に至るまで一貫しています。

また、学習指導要領においても上記が引用され、柔軟に評価することが望ましいとしています。

▲学習指導要領にも記載されている

 

ちなみに「字体」と「字形」の定義はコチラ。

勝手に×にする人たち

しかし、このような文科省の指導を無視して、個人の持論に基づいて×にする人たちがいます。

その辺の裏事情については、こちらの高校生が作った動画によくまとまっています。(東京ビデオフェスティバルの大賞受賞作品だそうです)

そもそも中学でそんな細かい所教えてるの?

中学入試というのは、中学側が自分の所に来て欲しい子の能力を測る試験です。なので入試で漢字のとめ・はね・はらいを厳しくするということは、理論上、その学校に入学した後もそのような厳しい漢字教育を受け続けるということになります。

実際に、そうなのでしょうか…?

中学側の事情もある

とは言え中学側にも、厳しく採点しなければならない事情もあります。それは、採点者が複数人いる時に、公平な採点ができない、という問題です。

採点するには、何か基準を作らなければいけません。その時に「お手本通りならマル、それ以外はバツ」とするのが手っ取り早く、迅速な採点が可能になるのかなと思います。

中学受験の採点は、膨大な回答をたった1日で処理するという無理を強いられる現場なので、ある程度は仕方がないかな、という気もします。(じゃあ怪しいのも全部マルにして、全く書けなかった人との間で差を付ければいいのに、とは思いますが)

漢字のとめ・はね・はらいに関する僕の考え方

うちではどうしているかというと、まずは標準的な漢字の形を学び、世間に迎合してもらいます。そのうえで、将来自分が漢字でオリジナリティを出したくなったら、その時に自分で崩せばいいと思っています。

ということで、まずは標準的な漢字の形をお手本とし、その通りに書く練習をします。

しかし、お手本通りに書いてもやはり多少の個性は出ます。個性として認められる範囲の字形の違いについては、例えば「文科省はこれでいいって言ってるけど、テストでバツにする人がいるかもしれないから一応正しい字を覚えておこう」などと言っておきます。

うちの場合は、テストというのは相手の答えてほしいことを答えてあげる競技であると認識しているので、その点は問題ないと思います。

まあ実際のところは、どこまでセーフかなんて僕にもよく分からないので、結局手本と同じかどうかで採点するしかないんですけどね。

ただ採点の上で特に慎重にやりたいのが、子供が疲れていたり、眠かったり、やる気が著しく低い時に書いた漢字。ぐしゃぐしゃになっていてひどいです。こういう場合、子供が字の骨格を正しく認識しているかのみを判断し、字として汚くて読めなくても不問としています。辛いのに取り組んだだけで偉いです(疲れてる時にやっても頭に定着しないからやらなくていいと言っているのですが、義務感からかやってしまうことがあります。あんまりいいことじゃないですが、努力に対する評価はしたいと思っています)

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